ラグドールを飼っている人が困っている7つの事

ラグドールを飼っている人が困っている7つの事
ぬいぐるみという意味を持つラグドールは、1960年代にアメリカで交配種として誕生しました。大型種にも拘らず飼い主に従順なおとなしい特徴を持ちます。体毛は2色のバイカラーの長毛種でダブルコートで非常にかわいい猫種ですよね。

可愛いラグドールですが子猫に見られる好奇心の数々、換毛期の抜け毛、爪とぎ、噛みつきなど、他種猫でも見られる困りごともあります。また、ラグドールは何と言っても食欲旺盛で日々成長して瞬く間に大きくなりますが、好きに任せての食餌は困ったことにもなってしまいます。

さて、今日はこのふっくら可愛ラグドールを上手に飼う方法と、ラグドールを飼っている人が困っている事についてお伝えします。ではご覧ください。


ラグドールを飼っている人が
困っている7つの事

 

何でもオモチヤにしてしまいます

子猫はラグドールに限らず遊ぶのが大好きで、飼い主の迷惑などなんのその、無邪気に戯れます。ふっくらとしたぬいぐるみの雰囲気のあるラグドールは、まさに目の中に入れても痛くないと思えるかもしれません。

例えば、せっかく畳んだ洗濯物などは格好の遊び道具、狭い所に入り込むのも得意です。そこで、怒ることも忘れて愛猫の戯れを見ていると、まるで癒しの魔法に掛かったような時を過ごします。

しかしこれでは、家事の手は幾つあっても足りません。小さな愛猫のラグドールの可愛い盛りの今しか味わえない貴重な一コマは、無下にはできない気持ちもあってもどかしくなってしまいます。

 

爪とぎを止めさせられません

ラグドールの爪とぎは、生後5週齢ころからおこなわれる本能のポーズです。手当たり次第に爪とぎします。特に以前からの匂いが浸み込んだ壁などは真っ先に削られます。爪とぎはマーキングしていることです。

自分をアピールしています。そこで、爪とぎをしてほしくない場所に合成フェイシャルフェロモンをスプレーし、爪とぎ器を用意しました。爪とぎ器は種類があるのでラグドールが気に入るかがポイントになります。

そこで粘り強く手を変え品を変えて、その効果を見定めていく根性が必要です。結局のところラグドールの伸びた爪を小まめに手入れして、絶えず飼い主と向き合っていく姿勢が大切なのかもしれません。

 

抜け毛が気になっています

ラグドールはバイカラーの長毛種の被毛を持つ大型の猫です。その被毛は柔らかく豊富にあって絹のような肌触りです。ところが、フローリングなどに抜けた毛が落ちているので、気になってしかたありません。

ラグドールの被毛は新しい被毛に順次入れ替わっていきます。猫毛の成長は日に3mm伸びると言われます。季節の変わり目(春秋)のポインテッドの換毛期には顕著に見られる現象です。

室内飼育では小まめの床掃除は必須になります。抜け毛が気になってしかたない場合は、空気清浄器の活用や小まめの床掃除やブラッシング、シャンプー可であればまとめて処理するのがよいことになります。

 

シャンプーを嫌っています

ラグドールをシャンプーできずにいます。嫌がる素振りを見せます。以前飼っていた他種の猫たちはシャンプーを嫌がりませんでした。猫のシャンプーはアレルゲンのもとを少なくできる効果を期待しているからです。

少しでも汚れを落として清潔に保ちたいという飼い主の思惑もあります。しかし、一説にはシャンプー後1週間で空気中アレルゲン量は元に戻ると言われます。それでもシャンプーはできればしたいものです。

その一方で、ラグドールも猫本来の性質として体を濡らすことを嫌います。そこで、シャンプーのストレスを避けて必要なとき以外はせずに、普段は濡れタオルで汚れた部位をふき取るのが賢明な手段になります。

 

加減のない噛みつきをします

ラグドールの噛みつきに困っています。甘噛みではなく結構痛いです。子猫のときに親や兄弟からはやく引き離されたかもしれません。遊びを通じて致命的な怪我を負わせない自制することを学べなかったのです。

他者から遊びを通して多様なことを学ぶものです。そのチャンスを逸した可能性があります。社会性が乏しいためと考えられます。そこで、可愛そうなラグドールに飼い主が一緒に遊んで学ばせていきます。

猫用のオモチャを使って、しばらくはラグドールと遊びながら自制の加減などを覚えさせます。その際は決して手を噛ませて遊ばないことです。そうでないと手に噛みついてもよいのだと学習するかもしれないからです。

 

食餌のメニューに迷っています

ラグドールの食餌の与え方で迷っています。ドライフードとウェットフードの両方を食べさせる方法。また、ドライフードだけ食べさせる方法をどちらにするかです。そして、一日三食か。朝夕の二食にするかです。

ラグドールは大型種です。そこで、運動量も加味して食餌量を与えていきます。食餌量は週齢や月齢、年齢による個体差によって異なります。それに対処するためには必要量を食べさせることが重要です。

そこで、ドライフード単独でメーカーのガイドラインによる与え方を基準にします。ラグドールの健康を第一に考えれば、質の良いドライフードだけで育てた方が、過不足のない栄養成分を与えられるようです。

 

転落や不意の事故を心配しています

ラグドールは抱っこされると甘えてきます。非常に優しく温和な性格で飼い主に従順です。爪でひっかかない傾向があり狩りの本能も希薄になっているようです。また、それ等は遺伝的なものだと言われています。

そして、多種の猫たちより奥手になっていて成熟までに2~3年を要します。がっしりしていて筋肉質の身体は、ロング&サブスタンシャルタイプと言われ猫の品種では最大クラスのスケールの猫になります。

体重は10Kgを超えるオスも見られます。動きは緩慢で敏捷性に欠けるために咄嗟の事故が心配になります。マンションなどの高い所では、開けていた窓からうっかり外に落ちるかと心配になります。

 

ラグドールはふっくらした狸さんにも例えられるくらい、愛くるしい風貌をしていますよね。しかし愛猫飼育には必ず問題はつきものです。個々の愛猫は各々が違う個性を持って生まれてくるので仕方ないものです。

そして、その困りごとを解決するために取り組んだ苦労の数々は、飼育する者の至福の喜びなのかもしれません。

ラグドールを飼って困った事が沢山あるかもしれません。でもそれはラグドールに限ったことだけではありません、ですのでこれからもラグドールを大切に飼っていってくださいね。

まとめ

ラグドールを飼っている人が困ってしまうのは

・遊び盛りなので何でもオモチヤにしています
・爪とぎを止めさせようと奮闘しています
・季節の変わり目の抜け毛が気になっています
・シャンプーを嫌うのでその代案を考えています
・加減のない噛みつきを何とかしたいと思います
・食餌の内容や与え方で迷っています
・マンションなどの窓から転落する恐れがあります


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