シンガプーラを飼いたいあなたへ伝えるアドバイス

シンガプーラを飼いたいあなたへ伝えるアドバイス

「シンガプーラ」とは、実は世界で認められている猫の品種の中でも最も小さい猫のことです。体は非常にスレンダー、大き目の子猫程度にしか成長しないのに、「ティッキング」という美しい毛の光沢を持っています。そんな華奢で幻想的な印象から「小さな妖精」と呼ばれることも。

ただ、シンガプーラは最近になって認知されるようになってきた猫種です。高級猫の一種ではありますがその実態についてはあまり知られておらず、飼いたくても飼い方に困る人は少なくありません。また、その小柄な印象から体調管理を心配されることも・・・。

そこで、今回の記事ではシンガプーラ猫の飼い方についてのアドバイスをご提供しています。お家に小さな妖精をお迎えするときのご参考にお使いください♪

 


シンガプーラを飼いたい
あなたへ伝えるアドバイス

 

食事量・食事の種類について

見た目通り、シンガプーラは非常に小柄な猫です。そのため、食事量は少なめで構いません。普通の猫や大型猫と同じ量のご飯を与えてしまうと肥満につながることもあります。

もちろん、猫ちゃんがもっと欲しがるようであれば少しくらいの増量は検討しても良いものの、基本的には体格を考えながら判断してあげてください。

なお、シンガプーラはとても飽きやすい性格を持つ猫です。ご飯が毎回同じでは飽きてしまうこともあるため、ドライフードなどを数種類用意して日替わりで与えると良いでしょう。たまにはウェットフードをあげると喜びます。

 

シンガプーラは寒がり

シンガプーラは、エジプシャンマウやアビシニアンといった猫と同様に短毛種の猫です。このような短毛種の猫は夏には強いものの、秋や冬の寒さは苦手。シンガプーラは元々は東南アジアであるシンガポールで生まれた猫であるという歴史も影響していると考えられます。

身の回りがあまりに寒いとシンガプーラにとってストレスとなりますので、温かい猫用ベッドやブランケットなどを常に用意してあげてください。寒くなってきたらホットカーペットを出すのも良いでしょう。また、人間の膝でお昼寝するのも意外に大好きです。

 

静かな環境を整えること

元々とても小さな猫であることから、シンガプーラは非常に神経質。自分に合わない環境下に置かれると多大なストレスを感じてしまいます。特に騒音を非常に苦手としており、自身の鳴き声も小さめですので、シンガプーラを飼うときにはなるべく静かに生活するようにしましょう。

また、地域の工事など不可抗力によって騒々しくなってしまう場合は、騒音が聞こえる間やその後の精神的ケアも大事にしてあげてください。飼い主が構ってあげるだけでもシンガプーラにとっては救いになります。

 

ベランダに出すときには注意

高層マンションや集合住宅で飼っているときに注意したいのは、うかつにベランダに出さないことです。てすりに飛び乗ったシンガプーラがそのまま落下してしまうことがあります。たいていの猫は高いところから落ちてもきちんと着地できるとは言われているものの、不慮の怪我は避けられません。

たまには外で日光浴をさせてあげたいのはやまやまですが、できるだけ室内で過ごさせてあげましょう。どうしてもベランダに出すときは決して目を離さずにいてください。

 

ブラッシングはできれば毎日

シンガプーラは短毛種の猫のため、頻繁なシャンプーやブラッシングは必要ないと言われています。実際シャンプーは1か月に1回程度で十分です。

しかし、ブラッシングはできるだけ頻繁に行っていないと毛玉をためる原因となります。それに、シンガプーラ猫は始終毛づくろいをしているため、自分で毛玉を飲み込んで体外に排出できなくなってしまうことも少なくありません。

体の中に毛玉がたまると深刻な健康障害につながることも少なくないのです。シンガプーラ猫の健康を守るため、またスキンシップをして関係を深めるという意味でも、できればブラッシングを毎日行ってあげましょう。

 

シンガプーラがかみついてきたら

シンガプーラ猫がかみついてくることがたまにあります。ただ、これは猫がこちらを攻撃したいと思っているのではなく遊びたいと伝えてきているだけですので、おもちゃなどを使って遊んであげてください。大体10分くらい遊ぶと満足してくれます。

ところで、シンガプーラは地上でもっとも小さな猫です。そのためか、かみつかれてもあまり痛さを感じません。猫としては本気で噛みついているつもりでも全く痛みを感じないため、「かえって可愛らしい」と感じる人も多いようです。

 

シンガプーラを飼うための5つの注意点、いかがでしたか。

シンガプーラは非常に小さくデリケートな猫ですので、食事や生活環境に常に気を配ってあげなければなりません。食事量は少ないといってもバリエーションが必要だったり、騒音が苦手なシンガプーラ猫に合わせて静かに生活する必要があったりと、気をつけることはたくさんあります。

また、ベランダから落ちないように注意したり、体に毛玉が貯まらないようにブラッシングしたりと他にも注意点が。小さくて飼いやすいながらも常に気を配らなければならない猫と言えるでしょう。

しかし、「遊ぼうよ」と言って甘え噛みしてくるという可愛らしい点も。飼い主の膝で眠ることも大好きなので、手間暇かけた分は必ず返してくれる猫でもあると言えます。

 


■まとめ■


シンガプーラ「小さな妖精」を飼うために知りたいアドバイスとは?

・食事の量は少なめ&バリエーションは多く
・温かめのベッドや毛布を用意
・騒音嫌いなシンガプーラを飼うときは静かに生活しよう
・ベランダから落ちないように要注意
・シンガプーラの甘え噛みは「遊ぼう」のサイン


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