猫エイズにかかったペットとの関わり方、3つのヒント!

猫エイズにかかったペットとの関わり方、3つのヒント!

猫エイズウイルスに感染してしまった猫とは、どのように過ごすべきでしょうか。接し方によっては長生きさせられると言われていたり、ストレスを与えると良くないと言われていたり。猫エイズに係る情報は今では色々なところで知ることができますが、飼い主と猫との関わり方についてはあまり知る機会がありません。これでは、いざ飼っている猫が猫エイズになったという時に、飼い主側はあたふたしてしまうことになりかねません。猫が苦しい思いをしているのですから、こんな時は飼い主がしっかりしてあげないといけませんよね。

今回は、猫エイズにかかった猫と飼い主は、どのように接して、どのように関わって行けばよいのか、適切な態度などをお伝えします。

 


猫エイズにかかったペットとの関わり方、
3つのヒント!

 

ストレスの軽減が猫エイズ発症期を遅らせる

まず、最初に覚えておきたいのは、猫エイズは感染から重い病状になるまで、年単位で時間がかかることが少なくないということ。つまり、感染してすぐに命の危険が迫ってくるわけではないのです。この重い症状を見せる時期を「猫エイズ発症期」、その前の健康な猫と変わらず元気に過ごせる時期を「無症状キャリア期」と言います。猫エイズ発症期に入ると、残念ながら猫は急激に免疫力が衰え、段々と身体が弱って死んでしまいます。そのため、猫エイズで肝心なのは、無症状キャリア期をいかにして引き延ばすかということになります。

そのためには、猫になるべくストレスをかけないようにすること。無症状キャリア期にいかにストレス無く過ごすかで、猫エイズ発症期が来る時期が決まると言われています。ストレスに限ったことではありませんが、猫エイズの発症は些細なことが引き金となって起こりやすいのです。と、いうことは、猫エイズの感染が発覚した時、まだ発症前なら、それからストレス無く過ごさせるようにすれば、命を永らえる可能性が大きくなるということです。

 

過保護も猫にとってはストレスになる

「猫にストレスをかけないように」と思い詰めて猫と接すると、どうしても過保護になりますよね。でも、過保護な飼い方は、猫にとってストレスになってしまうことがあります。例えば、心配だからと常に監視するような状態になったり、病気の感染を防ぎたいからと寝床を頻繁に掃除するようにしたりなど。これらのことを、感染が発覚してから急にし始めると、飼い主の今までの態度とのギャップに猫は戸惑い、ストレスを感じます。もちろん、その猫が家に来た時から習慣として行っていることなら、猫にとっては慣れたことでストレスにはなりませんが、猫エイズをきっかけに過保護になると、態度の違いに混乱してしまうようになります。

あくまで、健康上問題の無い範囲で普段通りに接してあげることがポイントです。また、猫エイズに感染したからと、悲観的な気持ちで猫と接するようになると、そのマイナス感情が猫に伝わって良くないとも言われています。確かに重い病気ですが、すぐにお別れが来るわけではないのですから、猫には明るく接するようにしましょう。

 

多頭飼いの場合は、他の猫との関わり方にも注意しよう

猫にとってストレスになるのは、飼い主との関係や環境だけではありません。多頭飼いの場合は、他の猫との関係にもストレスを感じることがあります。例えば仲の悪い猫がいる場合や、猫同士の嫉妬などには気を付けましょう。仲の悪い猫が同居している場合は、ケンカになった時に相手の猫にも猫エイズウイルスがうつってしまう心配があります。もちろん、血を見るようなケンカにはならなくとも、不仲というだけで常に緊張状態になり、ストレス源になります。

猫同士の嫉妬というのは、猫エイズにかかった猫ばかりを飼い主が気遣うことが多くなり、他の猫にあまり構わなくなるために嫉妬するということです。猫は上下関係を気にしやすいので、自分より下位にいる猫が優遇されているとなると、気分を悪くして、猫エイズの猫に意地悪や攻撃をする恐れがあります。これでは、結局猫エイズの猫にストレスがかかってしまいますよね。これを避けるためには、猫エイズの猫に手厚く構ってあげたら、同じくらいの愛情をかけて、間を空けずに健康な猫に接してあげるように心がけましょう。

 

いかがでしたでしょうか。猫エイズにかかってしまった猫には、医療的な処置ももちろん大切ですが、メンタルケアも同じくらい大切です。猫はストレスを溜めやすい動物ですから、そのストレス源を全て排除するのは大変かもしれません。過保護すぎてもいけませんし、放置するわけにもいかないため、匙加減も難しいですよね。また、他にも猫がいる場合は、猫同士の関係を良好に保つ必要も出てきます。このように、猫エイズの猫との関わり方は、単純にこなせるものではありません。

しかし、ストレスの無い暮らしをさせてあげれば、猫エイズの発症を遅らせることになり、猫とより長い間一緒にいられることに繋がります。どうか、面倒がらずに、猫エイズの猫との関わり方について、じっくり考えてあげて下さいね。

 


まとめ


猫エイズにかかったペットとの関わり方、3つのヒントとは

・ストレスの軽減が猫エイズ発症期を遅らせる
・過保護も猫にとってはストレスになる
・多頭飼いの場合は、他の猫との関わり方にも注意しよう


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