ラグドールのブリーダーになる為に知っておきたい7つの事

ラグドールのブリーダーになる為に知っておきたい7つの事
ラグドールは、英語でぬいぐるみ、という意味の名前をもつアメリカ原産の猫で、白く所々グレーやブラウンの混じったふわふわの毛にブルーの瞳の組み合わせが人気です。そのシックな美しさは、たとえ猫好きならずともつい見とれてしまうほどです。

とくに、ボリュームのあるやわらかな毛並の触り心地の良さは、ネコの中でもトップクラスといえるでしょう。

そのわりにあまり毛が絡むことがなく、長毛種なのにお手入れがそんなに大変ではないことも、人気の理由のようです。そんなラグドールですが、ブリーダーさんの数もあまり多くなく、複雑な交配を経てうまれた品種のため、まだ謎が多いようようです。

というわけで今回は、ブリーダーとしてラグドールを扱う際に知っておいたほうがいい、いくつかの点をまとめてみました。



 


ラグドールのブリーダーになる為に
知っておきたい7つの事

 


その1.ラグドールは人の手で生み出された新種のネコ


ラグドールは、60年代にカリフォルニアでうまれた、まだ新しいネコです。最初のラグドールは、ペルシャネコとバーマンのミックス猫に、さらにバーミーズを掛け合わせてうまれたという説が有力ですが、よくわかっていません。

そして、一応ラグドールとして販売されていても、バーマンやペルシャねこと違う明確な固有性が見ただけではちょっとわかりにくいため、普通の人は、血統書がなければラグドールかどうか判別しにくいというのが現在の状況です。

 


その2.ラグドールの性格と市場価値


ラグドールの性格は、一般的にとても穏やかでおっとりとしていると言われています。ラグドールという名前も、抱っこしたときにまるでぬいぐるみのようにふにゃふにゃと体を預けてくることから来ているようです。

基本的にあまり暴れたり脱走したがったりせず、室内でのんびり過ごすことを好むまるで貴族のような優雅なネコちゃんです。そのため、飼いやすいネコとして人気も高く、日本での現在の相場はおよそ15万と猫の中でも高価なほうに入ります。

 


その3.ラグドールの種類


ラグドールの見た目は大きく分けて3つあり、ひとつはお鼻のまわり・耳・手足にグレーやブラウンの色が出るカラーポイント、二つめは手足の末端がくつしたをはいたように白くなるミテッド、三つめは、頭部~背中にかけてののグレーやブラウン部分と、手足&お顔のホワイト部分の2色からなるバイカラーです。

ラグドール固有として品種協会に公認されているのはバイカラーのみでしたが近年ほかの毛色も公認されました。他にも、ほのかにしましま模様の入るリンクスや、バイカラーの色部分がとても淡い色でほとんど白猫に近いヴァンバイカラーなどもあり、それぞれ人気が高いです。

 


その4.毛色の変化


ラグドールは、産まれたときは白色で、成長するにしたがって被毛の色がゆっくりと変化していきます。これは、ほかの品種と異なり数年かけてゆっくり体を成長させてゆくラグドールにおいては自然なことです。

毛色の変化も、その子の個性だと思うのですが、やはりお客さんと取引ということになると、時として問題になってしまうこともあるようです。ネコを引き渡す際に、将来どんな模様になるか確定ではないということを説明しておいたほうがよいでしょう。

 


その5.ラグドールのかかりやすい病気


ラグドールがかかる病気としてとくに多いのが、肥大性心筋症です。これは、心臓の筋肉の壁が厚くなってしまう病気で、とくに0~4歳のオスに多いといわれています。ラグドールのなかまであるペルシャ猫にもこの病気が多くみられます。

肥大性心筋症は遺伝するので、ブリーダーとして、一度心筋症になったことのある猫ちゃんは交配させないように注意してください。

 


その6.ラグドールとラガマフィン


ラグドールによく似たネコにラガマフィンがいます。これは、ラグドールの開発に携わったブリーダーさん達の一部が独立してうみだした品種で、一部のラグドールにヒマラヤンやペルシャなどをかけあわせながら品種として確立させていきました。

アウトブリードは2010年ころに終了し、現在では、片方の親(協会によっては両方の親)がラガマフィンである子猫だけが正式に品種として認められているようです。人懐こく遊び好きで、海外では人気が出てきているようですが、ラグドールにくらべ日本ではまだあまり知られていません。

 


その7.ラグドールのブリーダーとして


これはラグドールにかぎらずあたりまえのことですが、母猫の体を第一に、無理をさせないということを必ず守りましょう。

ラグドールの飼育環境は常に清潔に、予防接種やワクチンも忘れずに行ってください。ブリーダーはあまりお金になるお仕事ではありませんから、利益のことは考えずに、飼い主さんと子猫をつなぐお仕事に本当にやりがいを感じることができる人だけラグドールのブリーダーになってください。

 

いかがでしたでしょうか。このように、ラグドールは比較的新しい品種なので、まだ未知の領域が多く、だからこそ世界中のブリーダーを魅了しているのですね。ラグドールのブリーダーを目指すなら、プロとして最新の情報を常にチェックするようにしましょう。

飼い主さんの疑問に的確なアドバイスのできる信頼されるブリーダーになるために、ラグドールの飼育に関する知識と経験をすこしずつ積んで、ラグドールのエキスパートを目指しましょう♪

まとめ


ラグドールのブリーダーになる為に知っておきたい7つの事

その1.ラグドールはまだ新しい品種
その2.ラグドールはおっとりした性格で人気も高い
その3.毛色の種類がたくさんある
その4.成長の過程で毛色が変化する
その5.肥大性心筋症に注意する
その6.ラガマフィンという仲間がいる
その7.母猫の体が第一