猫を散歩に連れていくときに注意しておきたい7つの事

猫を散歩に連れていくときに注意しておきたい7つの事

本来、飼い猫を無理やり散歩に連れていくことはしなくてもいいのですが、どうしても犬と同じように一緒に散歩がしたいと考える飼い主もいるでしょう。

猫はもともと神経質で、少しでも恐怖感をあじわったら大変なパニック状態になります。それだけに猫との散歩は、犬との散歩以上に注意しなければなりません。

昔は放し飼いで猫を飼っている家も多かったのですが、最近は住宅事情や車による事故の危険などを考えると、なかなか猫を自由に外に出して放し飼いに出来る所も少なくなりました。

常に室内で飼っていたら、時々外に出してあげたいという気持ちも飼い主心理としてあって当然です。

そういう猫と飼い主のためにも、ここでいろいろな事を想定しながら、楽しい散歩が出来るように念入りに下準備をしておきましょう。

 


猫を散歩に連れていくときに
注意しておきたい7つの事

 

猫に合った首輪やリードを選ぼう

散歩に不可欠なのは、猫も犬を散歩する時と同じように首輪とリードは必須アイテムです。ただ、猫と犬の違いは、猫は犬と同じようなしつけが出来ないことです。

それを踏まえて猫との散歩には十分な注意が必要なのです。猫はとても繊細なので、急な大きな音などにパニック状態になりその場から逃げようとして車道側に走り出す可能性もあります。

猫が急に走り出して首がギュッと締まるかもしれないなど、あらゆる事を想定すると、散歩のときは洋服タイプのハーネスなどが安心でしょう。

また、リードの長さは、短すぎず長すぎない1.5m前後のものを選びましょう。外に連れ出す前に、必ずハーネスとリードを装着して猫が嫌がらないか、抜けないかどうか試しておきます。

 

あらかじめ散歩コースを決めておこう

猫は突然どのような行動を起こすか分かりません。猫の繊細な性格も考えて、出来るだけ人通りや車の少ないコースをいくつか選んでおきます。

また、通学時間などで自転車がよく通る道も避けた方がいいです。

特に車の多い通りでもしも何らかの理由で車道側に飛び出した場合を考えると危険なので、落ち着いて一緒に散歩ができるコースを決めておきましょう。

ちなみに、猫が行動するのは半径約1.5kmといわれています。なるだけ猫が行動する半径内にし、最初は自宅付近から徐々に半径内に広げていきます。

 

猫の爪を切っておこう

散歩をしていて猫が何かに驚いたり、パニックになったりした時や、自転車や車とすれ違った時にとっさに抱きかかえられる準備をしておきます。

猫がパニックになった状態で抱きかかえた時、猫も全身がこわばって力が入っているので踏ん張った足の爪が腕などにひっかかって怪我をします。

そのような事態を避けるために、散歩の前に爪を切っておくとか、もし爪がひっかかっても大丈夫なような厚手の服やジャンパーなどを着用します。

念のためにキャリーバックなどを持参するとか、散歩コースに、ちょっと逃げ場があるかというのもチェックしておくのもいいでしょうね。

 

できれば子猫のうちから始めよう

猫の散歩も子猫のときから慣らしておくと比較的しやすいです。子猫は好奇心旺盛で、いろいろなものに興味を示します。

草むらの虫や、いろいろな音や猫仲間、散歩中の犬。外の世界を子猫のうちから慣らしておくと、成猫になってもそのまま散歩に連れて行きやすくなります。

かえって成猫になってから、いきなり外の世界に触れさせるとストレスを受ける猫もいるので、そういう時は、あせらずに少しずつ慣らしていくようにします。

ワクチンやノミ・ダニ予防を受けておくとさらに安心です。

 

散歩の前に話しかけたり名前を呼んでみよう

猫と一緒に散歩をしたいときは、猫との信頼関係を試してみましょう。

1度話しかけてみてください。たとえば「散歩行こうか」と言ったら、猫が顔を見るような何か反応があれば脈ありです。

名前を呼んでみましょう。名前を呼んで「ニャに?」って寄ってきてくれますか。その時、体をすり寄せて来てくれるようなら、なおいいですね。

そんなふうに、猫の反応がいい感じなら、散歩の準備を始めましょう。

 

散歩に成功したら続けてみよう

散歩中のハプニングで「いやだ、もう絶対散歩に行きたくない」と思った猫も飼い主もいるでしょう。

でも、猫との散歩が何事もなく楽しんで一緒に自宅に戻れた時、おそらく猫も「楽しかった」という気持ちのはずです。

外の世界の楽しさを覚えると「また行きたいなあ」ってうずうずして、猫の方から「散歩に行こう」って寄ってくるかも知れません。

散歩に成功したからと、あとを面倒くさがらずに続けて行ってあげましょう。

そうでないと猫も、「また散歩に行きたいのになあ」という思いが募ってそれがストレスになるからです。

猫との散歩は、飼い主の自己満足だけで終わらせずに、始めたからには、毎日は無理でも猫との信頼を築くためにも続けてくださいね。

 

猫との散歩のときは最低限のマナーは守ろう

一緒に散歩をしているときに、近くに寄ってきて触ろうとする人もいるでしょう。そのとき、人に触られるのが慣れていない猫ならそのことを伝えるようにします。

意外に大丈夫な猫もいますが、中にはいきなり知らない人に触られようとした時に、猫が思わず爪でひっかいたりして怪我をさせてしまうこともあります。。

人に慣れさせたいなら、抱きかかえて少し落ち着かせてみましょう。

また、散歩中に猫が便をしたときには、きちんとその便を取って持ち帰るようにしましょう。

 

いかがですか。猫と一緒に散歩する準備が整いそうですか。もしかしたら、飼い主が思っている以上に猫は外に出たがっているかもしれません。

本来は自由に動きまわるのが好きな猫なので、散歩という形は最初は猫にとって窮屈なやり方でしょう。でも、安心して放し飼いが出来にくくなった今は、窮屈でも散歩に慣れてもらいましょう。

外には出たがるけどどうしても散歩は嫌だと突っぱねる猫の場合は気長に待ちます。まずは玄関までとか、家から1mまでとか。ゆっくり慣らしていきます。

それでも駄目なら無理に散歩させずに、家の中で十分に遊んであげたりブラッシングなどのケアをしてあげながら、もっとたくさんの信頼関係を築いていきましょう。

 


まとめ


猫を散歩に連れていくときに注意しておきたい7つの事

・猫に合った首輪やリードを選ぼう
・あらかじめ散歩コースを決めておこう
・猫の爪を切っておこう
・できれば子猫のうちから始めよう
・散歩の前に話しかけたり名前を呼んでみよう
・散歩に成功したら続けてみよう
・猫との散歩のときは最低限のマナーは守ろう


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