猫がおもちゃに飽きないようにするための7つの方法

猫がおもちゃに飽きないようにするための7つの方法

「猫は一日中、寝たり遊んだりするだけで、良いなあ、猫になりたいよ」などという人が、よくいますが、猫の行動にも訳はあります。

猫が遊ぶ=社会性を身につける、運動能力を高める、エネルギー発散など非常に深い意味のある行動なのです。

子猫の頃、母親や兄弟達とじゃれ合う事で、相手に対する力加減、そして上下関係を学習し、社会性を身につけるのです。

また、狩りに似た遊びを好むのは、それによって、運動能力を高めるためのトレーニングとなり、本来は狩猟に使うであろうエネルギーを遊びによって、発散しなければならないという事になる訳です。

自然界ではなく、人間と共存しているペットの猫が、家庭の中で、十分に意義ある遊びをする為には、やはり、飼い主は「おもちゃ」に頼る事になるでしょう。

しかしながら、猫は与えた「おもちゃ」で満足してくれない事も多いものです。目新しいおもちゃには、新鮮さから食いつき良く夢中に遊んでも、その時間は案外持続せず「喜んでくれると思って、せっかく高価なおもちゃ、かってきたのに~」なんて、嘆く飼い主さんの声が聞こえてきます。

それでは飽きさせないおもちゃ。どんなものがあるのか、どうしたらいいのか見ていきましょう。



 


猫がおもちゃに飽きないようにするための7つの方法

 


動く獲物を捕まえたいという猫の狩猟本能をくすぐりましょう


キジ羽、七面鳥など天然の羽に、香る獣臭をつけたおもちゃなどは本来猫が持っている狩猟本能をくすぐる様で、かなり興奮し、比較的飽きずに長い期間遊ぶ様です。

特に、棒やひもなどのパーツが長く、ダイナミックな動きがあるものは喜びます。

猫の狩猟本能を最大限に引き出し、満足感と快感を得られる、この様なおもちゃは、獲物を「形」ではなく「動き」で認識する猫の習性を上手く利用した物といえるでしょう。このおもちゃで遊ぶ際にポイントとなってくるのが、獲物となる動物「ネズミ」「ヘビ」「虫」「鳥」などの動きの特徴を知りそっくりな動きをする、つまり、飼い主さんが、いかにうまく操れるかなのです。

逃げては近寄る獲物の動きを上手く再現し、ゆっくり動かしたり素早く動かしたり、姿を隠したりして猫の好奇心を掻き立てるのが大切です。飼い主さんの演技力が物を言うという訳ですね。

 


キャットウォークやチャットタワーなど、猫のお気に入りの空間を用意してあげましょう


ジャンプ力に優れた能力を持つ猫にとって、上下運動はたまらない遊びの一つです。

高い場所に飛び上がったり飛び降りたりする事は、日常生活の中での楽しい遊びの様です。そのようなスペースを用意してあげると良いでしょう。

タンスや棚の上に猫が乗っても良いように、物を置かないとか、タンス等で段差を作ってあげるとか、キャットウォークやチャットタワーなどで十分な運動を兼ねた遊びをさせてあげる事も大切です。

 


一つのおもちゃに休憩時間をもたせましょう


市販のおもちゃを購入する場合、数パターンを用意し、一つずつ猫に与えましょう。

まずは、それで、飽きるまで遊ばせてあげ、飽きた様子が見られたら、別のおもちゃを与え、飽きた物は、片付けて1カ月ほど見せずに、つまり、忘れた頃あいを見て、再び、目の前に出してあげると、意外に夢中になって遊びはじめる事がありますので、是非お試しください。

 


新し物好きには、リフォームおもちゃで新鮮な気分にしてあげましょう


新しもの好きの猫がいるご家庭にお勧めなのは、既存品をちょっと作り替える手作りリフォームおもちゃです。

全て手作りのおもちゃを与えていますという飼い主さんもいらっしゃる様ですが、飽きっぽい猫だったら、それも、相当な負担になるでしょう。手間暇かけて、コストをかけて、手作りしたおもちゃを1度や2度、しかも数分で飽きてしまい、見向きもしてくれないなんて事になったら、どんなに猫好きでも、気持ちは、萎えてしまうでしょう。

手軽で、また、猫にも新鮮な気持ちになって貰えるのが、リフォームおもちゃの良さではないでしょうか。

簡単な所では、猫じゃらし型であれば、紐を替えるだけでも、良いのです。勿論、先についているおもちゃや羽を替えるのも良いでしょう。

また、箱や袋が大好きな猫はとても多く、その中に入ることが好きだったり、袋のカサカサという音が大好きという猫もいます。

気がつくと中に入っていたり、中に何が入っているかワクワクしながら、探りを入れている場面も目にするでしょう。そんな好奇心をかき立て、遊びに取り入れてあげるのも良いと思います。箱や袋に、日頃飽きてしまった見慣れたおもちゃが入っているだけで、新鮮な気持ちになり、一人で夢中になって遊ぶ事も、ありますので、この様な合わせ技もお試しください。

 


日常にある雑貨で遊ばせてあげましょう


ヘアゴム・靴紐・丸めた紙など、身の回りにある、日用品が、たまたま、猫の手の届く場所にあった時、夢中になって遊ぶ姿を目撃した経験は、ありませんか?

しかし、これらに関しては猫専用のおもちゃではありませんので、安全面や誤飲など、気を付けなければいけない点もありますが、十分な配慮をして、与えるのであればコスト面や手軽さでは、これに勝る物はありません。

たとえば、ヘアゴムですが、飼い主さんの匂いが付いたヘアゴムは猫にとって、お気に入りの一品になる様です。靴ひもも同様です。自分と違う匂いを好むという猫の本能の現れだそうです。匂いと共に、長い物も大好きです。

また、ゴミ箱に入り損ねた紙ごみなど偶然の遭遇にも大喜びしている事もありますね。紙質の異なる様々な紙玉を複数作って、床に転がしておくだけで、猫は楽しく追いかけて遊ぶでしょう。特に、コロコロと転がる物は、猫を夢中にさせるおもちゃとして、とても優れています。

 


またたびふりかけで、飽きてしまったおもちゃも復活させましょう


猫はまたたびが大好きという事はよく知られている事です。飽きてしまったおもちゃにまたたびを塗りつけることによって、興味が復活し、より活発に遊んでくれる様になるでしょう。

最近では、ペットグッズの売り場にパウダーや枝、実、スプレーなど様々なまたたび製品もならび、マタタビ成分入りのおもちゃなど種類も豊富に販売されていますので、覗いてみて下さい。

 


遊びの環境は薄暗がりで、短時間で切り上げましょう


猫は、薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)、つまり少し薄暗い中で活動的になる動物です。

猫にとって、蛍光灯の光は、点滅して見え、また、あの明るさの中では、やる気を失ってしまう可能性があるので遊ぶ為には、望ましい環境とは言えません。

おもちゃで遊んでいる最中、猫の体内には「コルチゾール」というホルモンが大量に分泌されているそうです。この「コルチゾール」は、狩猟行動に駆り立てる一方、この作用が長時間続くと、逆効果でストレスの原因となってしまいます。その様な理由から、約10~20分間遊ぶのが、猫にとって最適だと言えるでしょう。

 

いかがですか。猫が夢中になる遊びは、猫本来の本能を利用する事が大切です。

しかし、狩猟本能を刺激するからとは言え、激しい遊びを適度に行うのなら良いのですが、過度になってしまうと、攻撃性の強い猫になってしまう可能性もあるので、注意が必要です。

興奮させ過ぎないというのが、大切なのです。

また、遊びは、少しおなかが空いている食事前が良いでしょう。これも、空腹により、狩猟本能が鋭くなるという理由からでしょう。

そして、遊びに関して、一つだけ守って欲しい事があります。それは、決して鳴いて遊びを催促する場合には応じてはいけない、と言う事です。それは、猫は鳴いて要求が通る経験をすると「鳴けば自分の願いがかなう」と学習してしまい、それが「無駄鳴き」という悪い習慣を助長してしまうからです。どんな時でも「遊び」のスタートは必ず飼い主さんが決めるようにしましょう。

猫との遊びには、猫の本能、効果的な時間と環境が深く関わっているという事。そして、おもちゃを獲物と見間違える位の、飼い主さんのテクニック次第というポイントをおさえて、猫と楽しく遊びましょう。

 


まとめ


猫がおもちゃに飽きないようにするための7つの方法

・動く獲物を捕まえたいという猫の狩猟本能をくすぐりましょう
・キャットウォークやチャットタワーなど、猫のお気に入りの空間
・一つのおもちゃに休憩時間をもたせましょう
・新し物好きには、リフォームおもちゃで新鮮な気分にしてあげましょう
・日常にある雑貨で遊ばせてあげましょう
・またたびふりかけで、飽きてしまったおもちゃも復活させましょう
・遊びの環境は薄暗がりで、短時間で切り上げましょう