老猫を飼うなら知っておきたい厳しい真実

老猫を飼うなら知っておきたい厳しい真実

子猫のうちから飼っていても、猫は人間よりも遥かに速いスピードで年老い、老猫になります。この老猫を飼育するにあたり、どれだけ大変なことが待っているか、皆さんはご存知でしょうか。

猫という小さな生き物も、人間と同じく「老い」によって身体は弱り、病気をしやすくなり、そして誰かの手を借りなければ生活が不自由になっていきます。そう、老猫と暮らすということは、老人と一緒に暮らすのと同じく、介護をして、その一生を看取る覚悟を持たなければいけないということなのです。

これから猫を飼おうと思っている人、特に初めて飼う人は、年老いた猫のお世話がどんなものか、知っておくべきです。今回は、そんな老猫の飼育について覚えておいて頂きたいあれこれについて、お伝えします。



 


老猫を飼うなら知っておきたい
厳しい真実

 


老猫とは、いくつからを指すのか


猫の平均寿命は15歳前後と言われますが、この間で、一体いくつからを老猫と呼ぶのでしょうか。猫の健康状態には個体差がありますが、一般的には10歳を過ぎた頃から、老猫とされることが多いようです。

猫の10歳は、人間年齢に置き換えると56歳。現代人の場合は56歳はまだまだ健康に働ける年齢ですが、猫の世界では、もうとっくに「お年寄り」と呼ばれてしまう年齢なのです。

生まれてすぐに飼い始めたと考えても、たった10年で最期を看取る覚悟をするべき年齢になってしまうなんて、少し悲しいですね。

 


身体能力が衰える


老猫と呼ばれる年齢になる前から、歳をとるごとに身体能力が落ちていきますが、やはり、日常生活に支障を来すようになるのは、10歳を過ぎた頃からです。まず、視力や聴力が衰え、物にぶつかったりするようになります。

また、歯が抜け、消化機能が落ちるために、シニア用のフードを与えたり、やわらかく食べやすい状態にしてあげる必要が出てきます。筋力なども衰えてくるので、あまり活発に動き回ることが無くなり、眠っている時間が長くなってきます。

飼っている猫が高齢になってきたら、動きやすい家具の配置にしたり、食べやすいものを与える、そしてゆっくり休むことができるように、清潔で暖かい寝床を用意するなどの配慮をしましょう。

 


年老いると病気がちになる


歳を取ると病気がちになるのは、人間も猫も同じです。老猫になるとかかりやすいのが、ガンや腎臓病、消化器系の病気と言われています。高齢になるとガンになりやすくなるのは人間と同じですよね。また、猫はもともと他の動物よりも腎臓病にかかりやすく、死亡原因の大多数を占めるほど、命に影響することが多いです。

ですから、老猫を飼っているなら、いつ腎臓病にかかってもおかしくないと思って、注意深くトイレの様子や水の飲み方、食事の摂り方などを観察してあげて下さい。

 


猫にも認知症がある


老猫になると蝕まれるのは、身体や内臓だけではなく、脳も含まれます。脳の老化によって発症するのが、そう、認知症です。猫の認知症は、食欲不振やトイレの失敗などのほか、飼い主に対しての態度が変わったり、意味も無くうろうろと歩き回ったり、鳴き続けたりするという症状が出ます。

これは、加齢により脳細胞が減少することによって起こります。

猫の脳細胞も人間の脳細胞と同じく、一度減少してしまうと再び増えることはありませんので、猫が一度認知症を発症したら、それ以降はずっと面倒を見てあげる覚悟を持ちましょう。

 


トイレのお世話が必要になる


加齢により足腰が弱ると、トイレまで動くのが大変になり、間に合わず粗相をしてしまうことがあります。これを避けるため、トイレを猫の近くに設置してあげるようにして下さい。それでも、認知症によってトイレを失敗することも否めません。認知症が進み、自分でトイレで排泄することが難しくなってきたら、ペット用のおむつを利用するなどしましょう。

トイレが人間の生活スペースの近くにあったり、おむつ交換の手間が生じるのは嫌かもしれませんが、年老いても一生懸命生きている猫のお手伝いだと思って、お世話してあげましょう。

 

いかがでしたか。このように、老猫を飼うということは、若い猫を飼うのとは違う手間や覚悟が必要になるのです。また、ここでご説明したことのほかに、通院費や老猫用のグッズを揃えるためのお金がかかるという注意点もあります。

猫だって家族の一員ですから、老後の面倒をちゃんと見られるように、事前にお金を貯めておいた方が安心です。

猫に限らず、生き物を飼うということは、その命が終わりを迎えるまで、責任を持って面倒を見る覚悟を持たなければいけないということです。猫などのペットを飼い始める動機は人それぞれかと思いますが、どんな命も、必ず年老いて衰えていくのだということを受け止めて、できるだけ不自由の無い老後を送らせてあげて下さいね。

 


まとめ


老猫を飼うなら知っておきたいたいこと

・老猫は、大体10歳以上を指す
・身体能力が衰える
・年老いると病気がちになる
・猫にも認知症がある
・トイレのお世話が必要になる