猫をずっと抱っこしていたい人へ、上手な抱き方教えます☆

ふわふわ、あったかくて愛らしい猫ちゃんを、できることならずっと抱っこしていたいですよね。でも、うちの猫はどうしても抱っこが嫌いな性格みたい……と、諦めてはいませんか?それは、猫の性格ではなく、あなたの抱き方の問題かもしれません。猫の抱っこは、簡単なようでコツが必要です。そして、抱く前に猫の機嫌をうまく窺い、気分よく抱っこさせてくれるようなタイミングを掴まなければいけません。

猫をなるべく長く抱っこするためには、猫のコンディション、そしてあなた自身のコンディションも影響します。猫に抱っこを嫌がられずに、いつの間にか抱っこ好きな猫にしてしまうテクニックも含めて、猫を抱っこする時のコツをお伝えします。

 


猫をずっと抱っこしていたい人へ、
上手な抱き方教えます☆

 

きつい香水とタバコのにおいをさせないようにしよう

猫が長時間の抱っこを嫌がる最大の原因は、抱く人のにおいだと言われています。特に、タバコのにおいときつい香水のにおいは、嗅覚の強い猫にとって大変なストレスになります。ですから、猫をずっと抱っこしていたいのなら、香水は付けずに、タバコのにおいがついた衣類は着替えてからにしましょう。また、香水に限らず、猫は柑橘系、ハッカ系のにおいが苦手です。みかんを食べた後や、歯磨き粉のにおいが残った手で抱っこするのも、嫌がられる原因になりますのでやめた方が良いですね。

人間は猫よりも遥かに嗅覚が鈍い生き物なので、人間側が「これくらい大丈夫だよね」と思っていても、猫にとっては我慢ができないほどの悪臭ということもあり得るのです。

 

尖ったネイルや、においの強いマニキュアはなるべく避けよう

引っかかりやすい長い爪と、そこに付けられたマニキュアの化学薬品臭も猫にとっては迷惑なシロモノです。あまりにゴテゴテと飾られたネイルアートは、猫を撫でた時に引っかかったりしますし、尖った先端でうっかり猫を刺すことにもなりかねません。ですから、できるだけ爪は長くせず、アートも控えめな状態が理想的です。マニキュアのにおいも嫌われますから、可能であれば素のままの爪で抱っこに臨んだ方が良いでしょう。しかし、猫を抱っこする直前に除光液でいちいち落としていては面倒ですし、除光液のにおいで猫が参ってしまいます。

マニキュアを付けたまま猫を抱っこするなら、せめて一度石鹸などで手を洗って、なるべく猫に薬品臭を感じさせないようにしましょう。

 

抱っこ前に猫をリラックスさせよう

さて、抱く側の環境を整えたら、猫に対するアプローチの方法からご説明します。猫が長時間抱かせてくれそうなタイミングは、眠い時とリラックスしている時です。眠い時は、そのまま飼い主の腕の中で眠ってしまったりして、目を覚ますまで抱かせてくれます。ですが、あまり眠くなさそうな時は、どうすれば良いでしょうか。そんな時は、こちらからリラックスできるように仕向けてあげるのです。

リラックスさせるのに最適なのは、マッサージをしてあげることです。猫がゆったりしている時を見計らって、猫の首筋や背骨のあたりなどをモミモミして気持ちよくさせてあげましょう。そうすれば、猫はぐっとリラックスして、抱かれた状態でもくつろいでくれるはずです。

 

猫が心地よい抱っこの型を覚えよう

いよいよ猫の抱っこをします。まず、猫の両脇に手を入れて、包み込むようにして持ち上げましょう。そして、片手はお尻の下か、足の間に入れる感じで安定させ、もう片手は猫の前側から回し、固定します。この抱き方なら、猫と向き合っても、猫を前に向けても窮屈でなく、嫌がられにくいです。抱いているうちに猫が慣れてきたら、自分から居心地の良い姿勢を取ろうとするので、その時は無理に固定せずに猫がしたいようにさせてやりましょう。

この型が、猫にとって一番抱かれ心地が良いと言われています。これ以外の抱き方は、猫が不快に感じて抱っこ嫌いになる可能性がありますので、やめた方が良いですね。

 

嫌がったらすぐに解放してあげよう

以上のようにコンディションを整え、正しい抱き方をしても、猫の機嫌によってはすぐに解放されたがることもあります。そんな時は、無理にとどめようとせず、すぐに猫を下ろしてあげて下さい。せっかく抱っこさせてくれたのにすぐに離れてしまうのは残念に思うかもしれません。ですが、これは嫌われたわけではありません。猫は気まぐれですから、その時はたまたま抱っこの気分ではなかったというだけのこと。

ここでガッカリせずに、また猫の機嫌が良い時に再度抱っこにチャレンジしましょう。

 

いかがでしたか。猫を抱っこするなら、自分が気持ち良いだけではなく、猫にも気持ち良くなってもらいたいですよね。そうすることで、あなたの腕の中に長く留まることに慣れ、あなたに抱っこされることが好きになります。このまま猫が抱っこを嫌がるようなことをしないようにしていれば、きっと猫にとって一番落ち着く場所はあなたの腕の中だと思ってくれるようになります。そうすれば、あなたと猫の間の信頼関係も固いものになり、絆のようなものが感じられるようになるでしょう。

せっかく柔らかくて温かい、かわいい生き物を飼っているのですから、その感触を思う存分感じたいですよね。ここで猫が落ち着く抱っこの方法を覚えて、猫との触れ合いを楽しんで下さい。

 


まとめ


猫をずっと抱っこしていたい人に教えたい、上手な抱き方とは

・きつい香水とタバコのにおいをさせないようにしよう
・尖ったネイルや、においの強いマニキュアはなるべく避けよう
・抱っこ前に猫をリラックスさせよう
・猫が心地よい抱っこの型を覚えよう
・嫌がったらすぐに解放してあげよう


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