猫男子、猫女子がジワジワと増加しています。3組に1組のカップルが離婚し、30代の3人に1人は生涯独身だとささやかれる現在、生涯の相手は可愛い猫だけ、というひとも多いのではないでしょうか。
猫と暮らすとリラックスホルモン“オキシトシン”が脳内に分泌されるといいます。このホルモンの別名は幸せホルモン。猫をもふもふしているときの至福の感情はこのホルモンから来ているのです。
猫にも幸せになってもらいたい、と思うなら、猫の気持ちを真剣に学んで下さい。それにはしっぽの動きに注目しましょう。猫の場合、「しっぽは口程にものを言う」のです。
猫のしっぽが教えてくれる、
あの子のキ・モ・チ★
シッポをピーンと垂直に立てる=「愛してるにゃ~♡」
あなたが帰って来たとき、シッポをピーンと垂直に立ててトトトト…、と走って来たらしめたもの。あなたと猫は相思相愛の間柄です。
猫がシッポをピーンと垂直に立てる仕草は“大好きだよ”のサインです。仲の良い猫同士が挨拶する時も大体しっぽをピーンと立てているはず。猫の仕草の中で一番分かりやすく、飼い主に嬉しい仕草ですから覚えておきましょう。
シッポをバタバタ振る=「うるさい奴だニャ!」
垂直に立てたしっぽをパタパタ降りながら歩いている時は、不機嫌の合図です。友達と喧嘩したか、虫を捕まえるのに失敗したか、とにかくイライラしている証拠です。抱き上げてもすぐにどこかに行こうとするでしょう。
そんな時はモン☆チの高級のおやつでもあげてご機嫌を取りましょう。大丈夫、猫はすぐに機嫌を直してくれる動物です。
シッポを体を巻きつける=「ご機嫌だニャ~♪」
お腹もいっぱい。恋人(飼い主)も家にいるし、良い気分ダニャ~、というリラックスしている時に猫はシッポを体を巻きつける事が多いようです。座っているとき、眠っている時、気持ちがリラックスすると猫はよくこの仕草をしています。
顔もこの時は心なしか目がとろんとして動作もゆっくりしています。一緒にお昼寝をするチャンスです。
シッポをペシペシ飼い主の顔にぶつけてくる=「俺のものだにゃ!」
これは顔をこすりつけるのと同様にマーキングの一種です。猫はシッポの付け根にもフェロモンが出る部位があります。ここから分泌されるフェロモンを飼い主につけてる事で独占欲を示しているのです。
猫になにされても良い、という飼い主にとって、これはたまらない愛情表現。喜びに悶絶して下さい。
名前を呼ぶとシッポをピっと動かす=「ニャンだよ!(めんどくさい)」
お腹も一杯だし、気持ちよく昼寝したい…。そんな時に名前を呼ばれても動きたくありませんよね。猫も全く同様です。聞こえてるけど、ちょっとしつこい、うるさい、めんどう臭い、という気持ちの時にシッポだけをピっと動かします。
そんな時はかまわないで静かにしていましょう。そのうち猫の方からすり寄ってきてくれるはずです。
しっぽをブワッとふくらませる=「近づくニャ!」
体を弓なりにして頭を低くし、しっぽをブワッとふくらませた場合、それは敵と向かい合っている証拠です。「気に食わないニャ!喧嘩するニャ!」というやる気満々の臨戦態勢ですから注意して下さい。
知らないお客さんが来たとき、幼児に対してもこの態度を示す時があります。強くみせかけても内心はドキドキですから、そっと猫から離れて刺激しないようにして下さい。
しっぽをお腹の下に巻き込む=「ごめんニャさい…。」
しっぽを巻き込んで体を小さくする態度で、反省していると分かりますよね。怖い思いをしたとき、飼い主から怒られた時、この態度をしたら優しく撫でてあげればそのうちゴロゴロと喉を鳴らして機嫌が良くなります。
注意したいのは、体の調子が悪い時もこの態度をとる時があります。猫は体調が悪いと絶食してじっと動かずに過ごそうとします。
元気がない証拠ですから、食事をとらずこの態度が一日中続いた場合は要注意です。
いかがですか。猫の気持ちは意外に分かりやすいのです。鳴き声としっぽの動き、そして表情で大体8割くらいの気持ちを読み取ることができます。
怒っても機嫌が良くても可愛い猫ですが、猫=寝子といわれるように一日の大半を寝て過ごす動物です。子猫ノ場合は一日のうち18時間は寝て過ごすそうです。
気持ちよく寝ているときは、触りたいのをぐっとこらえてあげましょう。優しい猫は飼い主を甘やかす事に長けていますが、機嫌が悪いときは容赦なく「うるさいにゃ!」と反撃してきます。
とくに年齢の若い猫こそ性格が気まぐれです。飼い主の気持ちを翻弄するようにしっぽを動かす事もあります。
長くつき合えばつき合う程、お互いの愛情が深くなるのが猫の性質です。気まぐれな性格までもいとおしい猫との暮らし、この記事を参考にしてどうぞ楽しんで下さいね。
まとめ
猫のしっぽが教えてくれる、あの子のキ・モ・チ★.シッポをピーンと垂直に立てる=「愛してるにゃ~♡」
.シッポをバタバタ振る=「うるさい奴だニャ!」
.シッポを体を巻きつける=「ご機嫌だニャ~♪」
.シッポをペシペシ飼い主の顔にぶつけてくる=「俺のものだにゃ!」
.名前を呼ぶとシッポをピっと動かす=「ニャンだよ!(めんどくさい)」
.しっぽをブワッとふくらませる=「近づくニャ!」
.しっぽをお腹の下に巻き込む=「ごめんニャさい…。」