猫の年齢によって気を付けたい食事や遊び方とは

猫の年齢によって気を付けたい食事や遊び方とは

あなたは普段、猫の年齢を気にかけていますか?猫の年齢は、人間とは異なる数え方をしますし、入学や卒業があるわけでもありませんので何歳だからどうなると厳密に言えるわけではありません。しかし、人間でも生まれたての赤ちゃんや、子どもとお年寄りでは食べるものや過ごし方が異なるように、猫も年齢によってある程度「このようにしたほうがいい」という目安は存在します。

ここでは、一般的な猫の年齢によって気をつけたい食事や遊び方について解説しています。最終的には、その猫の好みや状態によって判断する必要がありますが、まず、大体この時期にはこのようなことをすると、目安として参考にしてください。いつまでも愛猫と幸せに暮らすためには食事や日常生活のすごし方に気を配ることが大切。幸せな愛猫ライフのためにこの記事を役立ててください。

 


猫の年齢によって
気を付けたい食事や遊び方とは

 

「総合栄養食」を与える場合は、量に注意!

猫の年齢によって気をつけたいものといえば、食事の内容。現在販売されている「総合栄養食」は、表示内容に従い与えてあげましょう。総合栄養食のメリットといえば、多頭飼いをしている場合も同じ食事を全ての猫に与えることができる点。

しかしこの場合、他の猫の食事を横取りしていないか目を光らせておく必要がありますが、例えば生後6ヶ月の猫なら一日に必要なエネルギーは約100kca×体重分。7歳以上の高齢猫と呼ばれる部類に入ると、約60kcal×体重分と言われており、総合栄養食を与えることでそのカロリー計算はぐっと楽になるはず。

 

「総合栄養食」を与える回数は、猫の年齢よりも猫の好みで

便利な総合栄養食ですが、食事を与える回数においては、猫の年齢によって具体的に決められているわけではありません。猫は本来、数回に分けて食事をとる習性がありますが、高齢になると1日1回でOKというタイプの猫もいます。また高齢でも1日4回食べることを好むタイプの猫もいますし、これはどちらが良い悪いというものではありません。

ただし1日のトータル摂取カロリーが少なすぎたり、多すぎたりしないように注意しておく必要があります。栄養不足、栄養過剰共に猫の健康にとってはマイナスです。

 

年齢別に分けられたフードは、書かれている年齢を参考にして与えましょう

「総合栄養食」と書かれたキャットフードは、ドライフードタイプのものが多く、ミルクから卒業した猫であれば、年齢を問わず必要な栄養が摂取できるようにつくられています。しかし、缶詰などのウエットタイプのものは「子猫用」「成猫用」「高齢猫用」という風に、猫の年齢が書かれているものがほとんどです。

おやつなど補助的な役割を含め、ウェットフードを与えたい場合などは、この記載を参考にしてください。子猫用のフードは比較的高カロリーにつくられていますので高齢猫に与えた場合は、カロリーが過剰になる可能性もありますし、また逆に高齢猫用のフードは低カロリーなため、子猫には栄養不足になる可能性もあります。一度や二度おやつとして与えたくらいでは問題はないかもしれませんが、長期的となると健康に影響が出る恐れもあるため、、カロリーなどに基づいて書かれている年齢別の記載はしっかり守りましょう。

 

一緒に遊びたい場合は、3歳までの猫を飼いましょう

猫を飼う場合、貰う場合は猫の年齢は気になるもの。「家に子どもがいるので、猫と一緒に遊んで欲しい」「猫とのんびり過ごしたい」など「猫を飼う」という行動ひとつにおいても、望む姿は人それぞれ。また、猫の性格も年齢だけで判断することは難しいともいわれていますが、比較的目安となるのが3歳の時期。

3歳までの時期は、元気な猫であればいたずらをしたり、猫じゃらしやおもちゃなどで一緒に遊ぶことを好む時期。好奇心も旺盛です。3歳を過ぎれば、遊ぶという行為から飼い主さんに甘える行為を好むようになるため、おもちゃで遊ぶよりも膝の上に乗りたがったり、スキンシップを求めてきたりと穏やかな過ごし方に変わるもの。

これも、あくまで一例のため、3歳を過ぎてもお気に入りのおもちゃにだけは凄く反応する猫も存在します。また、基本的に高齢猫と呼ばれるようになる7歳を超えると、遊ぶ頻度、身体を動かす頻度は減りますが、甘えてくるときは甘えさせてあげましょう。

また、猫の年齢に問わず、遊び方でもっとも大切なことは猫が嫌がることをしないこと。もう遊びたくないと言っているのに無理やり構ったり、猫が眠っているところを起こしたりするのは、猫にとって大変ストレスがかかることです。猫にストレスを与えない遊び方、構い方を心がけましょう。

 

いかがでしたか。想像以上に、猫の年齢によって、食事や遊び方は異なるということに気付き驚かれた方もいるのではないでしょうか。何匹も猫を飼っている、今の猫で既に4匹目といった猫を飼う経験が豊富な方にとっては当たり前のことであっても、猫を飼うのが初めてという猫初心者さんにとってはまだまだ知らないことはたくさんあるはず。しかし、知らなかったでは済まされないこともあるのです。

本当に愛猫の健康や幸せを願うのであれば、ある程度は猫の年齢によって気をつけてあげたいポイントが存在します。今回の記事を参考に、あなたの愛猫がいつまでも元気で幸せに暮らせるように、少し気を配ってあげましょう。それだけでまたひとつ飼い主と猫の間に信頼関係が生まれるようになるはずです。

 


今日のまとめ


猫の年齢によって気を付けたい食事や遊び方とは

・「総合栄養食」を与える場合は、量に注意!
・「総合栄養食」を与える回数は、猫の年齢よりも猫の好みで
・年齢別に分けられたフードは、書かれている年齢を参考にして与えましょう
・一緒に遊びたい場合は、3歳までの猫を飼いましょう
・猫と遊ぶときは、猫の年齢よりも猫にストレスを与えていないかどうかを意識しましょう


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