猫を抱っこするときに気を付けたい5つのコト

うちの猫おとなしく抱っこさせてくれない!!そう、このように嫌がるようなら、過去に間違った抱っこをして、嫌な思いをさせたのかもしれません。猫は、過去に受けた嫌な思い出をいつまでも忘れません。ですから、猫を最初に抱っこする時は、嫌がられないように気を付けてあげる必要があるのです。猫はしなやかな身体をしていますが、その小さな身体には関節が多く、関節を少し違えただけでも痛がったり不快な思いをします。

せっかくのスキンシップなのに、猫にそんな思いをさせてはかわいそうです。そうならないために、ここで、猫の正しい抱っこの仕方を学んでおくと、今後猫に嫌がられずに気持ちよく抱っこしてあげられるようになります。今回は、猫の正しい抱っこの仕方をお伝えします。

 


猫を抱っこするときに
気を付けたい5つのコト

 

正しい抱っこのスタイルとは

猫の正しい抱っこの仕方は、まず、脇の下に両手を入れて持ち上げます。このとき、大きな動きで激しく猫を動かさないように、ゆっくりと持ち上げて下さい。そして、片手をお尻の下に入れて安定させます。もう一方の手は、前に回して猫の脇からお腹にかけてを包み込むようにして、完了です。これが正しい抱き方の基本スタイルで、猫がリラックスできる姿勢をキープすることができます。

ここで、猫の関節を無理に動かすような姿勢をとらせたり、猫背が逆に反るような状態にさせてはいけません。猫が嫌がって、二度と抱っこさせてくれなくなります。

 

嫌がる猫を無理やり抱っこするのはやめよう

猫の正しい抱っこの方法をマスターしたのだとしても、抱っこされるのを嫌がることもあります。猫はもともと、人に触られるのがそれほど好きではありません。もし、抱っこをしようとして逃げられたり、嫌そうな態度をとられたりしたら、それ以上抱っこしようとするのはやめましょう。嫌なことを無理強いさせられたという記憶だけが残り、それ以降、抱っこを拒否するようになります。猫が抱っこを嫌がるサインとしては、尻尾を素早く左右に振ったり、手足を伸ばして抱く人の胸元に近づくのを拒否する体勢をとることが挙げられます。

猫がこのような姿を見せたら、その時は抱っこを諦めましょう。

 

リラックス状態の時を狙おう

猫を抱っこしやすいタイミングは、リラックス状態のときです。例えばうとうとと眠そうにしている時や、くつろいだポーズで座っている時などです。また、マッサージやブラッシングなどをして、こちらからリラックスできる状態を作ってあげるのも良いですね。猫がリラックスしているということは、あなたに心を許しているということでもあるので、抱っこされても警戒しにくい状態と言えます。そんな時を狙えば、猫はその身をあなたに任せて、あなたの腕の中でくつろいでくれますよ。

逆に、常にウロウロしていたり、緊張した状態の時は、周囲に警戒している証拠のため、抱っこするのは避けた方が良いですね。

 

猫が嫌うニオイが無いようにしよう

猫がせっかく抱っこしてもいいよという気持ちでいてくれたとしても、あなたに猫が嫌がるニオイが付いていたら、猫は抱き寄せられるなり逃げ出してしまいます。猫は嗅覚が鋭いので、自分の嫌なニオイがプンプンするところに押し付けられれば、我慢できないのも当然のことです。猫が嫌うニオイと言えば、香水やタバコのニオイが代表格です。このようなニオイが付いている状態を避け、着替えたり、お風呂に入ってから猫を抱っこするようにして下さい。

 

いつでも逃げられるように、ゆるく抱くようにしよう

抱き方も、ニオイも、猫の機嫌も全てクリアして、いざ抱っこすることになった時、猫をきつく抱きしめるのではなく、ゆるく、猫がある程度自由に動ける力加減で抱くようにしましょう。猫は気まぐれな生き物ですから、最初は抱っこをOKしてくれていても、抱かれているうちに気分が変わり、逃げ出したくなることがあるからです。猫は自由を奪われることが大嫌いな動物です。ですから、猫はもう抱っこから逃れたいのに、抱く人がずっと束縛している状態では、猫が抱っこ嫌いになってしまいます。それを避けるために、抱っこする時は、いつでも猫が逃げられるようにしておいてあげるのが、抱っこ嫌いにしないためのコツです。

 

いかがでしたでしょうか。猫は大変愛らしい動物ですから、抱きかかえてその感触や体温を楽しんだり、間近で観察したくなるのは、猫好きなら当然のことです。ですが、抱く人間の欲求だけで、嫌がる猫を無理に付き合わせるのはいけないこと。あくまで、猫が心地よく身を任せられるコンディションの時を狙って、抱っこさせてもらうようにしましょう。そうすれば、抱く人も猫も双方心地よく、良いスキンシップが望めます。

今回ご説明のコツを押さえておけば、今まで抱っこ嫌いだった猫がいつの間にか抱っこ好きになってくれる可能性もあります。ただ、抱っこ好きな猫にするには時間がかかるので、気長に、猫のペースに合わせて、抱っこに慣れさせるようにしましょう。

 


まとめ


猫を抱っこするときに気を付けたい5つのコトとは

・正しい抱っこのスタイルを覚えよう
・嫌がる猫を無理やり抱っこするのはやめよう
・リラックス状態の時を狙おう
・猫が嫌うニオイが無いようにしよう
・いつでも逃げられるように、ゆるく抱くようにしよう


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