猫のトイレが上手くいかず困っている人へのアドバイス

猫のトイレが上手くいかず困っている人へのアドバイス

猫を飼い始めてわかること、猫のトイレのしつけは犬のしつけと比べると比較的簡単ですよね。我が家にも4匹の猫がいますが、ファーストトイレトレーニングはあまり悩まされた記憶がありません。ではそれは何故なのか?実は猫の遺伝子には「砂の上におしっこやうんちをする」という行動様式が刻み込まれているからなのです。

ですから一度トイレの場所を覚えれば後は勝手にそこを自分専用のトイレと認識するのです。しかし、トレーニングで失敗した事がない子でも何かをきっかけに失敗続きになる事も少なくありません。失敗しはじめたら中々治らなくて困っているというケースもあります。

我が家の経験も踏まえた上で、その様な場合も含めたお話をお伝えします。



 


猫のトイレが上手くいかず
困っている人へのアドバイス

 


快適な砂場のセッティングが第一


では猫のトイレトレーニングに一番大切な事は何だと思いますか?猫に人間の言葉は通じないし飼い主さんの気持ちを伝えると言うのも難しい話ですよね。そこで猫の習性を考えてみましょう。猫はもともと砂漠地帯のサラサラした砂の上で排便・排尿をしていた動物で前足で排泄物の上に砂などをかけて隠す習性があります。

トイレのしつけで重要なのは繰り返しトイレの場所を教え込むことよりも猫にとって快適な砂場をセッティングしてあげることが一番なのです。

猫にとって理想のトイレとは一体どんなものか?環境?設置場所?猫砂?トイレ容器? それら全てが猫にとって理想的であれば決して失敗する事はないのです。

 


理想的条件は「落ち着ける」場所です


では、私達人間がトイレの場所として最適だと考えるポイントは何でしょう?実は猫もほとんど同じような事を考えているのです。猫にとっての理想のトイレとは人間の好みとほぼ同様で人通りが多くて落ち着かない場所はNG!また食卓の近くにトイレは設置しのが普通ですよね?猫にとってもそれらは最低限のルールと考えて良いのです。つまり人通りが少なく食卓からはある程度離れていて更に風通しが良ければ尚良いと言う事になります。

しかしここで気を付けなければいけないのは「人目につかないところ」が理想ではあっても排尿排便中のちょっとした様子の変化が猫の健康状態を示すこともあるのです。飼い主さんは猫の尿及び便の異常を参考にしながら排泄している姿や排泄物の様子を日頃から観察出来なければいけないので全く見えない場所ではいけません。

 


清潔第一!を心掛けましょう


猫はとても綺麗好きです。トイレに排泄物が残っていたり砂が汚れていたり尿の匂いがしていたりするのを嫌がります。そんなトイレが汚れたままの状態だと排尿・排便を拒否しトイレではない場所に粗相をしてしまうという事もあります。

またその状態が長く続くと様々な病気を引き起こす可能性もありますので面倒くさがらず常に掃除して綺麗な状態にしておく事が大切なのです。猫のトイレは常に清潔に保ってあげることが失敗させない為のポイントです。

 


猫の好みのタイプのトイレ容器


選ぶ際は猫の好みは勿論、飼い主さんがメンテナンスしやすいかどうかも考慮します。一般的な猫トイレには箱型トイレ・ ハーフドーム型猫トイレ・ドーム型猫トイレ・砂落とし型トイレなどがあります。

それぞれ特長があり使いやすさも猫それぞれ・飼い主さんそれぞれです。相性の良い物を選ぶ事が大切です。箱型はもっともシンプルで安くて水洗いがしやすいがヘリが低く砂がこぼれやすいものです。

ハーフドーム型はトイレのヘリに壁が取り付けられているので猫が砂を引っかいても外に飛び散らないが箱型に比べると価格は若干高めです。ドーム型はトレイの上にフルカバーが取り付けられているので猫が安心して用を足せる事と砂が飛び散らないというのが特徴です。

砂落とし型はいわゆる「システムトイレ」と呼ばれ特殊な猫砂が尿を吸収しすのこ状トレイを通過して下にたまるというもので取替え無しで2週間ほど連続して使用できるものもあります。

「おしっこの量」などの観察は泌尿器系の異常や変化に気づくためには必要です。「砂落とし型トイレ」(システムトイレ)の場合は猫の排尿の変化に気づきにくいので注意が必要です。

因みにカナダアトランティック獣医大学が行った調査によると猫は大きめのトイレを好み、なるべく大き目のトイレを用意すると猫は安心して用が足せるという可能性が報告されています。

 


猫砂選びは飼い主さん?猫?


「猫砂」にも様々なタイプがあります。ここでは飼い主さんの都合に合わせた猫砂の選び方についてお話します。不燃ごみで捨てる・可燃ごみで捨てる・トイレに流す・土に還す・再利用するなど処理方法別に適した猫砂があります。最近ではペット用品売り場に行けば豊富な商品ラインナップがありパッケージにも細かい説明が明記してありますので良く読んだ上しっかり検討する事です。

何より常にトイレを清潔にしておくためメンテがしやすい物を選ぶ事が大切です。次に猫の好み合わせた猫砂選びには具体的にはトイレカフェテリアという方法があります。

これは人間がカフェテリアで数あるメニューの中から自分の好きなメニューを1つだけ選ぶのと同じスタイルで猫に猫砂を選ばせるというもの。原材料の違う約5種類の猫砂を用意し猫自身がどれを選ぶのかを観察するのです。

トイレを5つも置くスペースが無い場合には2~3日周期で違った猫砂を入れるという手法もあります。新しい家庭に来る前に使っていた猫砂が手に入れば新しい猫砂に以前使っていた砂を少し混ぜるとトイレを覚えるヒントになります。自分のニオイがついていることで猫自身も安心してトイレを認識出来ると言う訳です。

 


トイレトレーニングはタイミングが重要です


また猫にトイレの場所を教えるにはタイミングが大切です。まだトイレを覚えていない猫が床のニオイをかいでうろうろするしぐさが見られたらトイレのサインです。そんな様子が見られたら猫をすばやく抱き上げトイレに連れて行きます。寝起き・食後・水を飲んだ後・運動の後もトイレのタイミングです。子猫の場合はトイレの回数も多いのでよく観察してトイレサインを見逃さないようにするのが大切です。これを何度か繰り返してみます。

 


失敗しても絶対叱らないで!


粗相してしまった時の対処法はとても大切です。万が一猫が失敗して他の場所でしてしまっても決して叱ってはいけません。大きな声で怒ったり体罰を与えても猫は怯えるだけでしつけとしての効果はありません。

している最中なら排泄を中断させ抱き上げてトイレに連れて行きます。そして粗相した場所にニオイが残っていると再び同じ場所でしてしまう可能性もあるので念入りに清掃しておきます。

床や家具はしっかりふき取った後に住居用洗剤などでニオイを取り除きます。カーペットへの粗相は乾いた布やティッシュで吸い取り広がりを防ぎ水で絞ったタオルで押すように拭き住居用洗剤をタオルにスプレーし押すように何度か拭いた後お湯で濡らして固く絞ったタオルで拭き取ります。

もし成猫が突然トイレ以外の場所で粗相するなら行動や健康面でのトラブルが考えられます。特に猫は泌尿器系の病気の可能性もありますので要注意です。猫の粗相を「叱る」のは逆効果です。猫のトイレの失敗の多くは「ストレス」「病気」によるものでそのほとんどとは下部尿路疾患などが原因です。

家に迎えたばかりの粗相もこの類です。ストレスの原因がなくなればおさまりますから間違っても叱ったりせず原因を突き止めそれを取りのぞいてあげる事が大切です。

食欲がなくなる・やたら鳴く・飼い主の後をつけまわすといったストレス行動が現れることもあります。粗相もこうしたストレス行動のひとつだと考えてみて下さい。長時間の留守番・環境の変化なども猫にとってはストレスの原因です。そんな時には不安を取り除いてあげ大切に接してあげる事が大切です。

 

いかがですか。以上が猫ちゃんのトイレトレーニングに悩むあなたへの7つのアドバイスです。子猫ちゃんへのしつけは想像するよりはるかに簡単なものです。猫とは賢い生き物なのですね。しかし、成猫ちゃんにトイレのしつける!となると様々な問題があると言う事がおわかりになっていただけましたか?

しつけという観点よりも「失敗」してしまう事に気を配らなければいけないと言う事です。ほとんどの場合、そこには何か原因がある・・・しかもそれは深刻な問題である事が少なくないのです。トイレ環境が適正では無かったり健康上の問題があったり日常生活の中でストレスを感じてしまっていたり・・・飼い主さんが配慮してあげる事で改善出来ますのでまずは猫ちゃんの様子や気持ちをしっかり理解してあげる事です。

 


まとめ


猫のトイレが上手くいかず困っている人へのアドバイス

・快適な砂場のセッティングが第一
・理想的条件は「落ち着ける」場所です
・清潔第一!を心掛けましょう
・猫の好みのタイプのトイレ容器
・猫砂選びは飼い主さん?猫?
・トイレトレーニングはタイミングが重要です
・失敗しても絶対叱らないで!