猫がストレスにより発病する病気って?種類や対策を解説!

猫も“うつ”になるって知っていましたか?自由気まま、毎日寝てばかりの猫達も、実は繊細で神経は細やかなのかも知れません。猫は人間同様ストレスを感じる動物です。そして猫のストレスも、重大な病気を引き起こす要因となるのです。最近、お宅の猫ちゃんは、何だか元気がないのではありませんか?

猫の体調をいち早く察してあげられるのはあなただけです。猫の様子をよく観察して下さい。今回は、よくありがちな猫がストレスにより発病する病気って?ストレスから発症しやすい病気の種類や対策について解説致します!

 


猫がストレスにより発病する病気って?
種類や対策を解説!

 

猫がストレスを感じる時を知ろう

猫は大変臆病な動物です。野良猫になるとなかなか人を寄せ付けません。用心深く、大変ストレスに弱い動物と言えるでしょう。

そんな猫のストレスになる要因として、下記の事があげられます。

・周りの音が大きい(人の声、工事の音、物音)
・多頭飼い(新入り猫を同居させる)
・トイレが汚れてる場合
・エサを与えていない
・栄養のバランスを考えていない
・ひとりになれる場所がない&寝場所がない
・引っ越しもストレスになることがある
・病気や怪我をしている
・しつこく撫でる
・見知らぬ人の来客

猫は環境の変化に敏感です。自分の縄張りで知らない音がしたり、見慣れない人間がいると緊張します。また、エサを変えたり、トイレの砂を違う物に変えただけで食欲をなくし、一時的に元気がなくなるなど、繊細な一面もあります。何が猫にストレスを与えているのか、飼い主は猫の様子をよく観察して原因を取り除いてあげましょう。

 

猫がストレスを感じた時の行動

猫は喋れません。ストレスを感じた時は行動で分かります。こんな事をするようになったらストレスを感じているサインです。

・よく鳴くようになった
・去勢したにも関わらずスプレーをする
・突然粗相をするようになった
・闘争的(攻撃的)になる
・性格が極端に臆病になる
・頻繁に下痢、または便秘になる
・食事をとらない(食欲がない)
・毛づくろいなどを長時間する
・服や布などをよく噛む様になる

いかがですか。何か思い当たる要因はありませんか。猫は1日のうち8時間から多いときで16時間くらい寝て過ごす動物です。寝られる、という事は安心できる環境だという事です。あまり寝ないで飼い主に頻繁に鳴いたり攻撃的な態度を取る場合は危険信号です。
病気になるまえに、原因を解明してあげましょう。

 

ストレスからなりやすい病気

猫の病気は様々です。一般的に多いのがノミ、ダニといった外部要因からくる病気です。しかしストレスから発症しやすい病気もあります。それは膀胱炎や突発性尿路結石といった泌尿器系の病気です。

トイレに頻繁に行くのに尿が出ない、または頻尿、血尿、トイレ以外の場所での排尿などが見られたら、病気の恐れがあります。この病気は猫種の中では、ペルシャ猫や長毛種に多く、年齢、肥満度、飼育環境、食事事情などが大きく左右します。

これらの病気は再発を繰り返す傾向があります。早めに病院を受診しましょう。ストレスの軽減、心身ともに満足できる飼育環境の改善、正しい食事管理を日頃から心がけることが、一番の予防になります。

 

ストレスを軽減させる対策方法

猫がストレスを感じている、と思ったときは、食事は何回か(一日に2-3回)に分けて与え、餌場には誰にも(他の動物や人間)邪魔しないように配慮しましょう。静かで落ち着ける環境を作ることが大切です。

そして、キャットフードを新しいものに変えたりする場合は、必ず今までのキャットフードも少量提供することで、徐々に猫が慣れるように配慮します。水をあげる時は、餌場の近くを好まない猫います。

特に夏は猫が新鮮な水を飲めるよう配慮することはいうまでもありませんが、複数の水飲み場を提供し、猫に水場を選ばせるのも良いかもしれません。

 

猫のストレス度チェックをしよう

猫の態度からストレス度を測る事ができます。ぜひやってみて下さい。

ストレスレベル1:究極のストレスゼロ状態。おなかを出し、リラックスしてねそべっています。手足は、だらーんと伸びた状態で、目、耳、ひげの状態も普通、場合によっては、ゴロゴロ鳴き、しっぽは、ゆっくり振られているか、丸まっています。

ストレスレベル2:少し緊張した状態です。お腹を下に座るか、寝そべるか、背骨を水平状態で立っている場合が多いでしょう。目、耳、ひげの状態は普通ですが、しっぽはやや下向きでパタパタ動かします。頭にも動きが見られ、鳴いている場合もあります。

ストレスレベル3:強い不安状態です。お腹を下に低い位置でしゃがみ、体が震えている場合もあります。手足も頭も低くうずくまった状態で動きません。目は大きく開かれ、瞳孔も大きくなっています。耳、ひげは後ろ向き。しっぽは体に沿って下向き。頭は動かず、うなる場合、または、威嚇する場合もあります。

 

いかがですか。猫はとても敏感です。環境が変わる事をとても嫌う、真面目な性格をしています。多くを望まず、同じ時簡に同じ飼い主が美味しいご飯を与えてくれ、抱っこしてくれるのを好みます。

気まぐれに見えて大変几帳面ですから、飼い主はよく観察してあげましょう。猫はとても表情が豊かなので、不満があると鳴き声で分かります。ストレスの症状はまず食欲をチェックするのが一番です。ぴたりと食べるのを止めたら何かあるというサイン。早めに病院へ連れて行くか、安心出来る環境を作ってあげて下さいね。

 


まとめ


猫がストレスにより発病する病気って?種類や対策を解説!

・猫がストレスを感じる時を知ろう
・猫がストレスを感じた時の行動
・ストレスからなりやすい病気
・ストレスを軽減させる対策方法
・猫のストレス度チェックをしよう


連記事