子猫の里親になるというのは、猫好きの人にとってはたまらない選択肢ですよね。子猫はペットショップでも買うことができますが、ペットショップにいるのは血統書つきの子ばかりなのでお金がかかります。一方、引き取るのに大したお金がかからず、しかももらい手のいない子猫を飼うことになるので社会貢献にも。
また、生まれたばかりであどけなさいっぱいの子猫を引き取ることができるなんて、ただただ幸せですよね。「子猫の可愛らしさを独り占めしてみたい」と夢にまで見た想いを叶えることができるのです。
しかし、子猫の里親になるというのも楽しいことばかりではありません。新しい家族としてやって来る子猫ちゃんに安心して暮らしてもらうためにも、然るべき環境を整えなければならないのです。そのために必要なものについてお伝えします。
子猫の里親になるには?
整えたい家の環境
子猫の里親になるには:①経済的余裕があるか確認しよう
子猫に限らず、犬など他のペットや自分自身の子供を含めて新しい家族を迎え入れるとき、まず検討したいのが「経済的余裕」です。もちろん、ペットは進学や就職をしませんので人間を育てるよりはお金がかかりませんが、それでもペットフード代がコンスタントにかかることは確実です。
また、急な病気や怪我で入院をすることがあれば、その分の治療費や入院費用もかかるでしょう。
子猫の里親になる前に、このような出費に本当にきちんと対応できるかきちんとチェックしておきましょう。そうでないと飼っている途中で金銭的な限界を感じ、ストレスのあまりせっかくの飼い猫を捨ててしまうことにもつながります。そうなっては猫ちゃんの幸せが台無しです。
子猫の里親になるには:②必要なグッズを揃える
子猫の里親になることが決まったら、子猫を飼うために必要なグッズを揃えていきましょう。ペットフードにトイレ用品、ベッド、キャットタワー、キャリーケース、おもちゃなど用意したいものはたくさんあります。
このとき注意したいのは、この段階では子猫用のアイテムを用意するということです。例えば、キャットフードや首輪には子猫用のものを選ばないと猫の健康的な生育や安全が脅かされることになってしまいます。
また、子猫が大きくなるにつれてベッドやキャリーケースなどが小さく感じられることもあるでしょう。そうしたときには子猫の成長を見ながら買い足していってください。
子猫の里親になるには:③近くに動物病院があるかチェックする
猫だって人間と同じように、病気をすることもあれば怪我をすることもあります。加えて、定期的な健康診断やワクチン接種なども受けなければいけません。また、子猫であればまだ体も弱いため、病気しがちになるでしょう。
そうした万が一のトラブルや健康相談などへの対処ができる動物病院が近場にあると本当に便利です。お住まいの地域に必ず一つはあるはずですので、子猫の里親を本格的に始める前にチェックしておいてください。子猫の里親になった後に不慮のトラブルが発生したときの安心材料になります。
子猫の里親になるには:④猫が安全に暮らせるように
子猫の里親になるまでは気が付きにくいのですが、子猫は非常に好奇心の旺盛な生き物です。そしてそれは成猫になっても変わりません。
可愛らしい顔をした猫ちゃんが何事にも興味津々で動き回る姿は大変微笑ましいのですが、このとき猫にとって有害・危険なものが出されていないか要注意してください。例えばコンセントのプラグや誤飲のおそれのある雑貨などです。
また、人間にとっては癒しアイテムとなるアロマグッズも猫にとっては有害となることがあります。
子猫の里親になるには:⑤匂い消しスプレーや爪とぎを用意
子猫や猫は犬とは違い、大きな声で吠えたり泣いたりしてご近所迷惑になることがありません。しかし、そのおかげで猫が犬よりも本当に飼いやすいのかというとそれも疑問です。そう、猫も猫ならではの問題を抱えています。
例えば「匂い」。猫も犬と同じようにあちこちに匂い付けをしていきますが、その匂いが犬のそれよりも強烈だとされています。そのため、引っ越しなどをするときにこの匂いの処理に手間がかかることがあるようです。匂い消しスプレーなどを事前に用意しておくと良いでしょう。
さらに猫は至る所で爪とぎをし、家を傷つけてしまいます。家に無用なダメージを与えないためにも、固定された爪とぎ場所を用意してあげてください。
子猫の里親になるために準備したい5つの環境、いかがでしたか。
まずは何よりも、子猫の里親になるためのお金を用意することが大事です。人間でもペットでも「金の切れ目は縁の切れ目」になってしまうことがあるため、それを防がなくてはなりません。また、子猫専用のアイテムを揃えておきましょう。
次に、近くに信頼できる動物病院があるかどうか探しておきます。不慮の事故や病気が発生したときに駆け込む場所になりますので、口コミなどをチェックしながら動物病院を選んでおきましょう。
また、家へのダメージを防ぎつつ猫ちゃんが安心して暮らせるような環境も必要です。この辺りは子猫を譲渡してくれる団体やボランティアからも問題視されることがありますので、徹底して準備するようにしてください。
■まとめ■
子猫の里親になるために絶対に整えたい環境5つとは?・猫を飼うにはお金がかかることを理解する
・子猫用・猫用グッズを揃えよう
・近場の動物病院を探そう
・猫にとって危険なアイテムはしまっておこう
・猫の匂い&爪とぎ対策をするには?