ペットショップの裏事情、売れ残りの動物たちの行く末とは

ペットショップの裏事情、売れ残りの動物たちの行く末とは

ペットショップでは売れ残りの動物たちはその後どうなるか気になりますよね。ペットショップでは生後数ヶ月の子犬や子猫がガラスケースに入れられて売られています。可愛い仕草を見ていると癒されるし、ずっと見ていたくなります。子犬や子猫は月齢の低い子たちから売れる傾向があります。そう言えば、生後6ヶ月くらいの犬や猫はあまり見かけません。

見かけても値段が下げられて売られていたりします。すべての犬や猫が優しい飼い主の元へ売れていけば何も問題はありませんが、生まれてから半年以上経つ犬や猫は売れにくいなど、ペットショップには裏事情が色々とありそうです。

また、ガラスケースの中に動物たちが陳列されているということは、犬や猫にとって強いストレスになります。早い時期から親や兄弟と離されていますので、愛情を知らずに育って明るさに欠ける性格になることもあるそうです。ペットショップの中には衛生状態の悪い中で育てられ、購入してもすぐに死んでしまうというケースもあります。そこで今回はペットショップの裏事情と売れ残りの動物たちの行く末をお伝えします。

 

ペットショップの裏事情、
売れ残りの動物たちの行く末とは

 

ペットショップの看板犬になる

ペットショップの売れ残りの動物は、ペットショップの看板犬などになってお店で飼うことがあります。ドッグフードはメーカーからの業務用のサンプルなどがありますし、餌代がほぼ無料で手に入ります。

トリミングはトリマーがしてくれるので、維持費がそんなにかかりません。お店の人がしつけをしてしっかり看板犬として育てます。看板犬は、スタッフやお客さんから可愛がられるので良い性格に育つようです。ペットショップの売れ残りとなるのは生後半年を過ぎた犬や猫が多いです。

 

値段を安くして売りに出す

ペットショップの売れ残りの生後半年を過ぎた犬や猫は、価格を安くして売りに出すこともあります。2〜3ヶ月の子犬だと10数万円していても、だいたい2〜3万円くらいに値段を下げます。

安くなれば、購入する人が決まることが多いです。しかし、「私がこの子を引き取らなければ」という気持ちで飼う方が多いです。ほとんどの方は価格が高くても生後2〜3ヶ月の子犬や子猫の状態から飼いたいという気持ちがあります。ペットショップの売れ残りの動物たちにはいろいろな事情がありそうです。

 

里親を探す

ペットショップでの売れ残りの動物は、無料で里親になってくれる人を探す場合もあります。やはり生後半年を過ぎると、価格を安くしても子犬や子猫の行き先が決まらない時もあります。そういう時はお店に来店した人や、お店のホームページでの募集をしたりします。ペットショップの店員が知人に聞いて、里親がいないか探す場合もあります。この段階でだいたい犬や猫は飼い主が決まってくるそうです。

 

繁殖犬になる

ペットショップの売れ残りの動物は、繁殖犬になる場合もあります。見た目の良い、健康で丈夫な犬や猫は繁殖用として使われることもあります。メスは特に、ブリーダーの元に戻って子犬や子猫を産む為に使われます。

良いブリーダーならいいのですが、薄利多売主義のブリーダーだと、パピーミルとして繁殖のみで過ごすことになってしまいます。メスは発情期の度に子犬を産み続け、オスもできる限り繁殖に使われる場合もあります。ペットショップの売れ残りの犬・猫の悲しい運命ですね。

 

店員が引き取る

ペットショップの売れ残りの犬や猫、その他ハムスターなどの小動物たちは、店員が家で引き取って育てることもあります。ペットショップの店員は、動物が好きな人がほとんどですね。ペットの専門学校やトリマーの専門学校を出た人も多いです。

動物の知識もあって、世話も十分できる人たちばかりなので安心ですね。しかしペットショップの売れ残りが出る度に店員が引き取る訳にはいきません。ペットを飼ってはいけないマンションに住んでいる人もいるでしょう。

 

他の店舗に持って行って動物を交換する

ペットショップには複数の店舗がある場合があります。ペットショップの売れ残りの動物は、他の店舗に持って行って動物を交換する場合があります。そうすると売れ残りの犬や猫も売れる場合があります。

全国規模のチェーン店であるペットショップなら、犬や猫を他の店舗と交換すると飼い主が決まることがあります。輸送が動物の体には負担になるかもしれませんが、飼い主が決まって幸せになるなら良いことでしょう。

 

保健所へ連れて行く

ペットショップの売れ残りの犬や猫が保健所に行くのではないかと誰もが考えたことがあるでしょう。一部の悪徳なペットショップでは店の名前を隠して、個人として保健所に持ち込む人も未だにいるようです。以前はペットショップでも病気になった犬や売れ残りの犬は殺処分になることもありました。

今は保健所に持って行くようなことはないと言うペットショップの販売員もいます。ペットショップの売れ残りの動物たちには、残酷な現実もあるかもしれないということを心に置いておきたいものです。

 

いかがでしたでしょうか。

ペットショップの裏事情と売れ残りの動物たちの行く末を書いてみました。正直知りたくないような恐ろしい事情もあるようです。他にも動物実験に使われるのではとか、薬殺や撲殺があるのではないかという疑念も残ります。実際ペットショップで働いていた方は、そういうことはないとおっしゃる方もいます。

一部の悪質な業者のイメージが拭いきれないようですね。それとペットショップの業界自体の不透明さもあって、わかりにくい部分もあるでしょう。ガラスケースに入れられて、可愛い子犬や子猫が無邪気に遊んでいますが、こういう裏事情も忘れないで下さい。

また動物を飼うことになったら、最期まできちんと面倒を見ることが大切です。一つの命なので、可愛いから飼いたいというだけの気持ちで飼うのは、少し考え直した方がいいでしょう。責任を持って可愛がりながら、動物とともに生活できるといいですね。

 

まとめ

ペットショップの裏事情と売れ残りの動物たちの行く末とは

・ペットショップの看板犬として、ペットショップで飼われることもあります
・生後半年を過ぎた犬や猫は、価格を安くして売りに出されることもあります
・無料で里親になってくれる人を探す場合もあります
・見た目の良い、健康な犬・猫は繁殖用になる場合もあります
・ペットショップの店員が引き取って、家で育てる場合もあります
・複数店舗がある場合は、他の店舗へ持って行き飼い主が決まる場合があります
・一部の悪徳なペットショップでは保健所へ持って行くこともあるかもしれません


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