柴犬は昔から私たち日本人にとって身近な存在ですよね。現在は外国の犬種が増えて、ペットショップへいけば、外国の犬種ばかりがずらりと並んでいますが、柴犬はそんななかでも依然として根強い人気を誇っています。
日本犬のなかでも唯一、小型犬に分類される柴犬。清潔さや無駄吠えが少ないことから、これまでのように番犬として室外で飼うのではなく、室内犬として飼う人が増えてきています。柴犬の性格は、飼い主に忠実でとても賢く、一度覚えたしつけは失敗することなくこなせます。それゆえに、柴犬は最初の飼いはじめが大切になってきます。
そこで今日は柴犬の飼い方について、7つのポイントにまとめました。ではご覧ください。
柴犬は飼いはじめが大切。
7つの重要な飼い方のポイント
柴犬の性格をよく把握すること。
柴犬の性格といえば、なんといっても飼い主や家族に対して非常に忠実です。柴犬は、古くは平安時代から猟犬として飼われており、私たちの良きパートナーとして暮らしてきました。
大胆でありながら冷静沈着に周りをよく見ています。小型の愛玩犬は愛情を全開にして飼い主に懐きますが、柴犬の懐き方はそれとは異なります。場の空気を読むこともできるので、もし家族が喧嘩をしているときには、すぐにハウスへ戻っていくような、そんな忠犬です。
頭が良く賢いので、最初のしつけが大切です。いい加減にしつけてしまうと、後々コントロールできなくなるので、注意しましょう。
運動させる習慣をつけること。
柴犬はもともとは猟犬で活発な性格もあり、小型犬ではありますが、必要な運動量は多いです。最近は室内飼いが増えてきていることもあり、どうしても運動不足になりがちです。
運動不足になるとストレスが溜まりやすく、無駄吠えなどにもつながってしまうため、長めの散歩をしてあげたり、ドッグランなどで思い切り走らせてあげましょう。自転車で引きながら走らせてあげるのもいいですね。
お手入れはブラッシングとシャンプーで。
柴犬は綺麗好きな性格で、自分の周りを排泄物などで汚すことはありません。それゆえ、お手入れはとても簡単な犬種です。基本的には定期的なブラッシングと月に1回くらいのシャンプーで十分でしょう。ただ、換毛期には毛が大量に抜けるので、皮膚病予防のためにも、念入りにブラッシングする必要があります。
環境には気を付けること。
昔から日本の気候に慣れ親しんできた柴犬ですから、室外飼いであっても、特に問題はありません。暑い季節には日蔭になるような場所を選んであげ、寒い季節には毛布を一枚敷いてあげるなど、環境に配慮するようにしてあげましょう。
室内飼いの場合でも同様です。室内飼いではどうしても運動不足になりがちですので、意識して散歩へ連れていくようにしましょう。
甘噛みのしつけをすること。
柴犬に限らず、子犬の頃というのは、甘噛みをするものです。特に柴犬はしつけを忠実に守る犬種ですので、子犬の頃から甘噛み対策をしておくと成犬になった後がラクになるでしょう。
まずは子犬の頃から身体のいたる所を触って慣れさせてください。外へも頻繁に連れて行って、ご近所の人たちと触れ合わせるといいでしょう。甘噛みを無理に力で抑え込もうとすると、かえって良くありません。飼い主以外のお年寄りや小さな子どもには噛みついて良いんだ、という癖がついてしまいます。甘噛みをしてきたら、噛んでも良いおもちゃなどをあげて噛ませてあげてください。
上下関係を理解させること。
柴犬は頑固で気の荒い犬種でもあります。飼いはじめの頃からきちんと上下関係を理解させてあげましょう。犬は集団生活においてリーダーには絶対服従する習慣があります。自分より立場が上の者には従い、下の者には従おうとしません。家庭のなかでも、誰がリーダーなのかをきちんと示してください。柴犬のご機嫌をとったり、甘やかしたりすると、自分がリーダーだと認識してしまい、飼い主の言うことを聞かなくなってしまいます。気を付けましょう。
無駄吠えのしつけをすること。
柴犬は昔から番犬として飼われてきました。そのために、見知らぬ人や不審者が近づいてくると、吠えることが多いです。ただこれは、必要だから吠えているのであって、理由なく吠えているわけではありません。吠えるべき時と、吠えるべきでない時と、きちんとわきまえているのです。延々と吠えているということは滅多にありませんが、もし無駄吠えをするようなら、小さい頃からしつけておくといいでしょう。
いかがでしょう、犬のなかでも特に柴犬は、飼いはじめの頃のしつけがとても大切で、飼い方に気を付ける必要があることをご理解頂けましたよね。飼いはじめの頃に上手くしつけることができれば、その後はとてもラクに楽しく過ごすことができるでしょう。
まとめ
柴犬の飼い方のポイント
・柴犬の性格をよく把握すること。
・運動させる習慣をつけること。
・お手入れはブラッシングとシャンプーで。
・環境には気を付けること。
・甘噛みのしつけをすること。
・上下関係を理解させること。
・無駄吠えのしつけをすること。