猫のイラストの上手な描き方を基本から応用編まで教えます

猫のイラストの上手な描き方を基本から応用編まで教えます

最近の<猫>人気は「ブーム来た!」と言える程ですよね。ふと、自分の周りを見回しただけでも<猫>が溢れています。TV CMは勿論、ファッションや雑貨、インテリア、文具など様々な場面でいろんな<猫>を目にする事ができます。

そんな既製品の猫キャラクターを楽しむのも良いですが、自分だけのオリジナル猫ちゃんを生み出すのも楽しいと思いませんか?自分の持ち物などにオリジナルマークとしてササッと描けたらオシャレですよね。とは言え、簡単に猫のイラストが描ける訳ではありません。

何かおさえておくべきポイントが有る筈。では、猫のイラストの上手な描き方を基本から応用編までをお教えしましょう。

 


猫のイラストの上手な描き方を
基本から応用編まで教えます

 

基本は、可愛らしい顔の書き方

まず、横長の丸を描き、顔の輪郭とするのがポイントです。イメージとしては、「おまんじゅう」でしょうか。その輪郭上の部分に、左右に三角の耳を付けます。ちょっと離して描くと可愛い猫ちゃんになります。

そして目と鼻は、小さい丸で描き表現しましょう。この3つの点の位置で大分表情が変わりますので、色々試してみて下さい。

最後に、 口はWに丸みを持たせる、あるいは数字の3を寝かせた感じで描けば完成です。ひげは、お好みで左右各2本、3本、あるいは、なしでも良いでしょう。

これが、単純かつ可愛い猫のイラスト基本形です。

 

キャラ的な体型の猫を描いてみよう

可愛い顔が描けたら、体も付けてみましょうか。まずは、キャラクター性の高い猫なら、台形でワンピースの様な物を描き、そこに手足しっぽをつけたスタンディングパターン。

次には、同じく顔にしずく型の身体を描き、大小のウインナー状の手足しっぽを付けた、ややリアルに近づいてきたスタンディングパターン。それを発展させて、身体と手足をひとつながりにし、4本指の手の平にしっぽを付けたもの。

更に、もっとリアルに近付け、四つん這いにしてみるパターン。しっぽはピンと空にむけ立てているのも可愛いし、垂れていても表情がでますね。

 

ネコの体のつくりを学びましょう

リアルなネコの体を良く観察すると、人間の様にまっすぐスラッとしていない事がわかりますよね。基本的には4足歩行の生き物は、脚や背骨がアーチを描いた形になっているものです。また、後ろ足は常に折りたたまれた状態になっています。

イラストにする際にも、肩は人間のように横にはらずに、ストンと下へ抜けるのがポイントです。指は短く、足の大きさも小さく描くのがコツです。下半身は皮が多い部分ですので、丸く大きめに描くとイメージが掴みやすいでしょう。後ろ足は関節が人間より多いように見えますが全体が「かかと」と思えばわかりやすいでしょう。

猫は毛でモフモフしているので、その分やわらかく太めに描くと猫のイメージに近づくでしょう。

 

応用は、座った姿勢の猫

基本的なリアルな猫の身体のつくりを応用して、座った状態の猫を描いてみましょう。肩が前の方に付いているのがポイントです。肩幅は顔幅と同じくらい、意外に狭いですよね。

背中から滑らかな曲線で下半身に繋げます。下半身はどっしり目にした方がバランスが良いでしょう。

足先は実際にも小さめですが、イラストにするなら極端だと思える位小さめに描いた方が可愛く仕上がるでしょう。

被毛は、とにかくモフモフ感を出すのがポイントです。しかし、モフモフのさせすぎには要注意です。短毛種の猫なら、頬の横と手足の付け根、胸、しっぽだけで充分です。猫が丸まっていると毛玉のように見える様子は、とても可愛らしいのですが、イラストとして描こうとするなら全体の細かな毛の表現をする必要はありません。

ふさふさした感じを猫全体に描くと、実際の仕上がりは、モサモサしているだけで、特徴がわかりにくくなるからです。大体、頬のあたりや胸、手足の一部としっぽの先くらいを毛のように描く程度で良いでしょう。毛の長さを変えれば、長毛種と短毛種の描き分けもできます。

眉毛やひげは、描かなくても意外に違和感は無いので、バランスを見て描くか描かないのか決めましょう。

 

描きたい猫のイメージを固めましょう

まずは、具体的に好きな猫の画像をじっくり眺め、どのような猫を描きたいのかイメージを固めましょう。猫と一口にいっても、被毛の長さや目の大きさ・手足の長さなど様々なタイプがいます。

どんなタイプの猫が描きたいのか、そんなイラストにしたいのかが自分の中で固まらないと、なかなかイメージがつかめず、何かが違うと首をひねる事になるでしょう。

どんな表情で、体格はどんな感じで、可愛いいタイプなのか格好良いタイプなのか、まずは想像をふくらます事が大切なのです。

 

表情やスタイルなど変えて、数パターン描いてみよう

どんな猫のイラストに仕上げたいのかある程度イメージが固まったなら、おおまかなデッサンを描いてみましょう。いきなり細かくなくて良いのです。本当に大胆に単純な線でザッと描いてみるのです。

頭の位置や、顔の向き、からだの位置、手足の様子、しっぽの向きなど、イメージを簡単な画にしてみましょう。

ここで、ポイントですが、無地の紙でも問題はありませんが、方眼紙に描いてみると左右のバランスが取りやすいので、描きやすいかもしれませんよ。

このデッサンの時点で、どうも自分には絵の才能は無いと挫折しそうな方は、単純な丸を組み合わせて書くという方法もありますのでお試しください。様々な形や大きさの丸、例えば、細長い丸や小さい丸を、イメージしている猫っぽく並べていくだけです。

全体のバランスが取れたら、並んでいる丸達の輪郭を一つの塊として描いてみるのです。

猫全体を一気にを描きあげようとすると、途中でバランスが取れなくなったりしますが、丸で出来たパーツを組み合わせることで、バランスを損なわずに希望の猫の形をイラストにすることができるので、ぜひお試しください。

 

猫のパーツを完成させていきましょう

リアルな猫のイラストならば、頭部・首・肩・腕・手首・胴体・脚、と細かく分けて描いてみましょう。逆に、ほとんど分けない場合、最初に紹介した、可愛らしい簡単イラストになります。

リアルなタイプのイラストに関して言えば、そのイラストの命は目に吹き込まれると言っても良いでしょう。逆に言えば、全体のバランスが完璧に描けたとしても、目の印象で納得いかないイラストになってしまうことも多々あるのです。

それだけ重要な猫の目ですから、これは、色々と研究しておきましょう。ポイントは、虹彩と黒目のバランスです。また、鼻を軸にしたときの目の配置や瞳孔の大きさだけでも表情が大きく変わってしまいます。

全体のバランスをパーツで変えてみるのも楽しいでしょう。頭だけ大きくしてみたり、身体を太らせてみたり、手足を短くしてみたり、耳の大きさを変えてみたり、つまり、デフォルメで、自分なりの個性的な猫のイラストを描いてみると言う事ですね。

基本になるイラストに少し手を入れ、いじってみるだけでも、意外な効果があってイメージがガラッと変わったりするものです。まずは、固定概念にとらわれず、難しくあれこれ考える前に、とにかく描いてみる事です。

はじめは真似っこでも、好きなイラストをお手本にして描き込む事でパターンをつかめ、いつしか自分だけのオリジナルの猫イラストが誕生するものです。

 

いかがですか。以上が、私がお勧めする『猫のイラストの上手な描き方を基本から応用編まで教えます』のポイントです。猫を好きになればなるほど、何時でも一緒に、身近にいて欲しい物です。

しかし、そんな事は、不可能という物。ならば、猫のグッズやイラストに囲まれていたい。そこで、問題になるのが、自分が好きなタイプの猫グッズに出逢えるかどうか、とグッズの価格の高さです。

人気のキャラクターグッズの高価さには、いつもビックリさせられます。自分で猫のイラストが描けるのなら、当然、出来あがった作品は、自分の好みのタイプの猫であり、どんな場所にも描く事が可能になるのです。

是非、あなたの猫への愛情をイラストという形で表現してみて下さい。

 


まとめ


猫のイラストの上手な描き方を基本から応用編まで教えます

・基本は、可愛らしい顔の書き方
・キャラ的な体型の猫を描いてみよう
・ネコの体のつくりを学びましょう
・応用は、座った姿勢の猫
・描きたい猫のイメージを固めましょう
・表情やスタイルなど変えて、数パターン描いてみよう
・猫のパーツを完成させていきましょう


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