猿をペットにするために用意しておく7つの心得

猿をペットにするために用意しておく7つの心得。
大きな瞳とふわふわした毛がチャームポイントのおサルさんは、手の形やしぐさなど人間の赤ちゃんにどこか似ているところが多く、無意識に保護欲がわきますね。

テレビなどでも、人間の言葉を理解するかしこいおサルさんや、外国の珍しくてかわいいおサルさんがよく登場し、もしも彼らがペットとしておうちに来てくれたら、毎日が楽しいだろうな~!と想像したことがある人も多いと思います。

そんな可愛いおさるさんですが、おうちで飼うとなると話は別で、なかなか難しいのです。というわけで今回は、猿をペットにする時に必要な心得をまとめました。猿を飼いたい!という人は、おうちに迎え入れる前にこれらの事を把握して、飼育環境が確保できるかどうかよく考えてみてくださいね。



 


猿をペットにするために用意しておく
7つの心得

 


その1.はじめに


サルは、犬や猫のように人間のパートナーとして暮らしてきた歴史がなく、基本的には野性で生きる動物なので、遺伝子的にペットとして飼うようにはできていません。

なので、飼い主さんがじょうずにしつけ、相性がとてもよければペットとして完全にお家に馴染むこともありますが、実際はそうならないことも多いということをはじめに心得ておいてください。

 


その2.サルの習性


サルはもともと、群れのなかで階級をつくってその中で生きていく習性をもっていますから、家族として迎え入れる際にはあなたやあなたの家族にも階級がつけられることを心得ておきましょう。

子供の段階でおサルさんより階級が下とみなされてしまうとあとでいろいろと困るので、できるだけ早い段階で主導権を握っておいてくださいね。

また、サルは自分より下と判断した相手を攻撃することがありますから、すでにお家にほかのペットがいる人はそのことをよく考えましょう。

 


その3.サルの種類


現在一般家庭で飼われているサルで人気なのは、大きな目が特徴のリスザルや、ふわふわしたコウモリのような見た目がかわいいピグミーマーモセットなどです。

これらのサルたちは、小さいころから育てればなついてくれる可能性が高く、攻撃性も少ないので人気があります。種類によって性質や飼育環境が異なりますので、どのおサルさんが自分に合っているか調べてみましょう。

ただし、おサルさんはやはり、いつもは穏やかでもなにかの拍子にとつぜん噛みつきますから、ある程度怪我をする覚悟はしておきましょう。

 


その4.サルのごはん


サルは雑食なので、人間の食べられるものは基本的に食べられます。しかし、おサルさんにいつまでも健康でいてほしいならば、あらかじめ栄養のバランスに配慮してつくられたモンキーフードを与えるのがよいでしょう。

食事の回数は基本は一日一回で、マーモセットなどの小さいおサルさんの場合は数回に分けて与えます。モンキーフードにプラスして、ビタミン豊富なりんごやバナナなどの果物、お野菜をあたえるとよいでしょう。

また、これはワンちゃんやネコにおいても同じですが、ネギ類とチョコレートは与えないようにきをつけて下さいね。

 


その5.お留守番


サルは基本的に、あまりお留守番に向いていません。とくに、マーモセットのように寂しがり屋で繊細なタイプのおサルさんだと、飼い主さんと離れる寂しさでストレスになってしまいます。

家を長く開けることが多い人にはペットとしては向かないかもしれません。

サルの生態に精通したシッターさんがいれば預けることもできるのですが、ふつうのペットシッターさんはサルに関する知識があまりなかったり、懐いてもらえなかったりすることが多く、なかなかいい人を見つけるのが難しいので、なるべくおサルさんのそばにいてあげられる人が飼い主になりましょう。

 


その6.飼育情報


現在、ペットとして飼われているサルのほとんどは外来種で、飼っている人も少ないため、生態や病気などの情報が少ない状況です。サルを飼うことになった場合は、海外のサイトなども含め情報を常にチェックしてくださいね。

ウェブ上には飼い主さん同士の情報交換のフォーラムもありますから、積極的に飼育情報を共有するようにしましょう。

また、外来種のサルはそのときどきの情勢にあわせて輸入禁止になったり、保護対象に指定されたりしますからそのあたりも心得ておきましょう。ペット販売業者のなかにはそれらのサルを違法に輸入しているところもありますから利用しないように気をつけてください。

 


その7.病気と獣医さん


サルは、飼い主さんが風邪などにかかると、人間とおなじように風邪菌をもらってしまうことがあります。風邪をひいたらなるべくサルに近寄らないようにしましょう。また、サルを診療できる獣医さんはあまり多くありませんから、近くにいるかどうか病気になる前にあらかじめ調べておきましょう。

またリスザルの場合は、ビタミンcが不足するとターバンヘッドという病気になってしまいますから、普段からビタミンやたんぱく質をふくむ食物を与え、もしなってしまったらお医者さんに行って処置してもらいましょう。

 

いかがでしたでしょうか。このように、サルの飼育は予想以上に大変なことが多いですから、サルをペットとして飼育できるのは、時間にも心にも余裕があり、サルがほんとうに好きな人にかぎられると言えるでしょう。

しかし、あなたがおサルさんの噛んだり暴れたりといった性質をすべて大きな心で受け入れて、ほんとうに愛してあげることができたなら、おサルさんはきっとあなたの大切なパートナーになってくれます。普通のペットでは得ることのできない、貴重な時間をともに過ごすことができるでしょう。

まとめ


猿をペットにするために用意しておく7つの心得。

その1.サルはもともとペットではない
その2.サルに下等と判断されると飼いにくくなる
その3.飼いやすい種類のサルを選ぶ
その4.サルのえさは栄養バランスが大事
その5.サルに留守番は難しい
その6.サルの情報に常にアンテナを張っておく
その7.サルに詳しいお医者さんを探しておく