猫の寿命を知って愛猫と上手に接する7つの方法

猫の寿命はどのくらいか知っていますか。近年の動物医療の発達や、飼育環境改善などにより、猫の寿命は昔よりも延びていると言われています。飼い猫の場合では、平均して15~20年が寿命とされています。

猫は私たち人間よりも、はるかに早いスピードで年をとってしまいます。今は若くて元気な愛猫も、いずれは年老いてしまう日が必ず訪れるのです。足腰が弱くなり、病気がちになってしまうかもしれません。

限りある生命ですので、それは避けることができません。猫の寿命を知った上で、限られた貴重な時間を愛猫とどう過ごすのかが、なによりも大事です。愛猫と上手に接する方法について、お話しましょう。

 


猫の寿命を知って
愛猫と上手に接する7つの方法

 

 

愛猫に寿命がくるということを受け入れましょう

私たち人間も動物も、生命あるものですから、遅かれ早かれ寿命が訪れます。それは致し方ないことです。猫のほうが人間よりも早く年をとる分、人間よりも早く逝ってしまうことがほとんどです。

つまり私たちが、老いていく愛猫の面倒をみなければならないということです。まずは、この直面する現実に目を背けず、いずれは愛猫の寿命が訪れるということを、よく理解するようにしましょう。

 

愛猫の好きなことを存分にさせてあげましょう

あなたの愛猫の好きなことは何ですか。ご飯を食べること、体を動かすこと、飼い主と遊ぶこと、外を眺めること、いろいろあると思います。例えば、ご飯を食べることが好きな猫なら、思う存分好きなご飯を食べさせてあげましょう。

老化とともに歯が弱くなってしまいますので、これまで食べていたものが食べれない場合には、やわらかくしてあげるなど、工夫してあげてください。

 

飲む水の量をチェックしてあげましょう

猫は年老いてくると、おしっこの病気にかかりやすくなります。若い頃に比べて水をあまり飲まなくなり、腎臓に負担をかけてしまうためです。飲む水の量とおしっこの量は、健康のバロメーターともなります。

毎日どのくらい飲んだり出しているのか、チェックしてあげてください。飲み水はいつでも飲めるように、数箇所に設置してあげるのが良いでしょう。

 

粗相は仕方のないことです

人間でも同じですが、年とともに粗相をする回数が増えてきます。これまでトイレはきちんとできていたのに・・と落ち込んでしまう飼い主もいるでしょう。しかし、年老いてくるとトイレのふちをまたぐのも大変になってきます。

粗相してしまうのは仕方のないことと割り切りましょう。トイレのふちが低いものを設置してあげたり、寝る場所の近くにもトイレを設置してあげたり、愛猫の様子をみながら工夫してあげてください。

 

高い場所は注意が必要です

これまで軽々とジャンプをして高い場所へ登れていたのに、足腰が弱くなるにつれて、ジャンプに失敗することも出てきます。ジャンプがうまくいかないと、高さのある場所から落ちてしまって、事故につながりかねません。

猫は高い場所が好きですので、ジャンプできなくても本能で登ろうとしてしまいます。椅子や棚などを置いて、段差を増やしてあげてください。

 

眠りを妨げないであげてください

猫はもともとよく寝る動物です。それに加え、年とともに睡眠時間がますます長くなっていきます。子猫と同じくらい、一日20時間近く眠ることもあります。この眠りは年老いた猫にとって、特に大事なものです。

限られた時間を大切にしたいと思うあまり、眠っている猫を起こさないようにしてください。この長い眠りがあることで、猫自身の体調を回復させているのです。

 

こまめに定期健診を受けさせてあげてください

人間もそうですが、年を重ねるとともに、病気を起こしやすくなります。また、いったん病気の兆候が現れ始めると、早く病状が進行してしまいがちです。

老化現象と一括りにせずに、早期発見できるよう、愛猫の様子をよく見るようにしてください。素人目ではわからないことも多いので、こまめに動物病院で定期健診を受けるようにしましょう。

 

愛猫が年老いていく際、一番大事なのは、飼い主の接し方です。飼い主がストレスを感じてしまうと、猫は敏感にそれを感じ取って、猫自身もストレスを感じてしまうことになります。年老いていく実感は、きっと猫自身も感じているはずです。

情けないと思っているかもしれません。そんなときこそ、飼い主の接し方が重要になってくるのです。たとえ、目を背けたくなるような現実に直面したとしても、これまでと同じように愛情を注いで、コミュニケーションをとってあげてください。

それが猫にとって一番幸せなことです。上述した7つの接し方についても、ぜひ実践してみてくださいね。

 


まとめ


猫の寿命を知って愛猫と上手に接する7つの方法

・愛猫に寿命がくるということを受け入れましょう
・愛猫の好きなことを存分にさせてあげましょう
・飲む水の量をチェックしてあげましょう
・粗相は仕方のないことです
・高い場所は注意が必要です
・眠りを妨げないであげてください
・こまめに定期健診を受けさせてあげてください


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