猫の発情期って結構厄介で。自然の道理として『完璧な対応策』と言っても、『人道的支配下』での動物への対応策というものなので、あくまで「対策をたてる」ということしかできないのですが。室内にいるにしろ室外にいるにしろ、やがて猫たちにもそういう時期は必ずやってきます。人間からすれば、「困った、迷惑」という捉え方にもなります。しかし、共存していくためには、私たちと猫たちの問題の一つでもあるのかもしれない猫の発情期。上手にお付き合いするために、今日は5つの対応策をお伝えします。
知っておきたい、猫の発情期と5つの完璧対応策☆
①〈発情期はいつから?〉 メス猫の発情期は最短で生後3か月から迎え、年に2〜3回くらいで12月から8月ごろまでの期間でくるといわれており、オス猫は生後12か月ごろから繁殖可能に。オス猫はメス猫の発情次第で発情となる?いずれも、環境等により個体差はあります。
②〈発情期の特徴 その1〉 発情期の際、メス猫は犬のように出血はない。オス猫はスプレー行為や自分の臭いをつけてまわる。攻撃的になることも。
③〈発情期の特徴 その2〉 オス・メス共に、独特の しかも大きな声で鳴く。
④〈対応 その1〉 お住まいの環境や周辺などの状況、そして子猫が生まれても最後まで面倒をみることができる・・・という人は、カワイイ子猫ちゃんたちと一緒に楽しく暮らすという手段あり。
⑤〈対応 その2〉 一方、住宅事情や子猫までの面倒をみるまでの余裕は・・・という方は避妊・去勢手術を受けさえてあげましょう。メス猫は生後約6か月(体重3.5kg)頃から避妊手術をうけることができ、早めに受けると乳腺腫瘍の発症予防にもなります。また、オス猫は生後6か月頃から去勢手術を受けることができ、繁殖行動やスプレー行為を覚える前に手術すると、そういった行為を避けることできるようにもなります。
以上、猫の発情期について、簡単にまとめてみました。猫の発情期というのは自然の摂理であり、人間の子供としてとらえるならば、本当はその成長を喜ぶべきところなのかもしれません。とはいえ、一緒に暮らす私達としては、手放しによろこんでいる訳にもいかないですよね。「室内に閉じ込めておくのは可哀想」と、外に出せば新たな命を身ごもる可能性もあり、新たな命が幸せな猫生(人生ならぬ)を送れるという確約はない訳ですから、、。現実に、かわいそうよりももっとひどい生活を強いられている猫たちもたくさんいますから、上手に猫と暮らす為に、あなたが出来る最大限の良い選択を行ってくださいね。
知っておきたい、猫の発情期と5つの完璧対応策☆
●発情期・繁殖期を知ること
●発情期の特徴として、われわれ人間には「しばしば困ること」があるという認識を持つ
●生まれた子猫たちと一緒に楽しく暮らすという方法もあり
●「発情期の特徴」で困ることは、避妊・去勢手術により解消されることも
●無責任に『かわいそうな猫』を増やさない
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