猫の発情期っていつ?ペットの行動がよくわかる豆知識

猫の発情期っていつ?ペットの行動がよくわかる豆知識

猫の発情期は2〜4月と6〜8月がピークです。猫の妊娠期間が60〜70日間なので暑すぎず寒すぎない子供が成長しやすい時期を目指して恋をするのです。猫の恋愛は割と「肉食系」異性の有無に限らず恋の季節は「ニャオーーン」と大きな声で鳴いてみたり、いつもの3倍くらいスリスリとすり寄ってみたり、同性の猫に喧嘩っぱやくなってみたりいつもと違う行動に出ます。

猫の飼育環境が屋外での飼育から屋内飼育が増えている中で完全室内飼いが増えつつあり、猫の避妊をしないまま飼うことも多くなっています。避妊をしない猫には、発情期があります。

飼い主さんが猫の発情期を知らないで飼っていると、飼い猫のいつもと違う行動に戸惑い、「病気でないかしら?」と動物病院を訪れる飼い主さんもかなりの数になっています。猫の発情期を知ることは猫と安心して過ごすために大切なことです。そこで今回は、猫の発情期の時の行動についてまとめましたのでお伝えします。



 

猫の発情期っていつ?
ペットの行動がよくわかる豆知識

 

オス猫の発情期は生涯現役、老猫になっても恋をする


オス猫は生後3か月から陰茎が成長をはじめ、4か月でマウンティングやほかの猫のうなじにかみつくネックグリップを行い遊びの中で性交の練習を始めます。9〜12か月で精巣で精子を作り始めます。

メスに比べると静かに恋の季節を迎えますが、縄張り意識が非常に高まるため、普段トイレで尿をきちんとできている猫でもあちらこちらで尿スプレーをしてしまいます。避妊手術により発情期はなくなりますが、性の成熟を迎えてから避妊手術を行った場合すぐに発情期が消失するわけではありません。

 

メス猫の発情期の妊娠確率は3回の性交でほぼ100%


メス猫は生後3〜12か月で性の成熟を迎えます。猫はヒトのように毎月月経や排卵があるのではなく、性交時の膣への刺激で排卵が起こる「性交排卵」なので性交と排卵が結びついているためほぼ100%に近い確率で妊娠します。メス猫の発情期はこすりつけ、大きな鳴き声をあげる、うろうろ動き回る、猫によっては興奮のあまり食欲すら低下します。

避妊手術で発情期はなくなりますが、メス猫の発情期は排卵後なくなるため、オリーブオイルで湿らせた綿棒を膣内に挿入し数回こすってあげ疑似性交を行い、排卵を誘発させることで発情期を終わらせることができます。

 

メス猫の発情期は年間1〜3回日照時間と異性の存在で発動する


オス猫はメス猫から発するフェロモンの香りで発情が促されます。メス猫は赤ちゃんができるだけ気候の良い時期に産まれるように本能が働くため、一日のうち12〜14時間の日照が起こっている時期に発情します。

明るさの指標は500ルクス程度で本が読めるくらいの明るさなので、一日中蛍光灯の明るい部屋で過ごす猫ほど発情期の回数が増えてしまいます。また、猫の発情期は異性の存在が大きく影響するため、屋内での多頭飼いや屋外で自由にほかの猫と出会える環境の方がより発情を促します。

 

猫は発情期が終わると急に異性の猫に冷たくなる


猫は発情期の間は異性の猫に大変媚びますが、性交後発情期が終了すると途端に異性への興味を失い、むしろ近づいてくる異性に「シャー」と威嚇すらします。メス猫にこの行動は強くみられます。

発情したはいいが性交を行わなかった場合は5〜10日程度で発情期は終了しますが、オス・メスともに欲求不満が蓄積し、心身ともに負担をかけてしまいます。この負担は高齢でも発情するオス猫にとっては心肺機能にもかなりの負担となってしまうこともあり、寿命を縮めてしまう原因にもなります。

 

メス猫の性器からの出血は生理ではない


メス猫は月経周期をもたず「性交排卵」により、不定期活動の子宮機能を保っています。ヒトのように妊娠に向けて子宮内膜を月ごとに入れ替える必要がないので性器から出血することはありません。

メス猫が性器から出血したときは「出産・流産」や「がん」「子宮蓄膿症」であることが多く、出血から一日たってもお産にならない時や妊娠の可能性が全くないときは早めに動物病院での治療が必要です。猫の発情期の症状は個体差が大きく静かに性交をもつ猫もいます。避妊手術をしていない猫を飼い、妊娠を希望しない時は異性との接触を徹底的に持たないようにしましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

猫の発情期は猫好きにとっては「ニャオーン」と夜に聞こえても「春だなー」ですんでしまいますが、そうでない人にとっては激しい「ニャーニャー」の声は迷惑に感じてしまう人もいます。だから、集合住宅や制限された環境で猫を飼うときに発情期の大きな鳴き声は再上限にしたいものです。

避妊手術をしてしまえば発情期とは無縁の生活ができますが、避妊手術が簡単にできる手術ではあっても、麻酔をかけたり、手術後の合併症はゼロではありません。かわいい猫に人間の都合で負担をかけることに対して否と感じる人もいます。

ペットの飼育は子育てと同じです。色々な考え方があり、いろんな選択肢があります。そんな中発情期をその猫のライフサイクルととらえ向き合っていくことも一つの選択肢として存在します。ペットとヒトがともに幸せであるために、この記事をぜひ参考にしてくださいね。

 

まとめ

猫の発情期についての5つの豆知識

・オス猫の発情期は生涯現役、老猫になっても恋をする
・メス猫の発情期の妊娠確率は3回の性交でほぼ100%
・メス猫の発情期は年間1〜3回日照時間と異性の存在で発動する
・猫は発情期が終わると急に異性の猫に冷たくなる
・メス猫の性器からの出血は生理ではない