ハクビシンをペットとして飼うために用意しておく7つ心得

ハクビシンをペットとして飼うために用意しておく7つ心得

民話の「文福茶釜」に、綱渡り芸をするタヌキが登場しますが、実は、これはタヌキではなく、ハクビシンではないかという説があります。

何故なら、タヌキには綱渡りは出来ませんが、ハクビシンは木登りや電線渡りが出来るからです。

最近、ハクビシンを市街地で見かけることがあります。区内でもハクビシンの目撃例が報告されています。見かけた人はびっくりするかもしれませんが、野生動物ですので、ハクビシンの方が逃げていくでしょう。野生動物は自然のままの状態でいることが一番の幸せです。

本来、野生動物であるハクビシンをペットとして飼う事が出来るのか、あまり、詳しい情報は出回っていませんが、ハクビシンの生態から、もし、ペットとして飼うのならどのような心得が必要なのか、考えてみました。



 


ハクビシンをペットとして飼うために
用意しておく7つ心得

 


「ハクビシンは凶暴」は嘘!?


一般的に「ハクビシンは凶暴」な動物などと思われている様ですが、実の所、その根拠はないというのが正直な所です。

ハクビシンが凶暴だと言うのなら、イヌやネコだって凶暴だと言わなければなりません。つまり、その程度だという事です。

 


野菜、果物食中心の雑食性です


果実、種子類、小動物、鳥、鳥の卵など中心に何でも食べるのです。その中でも、特に果実を好みます。

自然界のハクビシンなら、熟した果実や野菜などを見つけると、毎夜同じ路を辿って侵入するという行動をとるので、ハクビシンのいる場所には、獣道が出来ると言われます。

子供のハクビシンであれば、歯が生えていて、自力で歩ける位になっていれば、熟れたバナナなどを与えれば食べてくれるという事です。

ハクビシンは、甘いものも大スキです。ハクビシンの前で甘いものを食べるときは、くれぐれもご注意下さい。

雑食性という事から、極端な話、餌も人間の残飯などでも十分なので、野生動物の中では、飼いやすい部類だと言えるでしょう。

 


躾をして、人間の生活に合わせるのは難しいでしょう


自然界のハクビシンは、樹洞や、タヌキなどが使い古した巣穴などを棲みかにして生活しています。

また、都会でも生息している事例もある様で、人間との共存も決して不可能な事ではないと言えるのでしょう。

野生のハクビシンは、民家の床下・屋根裏などに棲み着いてしまうこともあり、時折問題視される事もある様です。

ハクビシンの性質は、多面生にとんでいるのでひとことで言い表わす事は出来ません。犬や猫の様であり、さるの様でもあり、また爬虫類的な部分もあります。一般的には、たぬきやイタチなどに似ていると表現する声が多いと言って良いでしょう。

犬や猫の行動については、ある程度予測ができるのですが、ハクビシンに関しては、その時々で、様々な反応をすると言われています。

例えばイタズラをして、叱られる時のハクビシンの様子一つとっても、落ち込む事もあれば、逆ギレする事もあるのです。また、そのイタズラも、すねて人間の気を引こうとするという意味をもった行動だったりすることもあるのです。

トイレの躾についてですが、ハクビシンは、野性では木の上での生活が常識ですので、排泄もタンスや机の上など、自分で気に入った場所(主に高いところ)でしてしまう事があるでしょう。

その他の躾も同様に、あまり期待しない方が良いでしょう。また、イタズラ好きな子が多いのですが、むやみに叱ってしまうのは控えましょう。一度興奮させてしまうと手がつけられない事態になってしまうかも知れません。そのコントロールが上手くいくかどうかが、解決のカギになります。

 


夜行性です


明るい昼間は静かに寝ていますが、夜になればバタバタと大きな音を立てて活発に走りまわります。

昼間は住処に潜んでいるので、ペットとして飼うとすれば、人間の日常生活時間と合うかどうかは疑問です。

電線を使って移動することもある。木登りも得意です。

 


出産は、年に1回です


特に、出産する季節に厳密な決まりはないようですが、一般的に夏から秋にかけての出産が多い傾向にある様です。

出産年齢としては生後10ヶ月以降、妊娠期間は2ヶ月と短く、2-3頭の出産が通常の様です。

飼育個体の最高年齢は24才と言われています。自然界では、母子中心の家族生活、または、複数の家族による共同体の10 – 20頭程度の群れで背かつしていることもあるようです。

しかし、発情すると興奮しやすくなり、他に飼育している動物との喧嘩が心配だったり、発情にまつわる問題行動の回避、将来的な病気の予防などのためには、避妊手術を受ける事をお勧めします。

 


SARSや感染症・寄生虫などの原因と断言はできません


SARS騒動の際、ハクビシンが原因とされ、不安に思う方も多いでしょう。ハクビシンがSARSを媒介していたことは否定できませんが、原因だとも断言できないのです。

しかし、あらゆる野生動物が、何らかの感染症・寄生虫などの媒介者になりうる可能性はあるのです。ハクビシンだけが特別に問題であるという訳ではないのですから、あまり神経質になるのもいかがかとは思います。

感染症・寄生虫などに関しては、直接、動物に触れたり、フン・尿をさわらなければ問題になることは、ほとんどないと言えるでしょう。

しかしながら、イヌを飼っている場合、接触を避けるために外出時はリードをつけることを強く推奨します。

 


赤ちゃんからなら、なついてくれるかも知れません


ハクビシンは、野生で大きくなった物については、残念ながら、なかなか慣れてはくれない様ですが、子どもの頃から飼えば、かなり慣れて、とてもなついてくれるといわれています。
約1年でほぼ大人になりのですが、体長は尾っぽを含めて約60cm、重さは約5kgと言った所でしょうか。つまりネコ以上、中型犬未満といい大きさだそうです。

 

いかがですか。ハクビシンは、ネコ目ジャコウネコ科に属する動物で、その名の通り、額から鼻にかけて白い線があるのが特徴で、その見た目の可愛らしさの為、意外にファンも多いのです。

日本に生息する唯一のジャコウネコ科の哺乳類だそうです。

しかし、ハクビシンの事を調べようとすると、「駆除」「農業被害」「生活被害」という言葉が、まず目に飛び込んでくるので、複雑な気持ちになります。しかし、よく調べて行くと、駆除とはいえ、民家への侵入を阻止するとか、元いた場所に返すなどということなので、少しホッとしました。

本来、野生動物であるハクビシンを家族に迎え入れるのであれば、きちんと生態を把握した上で、無理のない様に飼いましょう。

 


まとめ


ハクビシンをペットとして飼うために用意しておく7つ心得

・「ハクビシンは凶暴」は嘘!?
・野菜、果物食中心の雑食性です
・躾をして、人間の生活に合わせるのは難しいでしょう
・夜行性です
・出産は、年に1回です
・SARSや感染症・寄生虫などの原因と断言はできません
・赤ちゃんからなら、なついてくれるかも知れません