猫の年齢にあったキャットフード、その正しい与え方

猫の年齢にあったキャットフード、その正しい与え方

猫の年齢とキャットフードには実はとても深い関係があります。猫用の食事だからといって選びもせずにただ与えていれば良いということでは決してなく、猫の年齢と体調についての知識をしっかりと把握したうえで選択する必要があるのです。

ただ、過度に心配する必要はありません。たいていのキャットフードのパッケージには対象とする猫の年齢を記載してありますし、ペットショップで購入する際には店員さんと相談することができます。獣医さんに相談するという手もあるでしょう。

さて、猫の年齢別キャットフードにはどのような分け方がされているのでしょうか。愛する猫ちゃんのヘルシーライフを維持するためにも、キャットフードの種類やその分け方について知っておきましょう♪

 


猫の年齢にあったキャットフード、
その正しい与え方

 

猫の年齢にあったキャットフード:生後4週間まで

生後4週間未満の子猫の場合、キャットフードではなく子猫専用のミルクを与える必要があります。ただ、子猫の年齢の見極めが難しい場合は動物病院に連れて行き、獣医さんの指示を仰ぎましょう。子猫の飼い方のアドバイスももらえることがあります。

さて、生後4週間にならない子猫には人肌(約38度)に温めたミルクを哺乳瓶で与えるのが基本です。子猫の体を自分の肘で固定してあげればバランス良く飲んでくれます。1日8回程度あげなければらないのは大変ですが、ミルクを飲む姿が可愛らしいというおまけも♪

 

猫の年齢にあったキャットフード:生後7か月まで

子猫が離乳してから生後7か月までは柔らかめのキャットフードを与えるようにしてください。幼猫用のキャットフードがありますので、ペットショップの店員さんや動物病院の獣医さんと相談しながら決めていけば問題ありません。固いようであればお湯などで柔らかくしてから食べさせてください。

ポイントは、子猫の成長に必要な栄養素をたっぷりふくむキャットフードを選ぶこと。生後7か月までという時期は子猫にとって大切な時間ですので、丁寧に選んであげましょう。

 

猫の年齢にあったキャットフード:生後7か月から1歳まで

離乳が済んでから月齢7か月までは柔らかめのキャットフードやウェットフードが望ましいですが、その後はドライフードに切り替えます。ドライフードに慣れさせることによって歯の健康を保つことができるからです。

もともとは肉食獣であり発達した歯を持つ猫なので、歯の育成はとても大切。これからの成長のためにもドライフードに慣れさせていきましょう。

 

猫の年齢にあったキャットフード:大人の猫の場合

生後1年を過ぎたら、キャットフードを幼猫用から成猫用へと切り替えるときです。子猫用のキャットフードにはカロリーが高いタイプが多いものの、体が急激に成長するわけではない成猫に与えるとかえって負担になってしまいます。

また、食事の回数も減らしましょう。幼猫のときは1日4回程度ですが、大人になったら1日2回にします。また、たまに味を変えたりウェットフードにしてあげたりするといった変化球も必要です。

 

猫の年齢にあったキャットフード:6歳以上の猫

猫は6歳にさしかかるといわゆる「シニア期」を迎えます。運動している時間が少なくなり、逆に丸くなって眠っている時間が増えていくのです。

こんなときに高カロリーのキャットフードを与えたら猫の肥満につながり、大変ですよね。そのためキャットフードには猫の年齢に合わせたカロリーの低いものを選び、健康維持の手助けをしてあげなければなりません。

1日の食事回数を増やしても良いので、6歳以上の猫用の低カロリーキャットフードを与えるのがポイントです。猫ちゃんの方でも次第に慣れてくれます。

 

猫の年齢にあったキャットフード:10歳以上の猫

10歳や11歳、いわゆる「高齢期」になると、猫の運動量は極端に少なくなり、食欲も落ちるでしょう。しかし、猫ちゃんに長生きしてもらうためにはやはりしっかりと食べさせなければなりません。

高齢期に差し掛かった猫ちゃんでも食べられるような高齢猫用のキャットフードを選んであげましょう。ダイエット用、15歳以上の猫用などいろいろな種類があるので目的に合わせて選択することができます。

 

猫の年齢に合わせたキャットフードや食事内容の選び方、いかがでしたか。

やはり小さな子猫にはミルクが必要。人肌くらいに温めた子猫用のミルクを根気良く与えていく必要があります。1日に何回もあげなければならないという大変さはあるものの、ミルクを飲む可愛らしさは子猫ならではのもの。

さて、子猫が離乳してからはウェットフードを、7か月以上になったらドライフードをといったようにキャットフードを変えていきます。1歳に差し掛かったら成猫用のキャットフードを与えてOKです。

また、6歳からシニア猫になり、10歳で高齢猫になったときにも年齢に応じた食事をあげる必要が。シニア用、高齢猫用、ダイエット用など様々なキャットフードが販売されているので、目的に合わせて選んであげましょう。

 


■まとめ■


猫の年齢に応じた正しいキャットフードの選び方と与え方とは?

・子猫へのミルクの与え方
・離乳してから7か月まではウェットフードを
・生後7か月から1歳までは子猫用ドライフードを
・1歳を過ぎたら成猫用のドライフード
・6歳からのキャットフードの選び方
・10歳からのキャットフードの選び方や種類


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