猫の年齢によって接し方を変えたほうがいい理由とは

猫の年齢によって接し方を変えたほうがいい理由とは

猫の年齢と、人間の年齢。数え方が全く異なるため、見た目では可愛い子猫だと思っていても、実は自分より年上!なんてことも。なんといっても猫の年齢では、1歳半で既に人間の20歳と同じくらい。そう聞くと、猫への接し方を変える必要があるということに気付く方も多いのではないでしょうか。

例えば飼い始めて10年目という場合は、人間で言えば54歳。ちょっと体力の衰えも見えてきたり、食事にも気を使わなければいけない年齢です。つまり、猫の年齢を人間換算することで、接し方や食事も考えやすくなるもの。人間も、いつまでも若い頃と同じではないように、猫も同じではありません。猫の年齢に合った接し方をすることで、猫もストレスなく、居心地よく生活できるもの。ここでは猫の年齢によって接し方を変えたほうがいい理由を、更に紐解いて解説します。

 


猫の年齢によって
接し方を変えたほうがいい理由とは

 

活動の量によって、食事を変え、カロリーコントロールが出来る

人間も、脂っこいものを好んだり、ちょっとくらい無理をしてでも色々な場所を飛び回ったりと若い頃は食欲も旺盛、好奇心も旺盛、そして活動的なもの。これは、猫も同じこと。しかし、人間も猫も年齢を重ねるにつれ、若い頃とは食の好みが変わったり、食が細くなったりするもの。同じだけのカロリーを摂取していては、太りすぎてしまい健康を害する可能性もあります。

猫の年齢によって、与える食事を変えること。それが、猫にとっての健康に繋がるのです。

 

猫の発情期を把握することで、不要な出産を防ぐことが出来る

猫の年齢では、2歳から5歳はメスもオスも発情期の全盛期。オスは自分のテリトリーを主張するために、臭いの強いおしっこを家中に撒き散らす行為が始まります。これは発情期特有の行為のため、叱っても効き目はありません。また、メスも発情行為として昼夜を問わず普段とは違う独特な鳴き声を出し続けることに。

気持ちも普段より高ぶっているため、普段は温厚な猫であっても発情期の時期だけは、攻撃的になることもあります。これは全て発情ゆえの行動のため、子どもを産ませないという選択をするのであれば、1歳までの間に去勢手術、避妊手術を受けさせましょう。そうすることで、不要な出産を防ぐこともできますし、特にマンション猫などの場合発情による行動からの騒音や臭い等のトラブルを防ぐことも出来ます。

 

8歳を超えたら、健康診断を受けさせることで病気の早期発見に繋がります

人間と同じく、猫も年を重ねると病気になりやすくなるもの。猫の年齢で中年後期と言われる8歳を過ぎたら、年に最低1回、できれば2回健康診断を受けることをおすすめします。早期発見が難しく、高齢猫に発症しやすい腎不全は初期でも血液検査で発見することができますし、目が見えにくくなっている、耳が聞こえにくくなっているなど基本的な老化現象も、早く気付くことができます。

もちろん、毎日コミュニケーションをとることで飼い主さんが、猫の健康状態にいち早く気付くことも可能です。基本的に、猫の年齢があがるにつれて、子猫のとき以上にストレスを与えない、無理に遊ばせない、猫のペースに合わせるなど、人間の高齢者に接するような心がけが大切。また、言葉でのコミュニケーションがとれない分、猫の周囲にも気を配り、危険なものがあれば排除することを心がけましょう。

 

猫の年齢によって接し方を変えると、猫もストレスを感じない

以前介護の施設でよくあった話ですが、もしあなたが今60歳という立場にもかかわらず、赤ん坊に話しかけるような口調で自分より年下の人間が話してきたら、どう思うでしょうか。労わって貰う立場かもしれないけれど、そんな風に接されるのはなんとなく嫌な気分になるという人も多いはず。

これは、猫の年齢によって接し方を変える理由と同じこと。いくら若い頃好きだったおもちゃでも、年齢を重ねた後、しつこくそのおもちゃで遊ぶように誘われたり、年齢を重ねてのんびり過ごしたいのに無理やり起こされたりしてはストレス以外の何者でもありません。また、逆も同じことが言えます。遊びたい盛りの子猫なのに、飼い主さんは全く構ってくれない。1匹でいてもつまらないから部屋中の気になるもので遊んでしまう。その結果、飼い主さんに怒られる。理不尽ですし、猫にとってはストレスの源。

主にこの年齢の猫はどんなことを求めているのか、人間の年齢にあてはめると、きっと答えはすぐに出てくるはず。その猫の年齢に合った接し方をすることで、飼い主さんも猫もストレスなく共存できると言えます。

 

いかがでしたか。猫の年齢によって接し方を変える、食事や対応を変えるのには、いくつもの理由があることをご理解いただけたでしょうか。猫の年齢と言われても、ピンと来なかった方は、ぜひ人間の年齢への換算を行ってください。WEB上には、猫の年齢を人間年齢に換算してくれる表も多く存在しますし、あくまで目安ではありますが、年齢が想像できると、猫への接し方のヒントにもなるはず。

猫の年齢によって接し方を変えるのは、猫のためでもありますし、また飼い主さんのためでもあります。食事のカロリーコントロール、発情期の把握、健康診断などは全てお互いが心地よく生活するために必要なこと。そして、いつか寿命がくるときまで幸せに過ごすため、猫の年齢別の接し方の記事も参考にして、より良い同居生活を送ってください。猫がストレスなく過ごせる環境は、飼い主である人間にとっても良い環境のはずです。

 


今日のまとめ


猫の年齢によって接し方を変えたほうがいい理由とは

・活動の量によって、食事を変え、カロリーコントロールが出来る
・猫の発情期を把握することで、不要な出産を防ぐことが出来る
・8歳を超えたら、健康診断を受けさせることで病気の早期発見に繋がります
・猫の年齢によって接し方を変えると、猫もストレスを感じない
・猫の年齢によって接し方を変えるのは、猫のためでもあり飼い主さんのためでもある


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