猫のダイエットを成功させるペットフードの与え方


ぽてぽてと太った猫は可愛いですよね。しかしダイエットをせずに太った体型のまたでいると、猫の体には大きな負担が掛かってきてしまいます。しかし「元気だから大丈夫だ」と、そのまま基礎体重以上の状態で猫にダイエットをさせないままでいると、病気にもなりやすく、最終的には取り返しのつかないことになってしまう…なんて恐ろしいことになると充分に考えることができます。

そこで今回は、そんな太った猫をダイエットさせ、しなやかですらりとした猫独自の体形をまた保てるように、ダイエットに繋がるペットフードの与え方などをまとめてみましたので、一瞬に猫の体についてもう一度考え直してみて、猫にとってより良いダイエットの仕方について勉強していきましょう。

 


猫のダイエットを成功させる
ペットフードの与え方

 

猫が肥満になると…

まず猫が肥満になると、様々な病気にかかりやすくなってしまうことを知りましょう。体が大きければ大きい分、足腰に掛かる負担が大きくなるので、 椎間板ヘルニアや関節症にかかりやすく、ジャンプしたり走ったときに捻挫もしやすくなります。

また、酷くなれば糖尿病にもなりますし、心臓や呼吸器系の負担も、ふつうの猫より倍の負担になるため、短命になってしまったり、最悪癌になる可能性も非常に高くなってしまうのです。そしてもし緊急に手術を行おうとしても、厚いぜい肉のせいで麻酔が効きにくくなり、手術の際には更に猫を苦しめてストレスを与えてしまう可能性が考えられます。

 

猫の基礎体型

ではそんな恐ろしい事態になる前に、まずは猫を肥満度をチェックしてみましょう。肥満度は猫の種類による大きさや体格によって違ってくるので、特殊な猫の場合、まずは病院で医師と相談して基礎体型管理をしていくことをお勧めします。ここでは、平均的な猫の見た目などから肥満度を推測していきますね。

やせすぎの猫は、見た目からして骨ばっているのがわかります。腰骨まで見えてゴツゴツして浮き出ています。少し痩せている猫は、見た目はガリガリには見えませんが、触ると骨ばっているのがよくわかります。基礎体重くらいの猫なら、触ると滑らかでやわらかい脂肪が薄くついているのがわかり、腰にくびれも少しあります。

少し太り気味の猫になると見た目が丸くなり、お腹も出て、腰のくびれも僅かにわかるくらいになります。触るとぷにぷにした脂肪が体全体についているのが分かります。太りすぎの猫は、肋骨に触れないくらい体に厚い脂肪がついていて、上から見るとまん丸な形に見えます。首まわりにもぜい肉がつくと、顔が体より小さく感じられるでしょう。

 

猫のダイエットに効果的なフードとは

猫の餌のタイプは大きく分けて、カリカリしたドライタイプ、すこし柔らかめのセミモイストタイプ、缶詰のような水分の多いウェットタイプと3種類あります。餌の袋に記載されている適切量はあくまで目安として書かれていて、その猫の状態によりけりなので、あまりあてにしないほうがよいと言います。

今は猫のダイエット用のフードというものがあり、1日最低限必要な摂取カロリーが含まれ、たくさんあげなくても腹持ちが良いように工夫されて作られています。しかし安いダイエットフードは、必要なカロリーが足りない場合が多いのでお勧めしません。

もちろんダイエット用の餌は高いものを購入するのが一番ですが、なるべくそれ相応の値段で、最低な必要なカロリーが摂取できるダイエットフードを選びましょう。高カロリーのおやつをあげるのもやめて、できるだけ低カロリーのおやつを与えるよう、今までのおやつを与える量や回数も見直して減らしていってください。

カロリー計算が苦手な方は、病院に相談することで専門医が診た上でのお勧めのフードを教えてもらうことができるので、餌の与え方がわかりやすくてお勧めです。

 

フードの与え方

はじめは少量の餌を1日数回に分けて与えましょう。いきなり今まで与えていた餌の量をすごく減らしてしまうと、猫のストレスにも繋がりますから「一週間かけて少しずつ猫の体重を減らしていこう」という長い目で見る気持ちで、少しずつ少量の餌に慣れさせられるように減らしていきます。

普通、猫の餌のタイミングは朝夕二回で充分なので、二回以上あげているようなら、毎日二回食にできるように、猫のペースに合わせながら頑張っていきましょう。ドライフードの量を減らして、食物繊維のある茹でた野菜(キャベツやもやしなど)を混ぜてあげると効果的です。

しかし、間違ってでもネギ類やほうれん草など、猫には絶対に与えてはいけない野菜もありますから、野菜をあげる際には、猫にあげてもいい野菜かよく調べて気をつけながら、消化に良いよう茹でたりすり潰してあげるようにましょう。

また、わざと食べにくくして、猫が満腹感を感じさせられられるように作られた、ダイエット用の餌皿も販売していますから、合わせて猫のダイエットに試してみてもいいですね。

 

更に肥満を改善するために

やはり、猫にもダイエットで重要になってくるのは適度な運動です。じっと動かないでいさせるのと、本来機敏な猫らしさも忘れてしまいそうで心配です。しかし、猫には無理して激しい運動をそる必要ありません。狭いケージではなく、広い部屋を行き来できるようにし、楽しく遊んであげることが一番の運動になるのです。

猫じゃらしを使い、体を10分動かしてもらうだけでも充分ですし、飼い主と猫のいいスキンシップにもなりますよ。キャットタワーを置いてみて、高いところへ登ろうとするときのジャンプを促進させてみたり、動くおもちゃを追いかけさせてみたり、猫を楽ませて動かしてあげることに成功すれば、猫も喜んで自分から運動するようになります。

 

いかがだったでしょうか。猫が肥満になる原因は、飼い主の甘やかしからの餌の与え方や、おやつのあげすぎ、運動不足にしすぎていることも大いに考えられますが、ストレスや避妊治療後など、猫の身体の変化からや、老猫になるとカロリーを体に蓄積しやすくなる傾向があるため、若いときのように高カロリーの餌を与えていると太りやすくなるといいます。

なので、その猫の事情をよく把握した上で、ダイエットをはじめるようにした方がいいです。いくら一番自分の側にいる猫で、今のままでもいいと言っても、そのかわいさから大切なパートナーの健康維持を無視して、猫な無理をさせて病気にしてしまったら可哀想ですし、それはあなたの責任にもなるのです。

大切な猫にはいつも健康で元気でいてもらいたいですから、毎日をよりよい猫ライフで送れるよう、猫と一緒になりながら自分の意識も、猫のダイエットに向けてみて頑張ってはいかがでしょうか。

まとめ

猫のダイエットに効果的なのは…

・猫が太りすぎと感じたらすぐダイエットをはじめる
・自分の猫がどのくらい肥満体型であるかチェックする
・適切なダイエット用フードや、食物繊維のある野菜を混ぜて餌を与える
・おもちゃなどを使い、猫が楽しく運動できる環境に改善する


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