去勢をすることで猫がおとなしくなる7つの理由とは

去勢をすることで猫がおとなしくなる7つの理由とは

生まれたての子猫はミャーミャーと母猫に甘えます。睦まじい風景のそばでは、父猫はそしらぬ素振りをしています。子育てはもっぱら母猫の仕事だからです。オス猫はテリトリーを守る喧嘩をします。メス猫を求めて子孫繁栄を目指す身体を張った働きをします。そして、多頭飼いの家庭や、外出が自由な家では思わぬ事態が起こります。怪我をしたり難しい病気をうつされたりしてしまいます。

解決策の一つは不妊手術を施すことです。メス猫は避妊手術、オス猫は去勢手術になります。これ以降、去勢をすることで猫がおとなしくなる7つの理由をご紹介します。



 


去勢をすることで猫がおとなしくなる
7つの理由とは

 


性衝動が減った為


去勢手術は、オス猫が発情期を迎える前にするのが一般的です。オス猫の精子を作り出す精巣(睾丸)を摘出します。そうすることで子どもを作る能力は失われ雄性ホルモンも遮断されます。その結果、声変わりもせずに体もゴツくはなりません。オス猫にとってはショックなことで、雄ではなくなり中途半端な存在になります。大人になる前に去勢したことで、いつまでも大人の風貌になりきれません。

子猫のままの気質を引き継いでいきます。そして、メス猫を追いかける必要もなくなって、争いごとも避ける静かな暮らしを身につけて、以前とは別猫のようなおとなしいオス猫になっていきます。

 


攻撃性がなくなった為


オス猫は子育てをしません。テリトリーを守り自分のDNAを遺していきます。屋外にいるオス猫は猫免疫不全ウィルス感染症(猫エイズ)や、猫白血病ウィルス感染症などの感染症リスクを持っています。そのために命がけの喧嘩になります。相手のオス猫が病気持ちでも果敢に受けて立ちます。また、時には怪我を負うこともあります。健康なオス猫ならばオス同士の喧嘩は避けては通れないことなのです。

去勢手術を施すことによって、今まで果敢に攻撃してきた行動の所作は消滅します。そして、メス猫に対する関心も消失してきます。そのためもあって攻撃的な性質は和らぎ穏やかになっていきます。

 


マーキングが減った為


発情期の匂いづけマーキングは、オス猫が縄張りの誇示や元気で安心なときにする習性です。リラックス状態では、家具や人の足に顔をこすりつけます。これはオス猫の頬や顎から匂いを滲ませて付けています。また、壁やジュウタンを爪でひっかきます。これは爪とぎでオス猫の肉球から匂いを滲ませて塗りつけます。そして、不安状態や見知らぬ猫と遭遇したときには、濃い尿を放出するスプレーという匂いづけをします。

これらはいずれもマーキングと呼ばれます。去勢手術後はこのマーキングによる問題行動が減ってきます。その結果、飼い主はオス猫がおとなしくなってきたと身を持って実感できるようになります。

 


叫ばなくなった為


窓越しに近寄る他のオス猫に対して、こちらも負けまいとオス特有の叫び声をあげて張り合います。これは発情期の所作になります。屋外では広いステージが用意されてオス同士の喧嘩が始まります。二匹のオス猫は互いに鳴き叫びながら縦横無尽に走りまわります。そして、取っ組み合いの喧嘩をします。雄性ホルモンの成せる技で二匹のオス猫は、発情したメス猫の争奪にいきり立って鳴きわめきます。

飼い主はそういうオス猫の雄叫びには我慢がなりません。水をかけたり時にはホウキで撃退します。去勢手術後のオス猫は睾丸を採ることで攻撃的な行動は激減して、おとなしいオス猫になっていきます。

 


中性化ししてきた為


大げさな喧嘩はオス猫がメス猫を巡っての争いで見られます。毛を逆立てて威嚇する大きな声を発します。オス同士は歯や爪をむき出して相手を威嚇します。にらみ合いが始まりうなり声の応酬をしていきます。一瞬の隙をついで取っ組み合いは始まって爪を立て噛みつき合います。いつ果てるともしれない争いは続きます。一方で、縄張りの誇示やオス猫の存在の証は尿スプレーのマーキングをすることです。

それ等の問題行動はないほうがよいのです。そうなるとオス猫は肩身が狭いものです。その結果、オス猫の去勢手術は是認されていきます。去勢後のオス猫の挙動は微妙に変化しておとなしくなっていきます。

 


病気のリスクが減った為


生き物にとって病気は避けられません。オス猫は発見が遅れやすい精巣腫瘍や前立腺肥大になるリスクがあります。けれども去勢手術を施すことでそのリスクは減ると言われています。オス猫同士の喧嘩がなくなることで、それ等からの病気感染の恐れもなくなります。その結果、オス猫の病気に対するストレスが軽減することで、長生きに繋がっていくよい方向性が示されていきます。

オス猫自身で持っている固有の性格があるにせよ、メス猫を求めないようになり、また、他のオス猫と喧嘩しないなどによりオス猫自身から発する雰囲気からは、おとなしい感じのするオス猫になっていきます。

 


多くのストレスが減った為


オス猫の去勢手術はメリットばかりではありません。デメリットもあります。手術をすることで生殖機能が失われて二度と子づくりはできません。麻酔による不慮の事故も起こります。そして、メス猫を求める発情などからくるストレスから解放され、テリトリー意識も薄れて運動量も減少してきます。その結果、犬の去勢データーを参考にすると消費カロリーは15~25%少なくなると言われます。

術前のままの食事を与えていくとカロリーオーバーになります。そこで、低カロリー食に切り替えていきます。去勢により多くのストレスから解放されることで、オス猫は幾分おっとりした性質になっていきます。

 

いかがでしたか。オス猫の去勢をしておとなしくなる理由を7つ挙げてきました。去勢するとおとなしくなる確率は高いものがあります。しかし、全てのオス猫で100%の確率で目的が達成できる訳ではないのです。何割かの例外があります。なぜならオス猫には個性が一匹ずつ違っていて、オス猫の数ほど異なる気質があるからです。分からないことはネットで検索し、それでも不明な点は獣医の先生に相談することです。

猫たちは可愛く長生きして天寿を全うしてほしいものです。さて、『去勢をすることで猫がおとなしくなる7つの理由とは』を、あなたとご一緒に見てきました。この項が、あなたのお役に立つことを願っています。

 


まとめ


去勢をすることで猫がおとなしくなる7つの理由とは

・性衝動が減った為
・攻撃性がなくなった為
・マーキングが減った為
・叫ばなくなった為
・中性化してきた為
・病気のリスクが減った為
・多くのストレスが減った為