猫を飼う前の心構えや責任等、理解しておきたいポイント


猫を飼うにあたって必要なことはなんでしょうか。ゲージや餌、食器にオモチャなど物理的な準備はもちろんですが、猫を飼う前に最も必要なことは猫を飼う心構えではないでしょうか。

現在では猫カフェもメジャーになり、猫を飼っていない人も気軽に猫と触れ合えるようになってきました。可愛らしい猫と触れ合うと、家に連れて帰りたい、猫がいたら生活が寂しくなくなるかもなんて考えるかもしれません。

しかし、猫は「もの」ではなく、感情をもった「生き物」です。猫は長生きの子では20年生きるといわれています。現在の自分の刹那的な感情だけでなく、10年後、20年後も大切な家族の一員として飼えるのかという覚悟が必要になるのです。

そこで今日は猫を飼う前の心構えや責任等、理解しておきたいポイントについてお伝えします。猫を飼うことを考えている方は是非一読をお勧めします。

 

猫を飼う前の心構えや責任等、
理解しておきたいポイント

 

猫がいる生活をイメージしてみましょう

一度猫を飼い始めたら、想像していたのと違ったという理由で手放すことはできません。猫を飼う前にまず冷静に猫がいる生活をイメージしてみましょう。

猫を飼い始めたら、猫を飼う前の生活とは生活の内容ががらりと変わります。今までは自分の都合だけで立てられていた計画も、立てられなくなります。仕事で急に何日も家を空けるようなことはありませんか。もしあるのであれば、その際に信頼して猫を預けられる人はいますか。

また、あなたが現在シングルで将来、出会った恋人が猫アレルギーだとしたらどうしますか。きちんと10年後、20年後の猫の生活まで責任を持てると覚悟が決められて初めて猫を飼う覚悟が出来たといえるでしょう。

 

責任をもって猫を飼うことが出来る環境か確認してみましょう

基本的な確認になりますが、現在の住まいは猫を飼える環境にありますか。ペット禁止の賃貸暮らしで内緒で飼おうとすることは厳禁ですよ。猫は犬より泣き声が小さいからばれないだろうと猫を飼い始めトラブルになり、結果捨てられてしまうという可哀想な猫も現実にはいるのです。特にペット可の物件で小型犬は飼育可でも、猫は不可の場合がありますので、必ず規約を確認しておきましょう。

また、家族と同居している場合、家族全員が賛成しているのかも重要です。自分が猫を飼いたいからと無理やり押し切って飼い始めても、同じ家で暮らすのですからやはり他の家族に迷惑をかける場面も多々出てきます。猫の快適な生活を考えるのであればやはり全員の賛成が必要といえるでしょう。

 

愛らしい子猫も病気になったり、将来介護の必要があるかもしれないことを心に留めておきましょう

元気いっぱいの猫と暮らす生活のイメージや覚悟が出来たら、次は猫が病気になった時、歳をとって介護が必要になった時もケアができるのか考えてみましょう。

健康なときは猫の世話はそれほど手間がかからないといわれていますが、猫も生き物です。年齢と共に病気になったり、中には認知症になる子もいます。療養食の世話からトイレの介助まで責任をもってできるのか猫を飼う前にイメージしてみましょう。

 

あまり考えたくはないですが、いつかは別れなければならいことを理解しましょう

特にお子さんが猫を飼うと言い出した場合ですが、いつかは別れの日がくるということをしっかり話し合いましょう。「死」はあまり考えたくないことですが、いつかその日は必ず来ます。そして、限りある生命故、日々を大事にしてあげなければならないこと、別れるときの辛さを猫を飼う前にきちんとお子さんに伝えることが生き物を飼う責任を理解するということにつながります。

 

以上、猫を飼う前の心構えや責任等、理解しておきたいポイントについてまとめてきましたがいかがでしたでしょうか。

ポイントは一時の感情に流されることなく、10年後、20年後も責任をもてるのか、健康な時だけでなく病気になった時もケアできるのか、最期の時まで看てあげる覚悟があるかのようですね。

猫はとても可愛い生き物です。家にいるだけで毎日とても癒されます。気まぐれに甘えてくれたり、時には一緒に遊んでくれたり、笑わせてくれることもたくさんあります。しかし、猫も大切な一つの命です。私たち人間と猫が健康かつ安全で最期まで過ごせるよう家族全員で猫を飼う前にきちんと考えることが大切です。

最後に猫を飼うことを考えている方に是非知ってほしことがあります。それは、毎年、約20万匹の猫が殺処分になっているという現実です。きちんと愛して責任をもって飼ってくれる家族に出会えたら死なずに済んだ命です。あなたの家に迎えた猫ちゃんは必ず幸せにしてあげてくださいね。

 

まとめ

猫を飼う前の心構えや責任等、理解しておきたいポイント

・10年後、20年後の猫の生活まで責任を持てるのか、猫がいる生活をイメージしてみましょう
・責任をもって猫を飼うことが出来る環境か確認してみましょう
・愛らしい子猫も病気になったり、将来介護の必要があるかもしれないことを心に留めておきましょう
・あまり考えたくはないですが、いつかは別れなければならいことを理解しましょう


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