猫にまたたび☆効果や危険性を知って上手に遊ぶ4つのコツ

猫にまたたび☆効果や危険性を知って上手に遊ぶ4つのコツ

猫はまたたびが好きで、言うことを聞いてくれない猫も、またたびを与えると、従順になって、無抵抗になるというイメージがありますよね。しかし、実際には、どのように使用されているかとなると知っている人は少ないようです。またたびには、ちゃんと使用目的があるんですよ。

これから、猫を飼いたいと考えている人は、特に、またたびを安全に使用するためには、またたびが猫にどんな作用を引き起こしているのかを知っておく必要があります。ただ単に、猫を束縛するために、またたびを使用することのないようにしたいものです。

猫にまたたびを上手に使うことができれば、ストレスを最小限に抑えて、楽しく生活をさせてあげられるようになります。そこで今回は、猫にまたたび☆効果や危険性を知って上手に遊ぶ4つのコツについてお伝えします。

 

猫にまたたび☆
効果や危険性を知って上手に遊ぶ4つのコツ

 

またたびとは何かを知っておく

またたびは、ツル科の植物です。猫をメロメロにさせる、またたびの成分は、マタタビラクトンとクアクチニジンで、中枢神経が麻痺させて、性的興奮状態にさせると考えられています。人間で例えると、適度にお酒を飲んだような状態になる作用があると言われています。

普通は、猫にまたたびを与えると、転げ回ったり、身体をこすり付けたり、うれしそうにするのですが、興味を示さない猫もいます。それは、子猫、妊娠中の猫、去勢をした猫などです。それで、またたびは、性的興奮状態にさせると考えられているようです。

しかし、リラックスさせたり、気持ちよくさせることはあっても、猫にまたたびを与えれば与えるほど、猫が元気になって健康的になるわけではないので気をつけてください。

 

またたびの形状とタイプ

またたびの形状には、粉末、液体、実、枝、葉などがあります。猫用に製品化されているまたたびのタイプとしては、粉末、枝、実のタイプがよく見かけられます。また、キャットフードに混ぜられているものや、スプレーになっているものもあります。効果が一番強いのは粉末タイプで、用途もいろいろと使えるので、飼い主さんによく買い求められています。

枝のタイプは、粉末と違って、部屋を汚さずに与えることができるというところが利点です。粉末よりも長持ちするので経済的でもあります。実のタイプは、ハンカチなどに2粒くらいを包んでボールを作ってあげてください。猫ちゃんのおもちゃになります。食べさせても問題はありませんが、1回に1粒で、週に2回くらいにしておきましょう。

 

どんなときに使うのか?

猫にまたたびを与えるのは、どんなときなのでしょうか?必要以上に使わないようにするためにも知っておいた方がいいですね。目的を大きく分けると、猫に元気がないとき、食欲がないとき、しつけをしたいときです。

元気がなくて、イライラしているときに、猫をなだめるのに、またたびを使用します。少量を与えるだけで、充分ストレスが解消されます。食欲がないときにもキャットフードに混ぜたりしますが、なかなか飲んでくれない水を飲ませたいときに、水に溶けるタイプのまたたびを使うこともあります。

しつけとしては、爪とぎのしつけに使います。家具や壁で爪とぎをされてしまうのを防ぐためです。通常のしつけとしては、爪とぎ用の板を用意して、猫が爪とぎをはじめたときに差し出して、板に爪とぎをするように覚えさせます。それで、爪とぎ用の板に興味を持ってもらえるように、またたびの粉末や液体タイプのものを塗るという方法が取られます。

 

またたびの危険性

猫にまたたびを与えすぎると、どのような危険があるか?それは、ずばり、痙攣、麻痺、呼吸困難です。命を落とすケースも少なくありません。恍惚状態になって、気持ちよさそうにするのは、またたびの成分が大脳を麻痺させることによって、眠気を引き起こして、運動中枢やせき髄などの反射機能を鈍らせるからなんです。

猫にとってのまたたびは、人間にとってのアルコールのようなものだと例えられるのは、危険性をさしていることも含まれています。気持ちよさそうにしているからと、また、その表情がかわいいからと、大量に与えるのは危険です。ふらふらした状態で、ベランダから落下ということもあります。

またたびを与えてもよい量の目安は、粉の場合で言うと、ひとつまみ(1g満たないくらい)を、1週間に3回までとされています。実をたべさせるなら、1回で1粒にしておきましょう。与えすぎは要注意ということですね。なお、心臓や呼吸器系が弱い猫や年老いた猫には、絶対与えないでください。

 

以上、猫にとっての、またたびの効果や危険性についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。

またたびは、元気のない猫に与えるものですが、えさでもなく、薬でもないということですね。何よりも、与える量が多すぎると、命の危険もあるということを忘れようないようにしてくださいね。またたびを与えると、元気のなかった猫がハイな状態になったり、なかなか近づかない猫がうれしそうに近づいてきたりするので、ついつい過剰に与えてしまいがちです。飼い主さんの方が止まらなくなってしまうようです。

ストレスを緩和してあげたり、食欲を促してあげたり、上手にコントロールできるのは、人間である飼い主さんです。かわいい猫ちゃんを、またたびの間違った使い方で危険な目に合わせないように、くれぐれも注意してくださいね。

 

まとめ

猫にまたたび☆効果や危険性を知って上手に遊ぶ4つのコツ

・またたびの成分は、猫を性的興奮状態にさせる
・またたびで効果が一番強いのは、粉末タイプ
・またたびは、猫に元気がないとき、しつけをしたいときに使う
・猫にまたたびを与えすぎると、命を落とす危険性がある


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