ゲームのタイトルで使われるようになってから、白猫という単語を耳にすることが急に多くなりました。今や、白猫という言葉を検索するとゲーム関連の話題ばかりが出てきます。しかし！ゲームもいいかもしれませんが猫好きが見たい知りたい白猫は、生の白い猫なのです！白猫の魅力に取りつかれて飼う猫は白ばかり、という方もいらっしゃるでしょう。
世の中には様々な毛色の猫がおりますが、色柄の優性遺伝子である白色は、基本の色ともいえる毛色なのです。
ということは、白猫は古くから人々に愛され、親しまれてきているということになります。人と猫の歴史で多くの人に可愛がられる白猫の魅力って、いったいどんなものなのでしょうか？
なんでだろう？
白猫がかわいいと言われる5つの理由
穢れのない純真さを感じる
天使などの神聖なものをイメージさせる白は、その色を纏うものに同じような印象を与えます。ローマ法王の法衣や巫女さんの装束など、白には神聖なイメージがあります。白は光のシンボルカラーでもあり、祝福を与える色でもあります。
積もりたての雪のような汚れない白一色というのは、清潔さや純粋さを人に訴えかけるので、全身白の白猫にも同様のものを感じるのです。
白には無機質なイメージもあるといいますが、白猫は有機物そのものの動物ですから、そのような負のイメージに変換されることはないですね。
儚げな雰囲気を醸し出している
純粋さを表す白色ですが、同時にそれは弱さの表現にもなります。アルビノ種と呼ばれる、生物の正常な色素が欠乏した状態にある種類が各動物にいます。希少価値があると好まれることも多いですが、体が弱かったりして慎重な飼育が必要な場合がほとんどです。
スポーツでも、例えば柔道の白帯は弱い初心者がつけるものですし、色白で線が細い人はもやしっことからかわれることもあります。白には清廉であるが弱く儚い、というイメージがあるのです。
ただでさえ儚いイメージを持つ白ですが、さらに弱さを引き立てる子猫がちまちま動いている様子など、小さくて頼りなさそうで否が応でも過保護になってしまう雰囲気があります。
ふんわり穏やかな印象を持つ
猫はみんな軟体動物かのように体が柔らかく、狭い隙間や箱やビンにするすると入ってしまい、見るものを飽きさせませんが、白猫は見た目でも柔らかさを存分に感じることができます。また、可憐で穏やかな雰囲気も併せ持つ白色。白猫が右へ左へと走り回る姿は、まるで妖精が遊んでいるかのような錯覚さえ起こします。
白猫は気が強く神経質な性格が多いと言われますが、その分大人しいときには余計穏やかさが際立って見えるのかもしれません。
膨張色でもあり、物を軽く見せる効果のある白色ですので、その身も心も軽やかな印象があるのです。その通りの性格とは限りませんので、白猫を飼う前には性格チェックをしましょう。
肉球や目など体の色が映える
みんな大好きな猫の肉球も、柔らかな皮膚も、真っ白な毛の中にあるとその色がよく見えます。薄桃色の肉球に、体調管理に大切な鼻。白にピンクの組み合わせは、かわいらしさのイメージカラーのようなものです。
また、猫の魅力を語る際に欠かせない目の色も、白い被毛は際立たせます。ブルー・グリーン・ゴールド・オッドアイ。白猫ならなんでもござれ、です。
生き物が生み出す自然の色合いが、白いカンバスに美しく映えるのも、白猫の特徴といえるでしょう。
真っ白な美しさが猫の気品を際立てている
威厳があり、神聖ではあるが、冷淡で薄情なイメージも併せ持つ白色。さらに猫という動物の性格から、気高さというキーワードは外せません。
もともと猫は気位の高い動物とされていますが、白の持つ印象を加えるとそのオーラは何割増しにもなります。白猫にピリッと睨まれると、恐縮してしまいませんか？あなたも知らず知らずのうちに白猫の神聖さに飲まれているのです。
プライドが高そうで、実際に高くても魅力的なのが白猫なのです。優美で気高いその気品を崇めながら、ペットとしてかわいがるのが白猫の正しい扱い方です。
いかがでしたでしょうか。白猫は、白いというだけ、それだけで守りたくなってしまうような不思議な存在ですよね。
グレーでも黒くても茶でもサビでも、猫はみんなかわいいのですが、白猫のかわいさはちょっと特別なものがあります。全ての色の基本となっているカラーだから、母体のようなスペシャルなイメージを持たせるのかもしれません。
キツさあり、穏やかさあり、神聖さあり、冷淡さありと様々な印象を与える白は、きまぐれな猫のイメージそのものともいえます。猫のスタイルを見た目で表す白猫は、猫好きの心を今日も捉えて離さないのです。
まとめ
なんでだろう？白猫がかわいいと言われる5つの理由・穢れのない純真さを感じる
・儚げな雰囲気を醸し出している
・ふんわり穏やかな印象を持つ
・肉球や目など体の色が映える
・真っ白な美しさが猫の気品を際立てている
