マンチカンの里親を探すときに注意するべき7つのポイント

「マンチカン」と言えば、近頃人気ナンバー1と言っても過言ではない猫ちゃんの品種ですね。

あの特徴的な短足で、体長よりやや短めで豊かな動作の尻尾、アーモンド形の愛らしい瞳、小型のセミコビー体型が魅力の可愛らしい姿を思い浮かべる方も多いでしょう。

しかしながら、実の所、「マンチカン」の短足タイプは、全体の2割程度と言われている事をご存知でしょうか。

つまり、「マンチカン」は、脚の長さは勿論、容貌、被毛のタイプ、色、その他あらゆる面において様々な容姿が存在する多彩な品種なのです。

そんな、多種多様な「マンチカン」の中から、あなたのお探しの「マンチカン」と出逢うポイントは、何なのか一緒に考えてみましょう。

 


マンチカンの里親を探すときに
注意するべき7つのポイント

 

ショーブリーダーから:スタンダードタイプと出逢えるかも知れません

「マンチカン」は、様々な猫種交配という、その歴史において、あらゆる容姿が誕生するのです。

例えば、ペルシャやシャムやアビシニアンとの掛け合わせにより、それらの特徴を持っているもの、デボンレックスの縮れ毛、アメリカンカールのような屈曲した耳を持つもの等、実に様々なのです。

しかし、交配による弱体化防止という理由から、TICAは、他の純血猫との交配を禁じており、スコティッシュフォールドやアメリカンカールのような耳折れなど、他の猫種の特徴を持ったマンチカンは公認されず、血統書が発行されないそうです。

因みに、一般的に知られている短足タイプの「マンチカン」は、2014年3月に誕生したカナダで繁殖された体高13.6cmのものが「世界一小さな猫」としてギネスブックにも登録されています。

その種として決められた『スタンダード』な形に、いかに近いかを競うショーに参加するため繁殖を行うブリーダーは、当然、繁殖自体を慎重に進めます。つまり、優れた血統の猫と巡り会う可能性が高いというのがメリットでしょう。

血統に恵まれた猫は、容姿端麗で、健康的。また、性格的にも優れた猫に育つ資質を持っていることが多いと言えます。

子猫の性格は育った環境により左右される様ですが、『血統』も大変大きく影響するそうですので、優秀な『血統』に恵まれ、生まれてきた子猫は性格的にも優れている事が多い様です。

つまり、本来の「マンチカン」に出会え、また、ショータイプでなければお値段も店頭販売よりは、安く購入できるそうですので、一番のお勧めは『ショーブリーダー』からの購入です。

 

保護施設の里親募集から:健康上のリスクがあるかも知れません

現在、年間約30万頭にも及ぶ犬猫が殺処分されている現実はご存知でしょうか。

それら保健所収容ペットを引き取り、保護する施設もあり、全国から里親募集の情報を公開しています。その中には、勿論「マンチカン」もいます。「マンカチン」との出逢いを探している方は、是非、この情報も参考にしてみて下さい。

しかしながら、それらの猫達は、劣悪な環境からやってくる事も考えられます。つまり、健康上のリスクがゼロではないのです。感染症・先天性疾患・身体障害など完璧な健康チェックは不可能だというのが現実でしょう。

これらの施設では、ワクチン接種や早期不妊手術を行ってから譲渡する事が多く、譲渡の際には、一律30,000円、次の1頭を救う協力をする為に負担するというシステムもある様です。

 

保護施設の里親募集から:コミュニケーション が苦手な子もいます

ペットショップやブリーダーから譲り受けるのとは違い「元捨て猫」「ノラ猫」だった猫を飼うリスクも含め、様々な問題を抱えている場合も考えながら検討しましょう。

また、猫の寿命は15年~20年以上と言われています。毎日の世話の手間、動物病院などにかかる費用。10年以上の成猫であれば、人間が猫の介護をする可能性もあります。

また、この様な保健所から保護された [マンチカン]の場合は、人に虐待された経験がある場合も多く、なつきにくいという事も考えられます。辛抱強く積極的にコミュニケーションをととる努力をしましょう。その結果、なついてくれた時の感動は格別です。

 

専門ブリーダーから:協力的なブリーダーを探しましょう

「マンチカン」専門のブリーダーであれば、好みの子猫を相場より、比較的安い値段で購入する事ができると言われています。

優秀なブリーダーであれば、容姿だけではなく、心身ともに「良い子猫」に巡り合える為の協力をしてくれます。

子猫の健康状態や遺伝的疾患がない事を最も重要視し、遺伝的な問題や、病気を発症しやすい個体などは販売しないというポリシーを持っています。

そして、親猫などの身元がわかっているので安心です。

また、個体の性格もしっかりと把握しているので、飼い主の希望に沿う子猫を紹介してくれるという利点があります。

 

専門ブリーダーから:「マンチカン」に対する愛情が深いのは、絶対条件です

特定の猫種を育てるプロであれば「マンチカン」なら「マンチカン」の特性、育て方などの知識をしっかり把握した上で、情熱を注いで飼育しているものです。

絶対的な自信、確かな知識、飼育に誇りを持っているブリーダーである事が大切です。

残念な事に、ただ利益のための交配を続けることによって、劣悪な環境で生まれ、育てられた子猫が、ペットショップに陳列されている可能性もゼロではないと言えます。そんな不透明な経歴では、不安もありますよね。

優秀なブリーダーであれば、適切に血統管理も行いますので、遺伝性疾患をもった子猫が生まれてこないように配慮しているものです。

 

専門ブリーダーから:親猫や兄弟猫と触れ合って育つ事が望ましいでしょう

子猫にとっては、成長過程で社会化期という時期を過ごすと言われますが、このときにブリーダーの元で育てられた場合には、十分に親猫や兄弟猫と触れ合う環境にあります。その様な環境が整っていることで社会性が身につくのです。

 

専門ブリーダーから:親身になって相談に応じてくれます

優秀なブリーダーであれば、子猫をまるでわが子のように愛情込めて、可愛がっているはずです。

つまり、新しい飼い主が決まり、引き取られていった後も、わが子のことを案じているものです。

ですから、新しい飼い主からの子猫の飼育に関する相談にも親身になって耳を貸してくれ、また、とても有益なアドバイスをしてくれるはずです。

 

いかがですか。総合的に考えて、「マンチカン」の場合、「マンチカン」専門のブリーダーから譲り受ける事が、あらゆる不安をぬぐい去ることができるという意味で安心と言えるでしょう。

ペットショップであれば、じかに個体を見て決める事が出来るという面では、良いのかも知れませんが、実は、あの陳列商法では、可愛い時期でないと売れないため、早い時期に母親から離され、流通に乗ってしまうために、社会性が備わらないままに新しい飼い主さんに迎え入れられてしまうというケースも少なくなく、一人前になれていないという場合も見受けられる傾向にある様です。

また、「マンチカン」の場合、短足と足長で大幅な価格差があるので、一言に「マンチカン」という名前だからと言って、勝手に容姿を思い込みで決めてしまう事の無い様、個体の特徴はしっかり確認するようにしましょう。

 


まとめ


マンチカンの里親を探すときに注意するべき7つのポイント

・ショーブリーダーから:スタンダードタイプと出逢えるかも知れません
・保護施設の里親募集から:健康上のリスクがあるかも知れません
・保護施設の里親募集から:コミュニケーション が苦手な子もいます
・専門ブリーダーから:協力的なブリーダーを探しましょう
・専門ブリーダーから:「マンチカン」に対する愛情が深いのは、絶対条件です
・専門ブリーダーから:親猫や兄弟猫と触れ合って育つ事が望ましいでしょう
・専門ブリーダーから:親身になって相談に応じてくれます


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