クワガタの飼い方☆飼育に必要なものなど7つの一口メモ

クワガタの飼い方は比較的簡単ですが、初心者にオススメなのは常温飼育ができる国産のクワガタです。外国産のクワガタも大変魅力的ですが、温度差の激しい日本の気候に順応していないので、年間を通して飼育ケースの中の温度を一定に保つ必要があります。

国産のクワガタで初心者にもベテランの方にも人気なのはオオクワガタでしょうか。その理由は子供の頃の憧れのクワガタなのはもちろんですが、寿命が2年から3年と長く飼育できるということや産卵させやすいので累代飼育にも適しているということです。そこで今回は、クワガタ飼育初心者のために、飼育に必要なものやクワガタの飼い方の基本をお伝えします。あまり過保護にならないようにじっくり育ててください。

 

クワガタの飼い方☆
飼育に必要なものなど7つの一口メモ

 

☆クワガタの飼い方 〜飼育に必要なもの〜

ここではクワガタの成虫の飼育に必要なものをご紹介します。尚、産卵をさせるためには別の用品が必要になることもあります。

飼育ケース

ペットショップやホームセンター、通販で手に入ります。単なる観賞用であれば、一番小さいサイズ(SS)でもかまいませんが、越冬や後に産卵させることを考えるなら、サイズの大きいケースを選ぶようにしてください。また1つのケースで複数のクワガタを飼うと、ケンカしたり傷つけあったりすることがあるので、飼育は一つの飼育ケースで一匹飼育するのが基本です。

一口メモ:「普通の飼育ケースでもかまいませんが、昆虫ゼリーや飼育マットにコバエが発生しやすくなるので、できればコバエシャッター付きのケースがオススメです」

 

成虫管理用マット

針葉樹や広葉樹を原料に作られた昆虫用のマットで、クワガタが潜って隠れたり、マットを霧吹きで湿らせて飼育ケース内を保湿する重要な役目です。飼育ケースの中に入れる量の目安はケースの1/3程度、成虫が潜るのに十分な深さです。

一口メモ:「針葉樹の管理マットはダニやコバエの発生を抑える防虫作用がありますが、殺虫成分を含んでいるため、小動物用の針葉樹マットは強すぎて兼用できません。必ず昆虫用を使うようにしてください」

 

昆虫ゼリー

カブトムシやクワガタの飼い方に欠かせない昆虫ゼリーです。種類は大きく別けると通常飼育用と産卵で体力が消耗したメスの回復を促す、たんぱく質補助用があります。必要に応じて使い分けるようにしてください。

一口メモ:「昆虫ゼリーがなくなりかけたらこまめに交換してください。夏は良く食べるので2日に1回ぐらいの頻度になります。」

 

エサ台

昆虫ゼリーを入れる丸い穴が開いたエサ台です。素材はプラスティック製や木製のものまでさまざまです。クワガタが昆虫ゼリーをひっくり返さないための台ですが、エサ台の下が隠れ家になることもあります。

一口メモ:「昆虫ゼリーがひっくり返ってマットの上に散乱すると、ダニやコバエの温床になりかねません。飼育ケース内は常に清潔を保つようにしてください」

 

転倒防止材

飼育ケースの中のレイアウトとしても使えますが、実はクワガタの転倒防止には欠かせない小枝です。カブトムシやクワガタはひっくり返ったら自分で起きることができずに長時間もがき続けます。そんな時に足場があれば、じょうずに起き上がることができるというわけです。

一口メモ:「あまりたくさん入れすぎると、クワガタの歩行のじゃまになり、かえって符節欠けの原因になるので要注意!」

 

☆クワガタの飼い方 〜日常飼育の環境〜

クワガタやカブトムシなどの甲虫は夏場に出てきて活動するので、暑いのが好きと思われがちですが実は涼しい場所が大好きな昆虫です。彼らは普段、森の中の涼しい場所で暮らしているのです。

ですから飼育ケースを直射日光にさらすなんてもっての他。高温多湿な環境は良くありません。夏場は30℃以上にならないように、家の中の一番風通しの良い涼しい場所に置いてください。また屋外での飼育もNGです。一口メモ:「飼育中に飼育マットが乾いていたら、霧吹きを使ってマットの表面が湿る程度に加水してください」

 

☆クワガタの越冬時の飼い方(11月〜3月)

越冬はクワガタにとって体力を消耗する大仕事です。この間のクワガタの飼い方にはいくつかポイントがあるのでご紹介しておきましょう。

■飼育ケースの置き場所

冬は寒いからと部屋を暖房しますが、室内の暖かい場所ではクワガタは完全に冬眠できません。越冬中は暖房の影響を受けない冬の気温が保てる室内で飼育するようにしてください。

■越冬前は栄養満点の昆虫ゼリーを食べさせる

越冬時期に入ってもクワガタが外に出ている間はエサを食べますので、忘れずに昆虫ゼリーを取り替えるようにしてください。また越冬には体力が必要です。越冬前には栄養満点の昆虫ゼリーを食べさせてください。

■春になり外が温かくなるとクワガタが活動を始めます。冬眠から覚めたらすぐに食べられるように昆虫ゼリーを用意しておきましょう。

一口メモ:「クワガタの越冬にはふかふかのベットが必要です。しっかり冬眠できるように、いつもよりたくさん飼育マットを入れてあげてください」

 

いかがでしたでしょうか。

これまで、クワガタ飼うために必要なものやクワガタの飼い方の基本についてご説明しましたが、ちょっとだけクワガタの習性を理解すれば、クワガタの飼い方はそんなに難しくないということがご理解いただけたかと思います。

クワガタの飼い方で大切なポイントは温度と湿度の調整です。国産のクワガタを飼う時は季節ごとの外の気温に合わせることが大切だし、外国製のクワガタの場合は年間を通してその種類にあった適性な温度を保つ必要があります。

今回は国産種のクワガタの観賞用の飼い方をイメージしてご紹介しましたが、これを機会に、クワガタが産卵から幼虫へそして成虫へと成長する生命の不思議や育てる楽しみを体験してみてください。

 

まとめ

クワガタの飼育に必要なものやクワガタの飼い方の基本をご紹介します

☆クワガタの飼い方 〜飼育に必要なもの〜

・飼育ケース
できればコバエシャッター付きのケースがオススメです

・成虫管理用マット
必ず昆虫用の管理用マットを使うようにしてください

・昆虫ゼリー
昆虫ゼリーはこまめに交換してください

・エサ台
飼育ケース内は昆虫ゼリーがひっくり返らないように清潔を保ちましょう

・転倒防止材
あまり入れすぎるとクワガタの歩行のじゃまになり符節欠けの原因になります

☆クワガタの飼い方 〜日常飼育の環境〜
飼育マットが乾いていたら、マットの表面が湿る程度に加水してください

☆クワガタの越冬時の飼い方(11月〜3月)
しっかり冬眠できるように、いつもよりたくさん飼育マットを入れましょう


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