金魚の飼い方で知っておいてほしい7つの基本事項

金魚の飼い方で知っておいてほしい7つの基本事項

金魚っていえば、やっぱり最初に思いつくのは「金魚すくい」でしょうか。金魚すくいの金魚を連れて帰って、いざ飼ってみたらすぐに弱ってしまったという話をよく耳にしますよね。

そういうことから、金魚って弱いんじゃないの?金魚を飼ってもすぐ病気になってしまうんじゃないの?と思いこんでいる人もいるでしょう。

金魚すくいの金魚は、すくうための道具である「ポイ」に追いかけまわされることでストレスを受けたり、逃げ回るうちに体の表面に傷がついたりします。

そのような金魚を連れて帰ると、金魚にしてみたら、さらに環境が変わりストレスにストレスが加わって弱ってしまうことがあるんです。

金魚すくいの金魚を飼うなら、できるだけ元気に泳ぎ回っている金魚だけをねらってすくうのがいいようです。

やっぱり直接店頭で、じっくり元気そうな金魚を選んで購入するのが安心ですけどね。

種類によっては「らんちゅう」など、とてもデリケートな金魚もいますが、ほとんどの金魚は本来元気な魚なんです。

平均寿命3~4年といわれる金魚ですが、飼い方をきちんとしてあげれば、10年以上生きる金魚もいるんです。

ここで、金魚を飼育する上で必要なことを、いくつが知っておきましょう。



 


金魚の飼い方で知っておいてほしい7つの基本事項

 


金魚の大きさに合った水槽を選ぼう


金魚すくいや店頭で販売している金魚は、たいていまだ子供の金魚です。それよりまだ大きくなると考えてください。

水槽の大きさを選ぶ基準として最低でも、成長した金魚の倍以上のものにします。匹数によってはストレスにならないように、もっとゆったり出来るものを選びます。

金魚の種類によって大きさも変わります。主な金魚が成長した時の平均的な大きさを紹介しておきます。

◎和金・・金魚すくいで馴染みのある「小赤」と呼ばれる金魚。大きさ15cm。

◎朱文金・・大きさ25cm  ◎コメット・・大きさ25cm  ◎琉金・・大きさ18cm  ◎出目金・・大きさ18cm  ◎ランチュウ・・大きさ15cm  ◎ピンポンパール・・大きさ8.0cm

他にも種類はありますが、この中で朱文金とコメットの大きさで考えると60cm以上の水槽を選んでおけば、どの金魚を飼育するのにも安心です

 


同じ水槽で飼える金魚を知っておこう


「金魚は金魚でみんな同じだから、どれとどの金魚を一緒の水槽で混泳させてもいいんじゃない」

「いろいろな金魚が同じ水槽で泳がせたら、楽しくてきれいでしょ」

と考える人もきっといるでしょう。でも、そこでちょっと待ってください。

種類によっては混泳させたことで病気になったり、死んでしまったりということもあるので、ここで学習しておきましょう。

初心者でも飼育しやすい、和金、コメット、朱文金の3種類は同じように成長して、動きも似ているので混泳しても大丈夫です。

そして、意外かもしれませんが、よく金魚すくいで一緒にいる出目金は和金にいじめられやすいので、もしも金魚すくいで連れて帰っても水槽は別々にしてあげます。

琉金とオランダ獅子頭の元祖は同じなので混泳OKです。また、丹頂や青文魚は琉金と体型や姿が似ているので混泳できます。

あと、出目金やらんちゅう、水泡眼、蝶尾など独特の個性を持つ金魚は、泳ぎ方やエサの食べ方が違ったりするので、それぞれ同じ種類で飼育するようにします。

 


金魚が元気でいられる水を作ろう


金魚が元気で長生きできるように、まずは大切な水を作りましょう。金魚にとって水をいい状態に保ってあげることは大事です。

金魚が住みやすい水にするために必要なことは、バクテリアの繁殖です。バクテリア=微生物は、金魚の排泄物や食べカスなどで汚れた水を浄化する働きがあります。

そして、バクテリアの繁殖には酸素も必要なので、エアレーションは忘れず準備しておきます。

しかし、いくらバクテリアのためだといっても、ずっと汚れたままのにしていていいと言う訳ではありません。もちろん、水換えは必要です。

次に、水換えのやり方を説明します。

 


水換えのタイミングを考えよう


金魚の水には酸素とバクテリアが大事だということは分かりましたよね。だから、水は換え過ぎてもいけないし換えなさ過ぎても駄目なんです。

では、どのようなタイミングで水換えをしたらいいのでしょうか。

まず、金魚をはじめて飼うときや、ろ過装置がまだ新しいときは十分なバクテリアが繁殖していません。

バクテリアがあまり繁殖していないということは、水が浄化されないので汚れやすくなります。

新しいろ過フィルターも1ヶ月程で水を浄化できるぐらいのバクテリアが繁殖するので、それまではこまめに2~3日に1回は水槽の水を3分の1くらい水換えをします。

あとは、だいたい1~2週間に1回を目安にして水槽の水を3分の1くらい換えるようにします。

そのとき、一気にバクテリアを減らしてしまわないように、水換えと、ろ過フィルターの掃除は別々の日にするようにしましょう。

また、水換えの時に入れる水は水道水で、必ずカルキ抜き(中和剤)をします。そして特に寒い時期、いきなりの冷たい水はキケンです。お湯で水温を調節して補充するようにします。

 


エサの与え方を覚えておこう


初めて迎え入れた金魚は、今までの環境の変化によるストレスで食欲が落ちています。もし食べても上手に消化できなくてかえって、病気になる事もあります。

なので、金魚が新しい環境に慣れる1~3日はエサやりを控えます。金魚が落ち着いたようならエサを与えるようにします。

金魚に与えるエサは、1回を5~6分で食べ終える量にします。分量がわからなければ、最初に少量を与えて金魚が食べ終わるまで観察します。

食べ終わったら追加で少量加えます。そうしながら5~6分の間にどれくらい食べたかを目安に覚えておきます。次回与えるときに目安分を入れて5~6分の間で食べ残っていたら次に与えるときに少し減らします。

そういうふうに与えながら調整していきます。エサを与えすぎないように調整するのには訳があります。

水を汚さないためもありますが、金魚はエサを与えられただけ食べようとします。ただ、金魚には胃が無いので食べ過ぎると消化不良となって病気になりやすいのです。

そのことをよく覚えておいてくださいね。

 


水槽にライトを取り付けよう


絶対に、と言う訳ではないですが、金魚の水槽にライトをつけてあげるのもいいですね。

ライトで水槽を照らす効果は、水槽内が浮き上がって金魚が美しく、レイアウトもきれいに見ることができるだけではありません。

金魚のからだの色が薄くなったりするのを防ぐ効果もあるのです。

また、1日約8時間の点灯で、金魚のからだの色はもちろん、水草の生育にも役立つようです。

ただ、点灯しすぎると水槽内に苔を発生させてしまうので、その辺は注意して使用しましょう。

 


金魚がかかりやすい病気を知っておこう


【金魚がかかりやすい主な病気】

■尾ぐされ病・・・尾びれや背びれなどがボロボロになってしまう病気です。細菌感染が原因で、出血することもあります。

■イカリムシ・・・長さが1ミリから1センチぐらいの寄生虫です。金魚の体液を吸うために寄生するやっかいな虫です。

金魚が砂利などに体をこすりつけるような仕草をしていたら、イカリムシがいないかよく観察します。発見したら途中で切れてしまわないように毛抜きやピンセットで慎重に取り除きます。

■マツカサ病・・・細菌の感染によって、鱗の奥の方に腹水がたまり鱗がマツカサのように逆立つ病気です。細菌の感染以外にも、肝機能に障害があったり、水質が悪化したことが原因の場合もあります。

■白点病・・・体の表面やひれなどに白い点となって現れる寄生虫です。

■水カビ病・・・体やひれなどに発生する白い水カビです。肉眼でもはっきりと菌糸状のものが見えます。炎症を起こすと出血します。

いずれも、初期症状で発見できれば薬浴や、塩を使った塩水浴で治療できます。水槽で直接薬浴する時は、活性炭付フィルターや水草などは全て別の容器に移してください。

薬浴用の薬は市販されています。説明書をよく読んで使用してください。また塩水浴は、水1リットルに対して5グラム程度の塩を溶かした中に金魚を入れて経過をみます。

 

いかがですか。金魚を飼育していくのに参考になりましたか。これから金魚すくいをするときに、ポイを持ったまま金魚をじっと観察してしまいそうですね。その時は、確実にお気に入りの金魚をゲットしてください。

元気な金魚を育てるのは飼い方次第です。あまり水換えをしなくていいからとほったらかしではいけません。

毎日、金魚をよく観察して、少しでも異変があればすぐに、それなりの対処をするようにしましょう。

魚も販売していて、しっかり管理されているペットショップや、金魚や魚専門店などが近くにあれば分からないことや困った時にすぐ相談できるので便利です。

親切なところなら電話でも対応してくれます。そういうお店を1件でもさがしておくと安心ですね。

 


まとめ


金魚の飼い方で知っておいてほしい7つの基本事項

・金魚の大きさに合った水槽を選ぼう
・同じ水槽で飼える金魚を知っておこう
・金魚が元気でいられる水を作ろう
・水換えのタイミングを考えよう
・エサの与え方を覚えておこう
・水槽にライトを取り付けよう
・金魚がかかりやすい病気を知っておこう