シャルトリューという猫を知っていますか？猫の品種の中で「ブルー御三家」と呼ばれる中に入っており、ロシアンブルー・コラット・シャルトリューがそれにあたります。

人気のブルー種ですが、その中ではまだ少し知名度が低めで、ペットショップでもあまりお目にかかりません。御三家の中では一番むっくりとした大きな体つきをしています。フランスが原産地で、著名人にも愛された歴史を持つ猫で「フランスの宝」とまで呼ばれています。

１９７０年に日本に来てから、愛猫家の中で人気のあるシャルトリューの愛される魅力は、どういったところにあるのでしょうか。

ブルー御三家のシャルトリューの
愛されポイント7点

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美しいカラー

銀灰色といわれるそのカラーは、なんともいえない気品を感じさせます。個体によって青みの強さも違い、日に当たって毛が透けると茶色がかって見えることもあります。

金色～濃いオレンジ色（カッパー）の目を持っており、落ち着いたその色は毛色によく馴染んでいます。成長するにつれて、子猫のときの毛色や柄と違ってしまう種類もいますが、シャルトリューはブルー一色なのでそのようなイメージチェンジは起こりません。

猫は体格によって６種類に分けられますが、シャルトリューはその中のセミコビータイプです。肩や下半身ががっしりしていて、頭部は丸型。脚と腕、胴としっぽは、ヒマラヤンなどのコビータイプよりも少し長めなので、動きもしなやか。

しかしそのどっしりした見た目からジャガイモのようだと言われてしまうことも。大人になると太ましさを感じるようになる手は、愛らしさ抜群です。成猫になってからの「お腹見せ」はなかなかの迫力があります。

美しい毛並みと撥水性の高さから、毛皮目当てで乱獲されていたという悲しい過去もあるほど、さわり心地の良い体です。ぎゅぎゅっと詰まって生えているので、とてもフカフカ。短毛種なのにこれだけの毛並みをもつ猫は他にはいないでしょう。

このモコモコの体は、シャルトリュー愛されポイントの１位２位を争うのではないでしょうか。

子猫の毛玉状態から、大人の重厚な毛並みになるには数年を要することもありますが、完成体を思うと成長過程の抜け毛回収も楽しくなりますね。

シャルトリューには「微笑み猫」という異名があります。口元が絵文字の猫でおなじみの「ω」の形をしており、いつも穏やかに微笑んでいるように見えるところからつけられました。

その口元に反して深い色合いで威厳のある目は、きりりと表情をひきしめます。シャルトリューを愛した貴族も、その微笑に癒されていたのでしょう。

あまりにかわいらしい顔をしているので、普通かわいいとされる寝顔やあくびなどをしたときの顔が変顔に見えてしまうギャップすらあります。

シャルトリューを語る中で、気性が荒いと評する人を見つけるのは非常に困難でしょう。

それくらいとてもおとなしく、人懐こいタイプの猫です。ただおとなしくはありますが運動量は多いので、飼育時には室内をたくさん動き回れるようにしたほうが良いでしょう。先住猫とも仲良くなれるケースが多いようです。

とても賢い猫でもありますので、相手の空気を読んで距離感を図っているのかもしれませんね。

子猫のうちはたくさんじゃれて遊んでいたのに、大人になったらおとなしくなってちょっとつまらない、なんてことはないですか？シャルトリューは好奇心が旺盛な猫で、大人になってもじゃれて遊ぶことが大好きです。

シャルトリューの魅力の本気は、前述の毛並みも含めて、体格が仕上がった大人になってから。小さいときはかわいかったなーなんてことは、この猫は言わせません。

よく食べ、よく遊ぶ、丈夫な体。温和な性格、大声で鳴かない、しつけやすいと、その飼いやすさには定評があります。抜け毛もみっしり生えてフワフワな分、多くはありますが、一日一度のブラッシングをしていれば通常は十分です。

鳴き声も、ほとんど鳴かない子もいれば頻繁に鳴く子もいますが、小さく高い声で鳴くので隣近所にもそう響かず、集合住宅でも飼育しやすいでしょう。

いかがでしたか。おとなしくマイペースでのん気なシャルトリューには、人に愛される要素がいっぱい詰まっています。

人見知りをしたり、環境の変化に弱かったりと繊細なところも、その見た目と反してまた魅力です。

もちろん個体差はありますので、何よりもあなたとの相性を見極めるために飼う前にはトライアル飼育をすることをオススメします。

まとめ

ブルー御三家のシャルトリューの愛されポイント7点
・美しいカラー
・がっしりタイプのボディ
・やわらかい毛並み
・愛らしい表情
・穏やかな性格
・大人になってからの魅力
・飼いやすさ

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