猫のシャンプー☆ペットに負担をかけずお手入れする方法

猫のシャンプー☆ペットに負担をかけずお手入れする方法

猫にシャンプーをする場合、どのような手順で行うのがよいのでしょうか。猫にシャンプーするのはなかなか重労働ですよね。シャンプー嫌いの猫も多いし、できれば負担少なく終えたいという気持ちは人間も猫も同じです。

そもそも猫は元々体臭の少ない動物で、グルーミングと呼ばれるお手入れを行う習性があるため、外出をすることのない室内飼いや短毛の種類の場合はシャンプーをしなくても問題はないとされています。

しかし毛が長いものや皮膚が弱く匂いが気になる場合は、月に一度はシャンプーをしてあげるとよいでしょう。そこで今回は、猫にシャンプーをする際の注意点をお伝えしていきます。日々の猫のシャンプーで、これでいいのかなと思っている人はぜひ試してみましょう。

 

猫のシャンプー☆
ペットに負担をかけずお手入れする方法

 

シャンプーをする前にすること

シャンプーを始める前にやっておいた方がよい事がいくつかあります。ひとつはブラッシングです。毛のもつれや毛玉をほぐさずシャンプーをしてしまうと固まって取れなくなってしまいます。また、不要な毛を取り除くことで、抜け毛による排水口のつまりを防ぎます。

他には、肛門の下側にある「肛門のう」に溜まっている分泌物をつまんで絞り出します。4時と8時の方を押すとやり易いです。普通ならウンチと一緒に排出されるのですが、溜まりすぎると炎症を起こしたり破裂したりする危険があるので、必ず確認するようにしましょう。

 

猫用のシャンプーを使用する

猫と人間は皮膚のPHが異なるため、猫のシャンプーに人間用のシャンプーを使用することはできません。たとえ薄めたとしても、猫の肌や毛に悪影響となるので絶対使用しないようにしましょう。

猫用のシャンプーはペットショップやホームセンターで手に入ります。肌の弱い子向けのものもありますが、どれが合っているかわからないときは獣医さんに相談するようにしましょう。お湯はぬるめのものを使用します。猫には汗腺がないため熱すぎる温度では熱中症になる恐れがあるためです。手で触ってあったかいな・・・と感じる程度が適温です。

 

顔から遠いところから濡らす

できれば猫がちょうど入るくらいの洗面器を用意することをおすすめします。暴れる猫もいますので、まずはゆっくりお湯に慣れさせるようにします。湯は猫のお尻や後ろ足の方からかけていきます。

シャワーを使う場合は体の方にむけて当てることで猫は不安がりません。もしノミがいる場合は、湯から避けるため顔の方へ移動してしまいますので、はずは首の後ろを濡らすようにすれば大丈夫です。もし、肛門のうが取れきれていない場合はここでしっかり取り除いておきましょう。臭いが強いので、手早く流すようにします。

 

毛の長さに合わせてシャンプーを

シャンプーはまず背中で泡立てるようにします。短毛種の場合は毛の流れに逆らうように皮膚に力をいれて洗います。長毛種は毛がからなまいように毛並に沿って押さえるように洗います。

汚れがある程度落ちたら濯ぎ、二回目はマッサージをするように洗います。顔部分は目に水が入らないように注意します。難しい場合はスポンジを使うと簡単に汚れを落とすことができます。リンスをしたら最期に綺麗に濯いで完了です。濯ぐ時は鼻に水が入らないように顔を上向きにして、耳を抑えながら後ろから湯をかけるようにしましょう。

 

乾かすのは猫と人間協力して

シャンプーが終わったら、タオルで水気をとります。体が濡れていると勝手に身震いをして水気を飛ばしてくれるので、乾燥の半分は猫自身がやってくれます。タオルを猫の体にくるんで撫で抑えながら乾かすとやり易いです。

長毛種の場合はゴシゴシ乾かすと毛が絡まりますので、毛並みに沿って拭いてあげましょう。また、猫が身震いをするのを待ちきれないという場合は、猫の耳にそっと息を吹きかけてみてください、ブルブルっと身震いをしてくれますよ。仕上げは自然乾燥で大丈夫ですが、長毛種や寒い時期などはドライヤーを使用するとよいでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。

猫をシャンプーするのは重作業であることから、猫にも終始おとなしくしていてほしいものです。シャンプーを嫌がらないようにするには、やはり慣れが必要です。成猫になってからいきなりシャンプーをするとなると怖がって暴れてしまいます。

できれば小さい頃からシャンプーだけでなく、水に対して慣れるようにしておくととても楽です。自分では上手く洗えないという場合には、プロにお任せしましょう。また、いつもは自分で洗っていてもたまにはプロに洗ってもらうと、やはり仕上がりが違います。

爪のお手入れや毛並みのお手入れも十分にしてもらえますのでおすすめです。正直面倒くさい猫のシャンプー。紹介した内容を行うことで少しは負担が軽くなることでしょう。猫もシャンプーで気持ちよくなることが分かれば、嫌がることも少なくなります。ぜひ試してみてくださいね。

 

まとめ

猫にシャンプーをする際のポイント

・シャンプーをする前にすること
・猫用のシャンプーを使用する
・顔から遠いところから濡らす
・毛の長さに合わせてシャンプーを
・乾かすのは猫と人間協力して


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