メダカを繁殖させたい☆簡単!上手に増やせるポイント

メダカを繁殖させたい☆簡単!上手に増やせるポイント

メダカは繁殖力が旺盛な魚です。メダカを飼ったことのある人の中には、「メダカを飼ってたらいつの間にか増えてしまった」という経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし意図してメダカを増やそうとすると思ったように行かないのがメダカの繁殖の奥深いところです。

メダカの繁殖は春、外の気温が20度を超えた頃、いよいよ産卵の時がやってきます。そして、この時期がメダカの繁殖にとってはとても大切な時期なのです。そこで今回は、メダカを上手に増やしていただくために、繁殖・産卵をさせる準備から、生まれた稚魚の育てかたまでのポイントをなるべく解りやすくお伝えします。あなたも、メダカのメスが卵を産み、孵化して稚魚になるまでの生命の神秘を体験してみませんか。



 

メダカを繁殖させたい☆
簡単!上手に増やせるポイント

 

☆メダカを繁殖・産卵させるための準備

メダカが卵を生み出すのは、地域によって若干異なりますが、西日本、東日本の沿岸部で3月下旬から4月上旬にかけてです。まずは、メスのメダカが繁殖・産卵するための環境を整えましょう。

オスとメスをちゃんと揃えておく


当然のことですが、メスだけでは繁殖は不可能です。オスとの相性もあるのでオスの方を多めに入れておくようにしましょう。オスがメスの周りをくるくる回って求愛行動を始めると産卵はもうすぐです。メダカのオスとメスはヒレの形で見分けます。水槽に顔をくっつけて見分けようとしても、メダカは小さいし動き回るのでなかなか難しいのですが、小学生の頃に戻って根気良く観察しましょう。

参考動画:メダカのオスとメスの見分けかた
出典:NHK for School

 

メダカに十分なエサをあげる


親メダカに健康な卵を産んでもらうためには、こまめにエサを与えてしっかり栄養をつけておくことが大切です。メダカのエサには大きく別けて人工飼料と生きエサがありますが、生きエサは栄養が偏りやすいことや病害虫を持ち込む恐れもあるので、初心者は手軽に使える人工飼料をお勧めします。

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日照時間と水温を調整する


メダカの繁殖期になるとオスは卵をお腹に抱えたメスの周りをくるくる回って求愛行動を始めますが、日照時間と水温の条件が揃っていなければ、オスの求愛行動を見ることができません。メダカの繁殖条件、日照時間13時間、水温25度に近づけるようにしましょう。方法としてヒーターやエアコンを使うことが考えられます。

参考動画:メダカの求愛行動

 

☆卵の産みつけから孵化まで

水草(産卵床)を用意する


求愛行動の後、オスがメスを背びれと尾びれで抱くようにして交尾が始まります。メスは一日に20個から30個程度の卵を産みますが、受精された卵はメスがしばらくぶら下げたままで泳いだ後に、水草などに産み付けられます。用意する水草の種類は「ホテイアオイ」がお勧め。ホームセンターなどで販売されています。

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卵を別の容器に移す


水草に産み付けられた卵をそのままにしておくと、親メダカが食べてしまいますので、水草ごと別の容器に非難させる必要があります。容器は100円ショップで売っているプラスティックの容器で十分です。また綺麗な水で飼育しないと卵がうまく孵化しないことがありますので、水槽の中は常に掃除をして綺麗にしておきましょう。

 

卵が孵化するタイミング


参考動画:卵が孵化する瞬間!

メダカのタマゴが孵化するタイミングは250℃日。どういうことかと言うと、仮に水温が25℃なら10日で孵化するという意味です。この計算でいくと水温が高ければ早く生まれ、低ければ遅く生まれるということになりますが、温度が低すぎると孵化しないし高すぎても未熟な体の弱いメダカが生まれます。

 

☆生まれたメダカを健康に育てる3つのポイント

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水槽の中の水質に注意する


生き物はみんな同じですが、生まれたすぐの赤ちゃんは免疫力がほとんどない状態です。ですから、なるべくきれいな水が好ましいのですが、よく失敗するのがカルキの入った水を入れてしまうことです。

カルキとは水道水を殺菌するための塩素ですが、これがメダカの稚魚にはよくありません。生まれたばかりのメダカを繁殖する時はカルキを抜いた水道水を使うようにしてください。

参考サイト:株式会社めだか本舗
http://medakahonpo.com/hannshoku.html

 

日照時間の調整


メダカが順調に成長するためには光は必要です。少し細かくご説明すると、メダカの繁殖活動に適した日照時間は13時間。卵の孵化には14時間が理想的とされています。春から夏にかけての日照時間は12時間程度なので、自然に任せていれば良いと思いますが、秋などの日照時間が短い季節は、ライトを照らして明るい時間を伸ばす努力が必要です。

 

餌の与え方に注意


メダカは孵化して数日間はエサを食べません。その後、ごく小さな粒子のエサを食べるようになりますが。そんなタイミングで人工エサをそのまま与えても、大きすぎて食べることができません。ですから人工エサを細かく砕いてパウダー状にして与えるようにしてください。

 

いかがでしたでしょうか。

ここまでメダカの繁殖のしかたを、繁殖・産卵の準備から生んだ卵が孵化するまで、それと生まれたメダカの育て方をご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか。メダカの繁殖の条件は水質と水温、それに日照時間です。このことを頭に入れてメダカの飼育を行えば、きっとうまく行きます。

昭和の時代、かつては田んぼのそばの小川には、どこにでもいたメダカですが、米や野菜の栽培に農薬が使われ始めた頃から、小川からメダカの姿が消えてしまいました。メダカが生きていくためには、農薬に犯されていない綺麗な水が必要だったのです。

いまさら、近所の川にメダカを戻すのは至難の業ですが、せめて自宅の水槽の中にメダカと水草を入れて、良き昔の日本の風景に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

メダカを繁殖・産卵させる準備と上手に増やせるポイントをご紹介します

☆メダカを繁殖・産卵させるための準備のポイント

・水槽の中にオスとメスがいるか確認しておく
・十分にエサを与えて栄養をつける
・水温と日照時間を調整する

☆卵の産みつけから孵化までのポイント

・メスのメダカが卵を産み付けるための水草を用意する
・産み付けられた卵を別の容器に移す
・卵が孵化するタイミングを知っておく

☆生まれたメダカを健康に育てる3つのポイント

・水槽の中の水質に注意する
・メダカに繁殖に適した日照時間を作る
・エサの与え方にも注意が必要