猫をお風呂に入れるときに注意しておきたい7つのこと

猫をお風呂に入れるときに注意しておきたい7つのこと

猫をお風呂に入れるのはなかなか大変な作業ですよね。そもそも猫の祖先であるリビアヤマネコが水を嫌うため、現在の家猫がお風呂やシャンプーを嫌がるのも当然のこと、仕方がないと考えられています。

しかし、長毛種の猫には念入りなシャンプーが必要、短毛種であっても白猫であれば毛が汚れやすいし、繁殖期にあると尿の匂いが強烈になる・・・という理由から、猫であってもお風呂やシャンプーは避けては通れない道です。放置することにより重大な病気にかかることもあります。

では、どうしたら猫に嫌がられないようにシャンプーをすることができるのでしょうか。また、猫をお風呂に入れたりシャンプーしたりするときに気を付けなければならない点とは?猫も飼い主も快適になるためのお風呂の入れ方のコツをお伝えします。

 


猫をお風呂に入れるときに
注意しておきたい7つのこと

 

 

猫をお風呂に入れるには:お風呂場に慣れさせる

猫は音や匂い、湿気などに非常に敏感な生き物です。そのためか、お風呂嫌いも「濡れることが嫌い」というだけでなく、お風呂場の水の音や匂い、湿気から発生していることがあります。

したがって、まずは猫ちゃんをお風呂場という環境に慣れさせることから始めてみると、お風呂コンプレックスも意外にすんなりと解消できるかもしれません。食事やトイレをお風呂場付近に置き、否が応でもお風呂場に行かなくてはならない環境を作ってみましょう。

 

猫をお風呂に入れるには:体調に注意

猫がお風呂を嫌がる原因には遺伝的なものがあります。猫の祖先であるリビアヤマネコが住んでいた砂漠地帯では、水にぬれた後すぐに乾かさないと体温が奪われ、生死につながることもあるからです。そうした背景があるため、水に対して恐怖と警戒心を持つ猫はとても多いとされています。

水に対する猫の不安感をみだりに煽ってはいけませんので、特に体調の悪い日のお風呂には十分に注意してあげてください。少し間違うとお風呂が大嫌いになってしまうこともあります。体温が高め・低めのときは無理にお風呂に入れないほうが賢明です。

 

猫をお風呂に入れるには:猫用シャンプーを使うこと

猫をお風呂に入れてシャンプーするとき、せっけんや人間用のシャンプーで洗えば良いと考える人は少なくありません。しかし、猫をお風呂に入れるなら猫用シャンプーを用意し、それ以外は使わないように注意をすることが求められます。

なぜなら、猫用シャンプーに含まれる成分とその他のシャンプーやせっけんに含有されている成分は異なるからです。猫用でないシャンプーやせっけんには猫の体や毛、地肌にとって有害な成分が配合されていることも少なくありません。そのようなアイテムを使ってシャンプーし続けることは大変危険です。

そのため、猫のシャンプーをするときは必ず猫用のシャンプーを入手してください。動物病院やペットショップでアドバイスを仰ぎながら購入するのが安心です。

 

猫をお風呂に入れるには:シャンプーの匂いに慣れさせる

猫がお風呂のときに嫌がるのは水そのものだけではありません。シャンプー液に対しても抵抗を持っていることがあります。

シャンプーの液体にも独特な匂いがあるため、それを嫌がる猫ちゃんも多いのだとか。まずはお風呂に入れる前から日常的に匂いをかがせ、慣れてもらうことが必要です。

 

猫をお風呂に入れるには:爪を切る

猫をお風呂に入れようとするとき、猫が嫌がって暴れまわることは想像に難しくありませんよね。抵抗するあまり飼い主をひっかいて傷つけてしまうことも。シャンプーの度に腕が傷だらけ、血だらけになるということも珍しくはありません。

しかしそれでは危険なので、お風呂に入れる前に爪を切るなどの予防策が必要です。また、猫ちゃんを傷つけてしまわないためにも、飼い主さんの爪もきちんと処理しておきましょう。

 

猫をお風呂に入れるには:シャワーの仕方を理解

猫をお風呂に入れる際にシャワーを使う人は多いと思いますが、猫の頭にシャワーをかけないように注意してください。猫の目に水を入れないようにするためです。顔は濡らしたスポンジなどでふき取ってあげてください。

また、シャワーのお湯の温度は37度から38度までがベスト。あまりに熱すぎたり冷たすぎたりすると猫の体に有害になるだけでなく嫌がられるので避けましょう。

 

猫をお風呂に入れるには:猫の乾かし方

お風呂に入れてシャンプーし終わったら、今度は毛を乾かす番です。猫が寒がらないよ、にあらかじめ部屋を温めておきます。そして吸水性の良いタオルを2枚から3枚用意し、タオルを体に押しつけるようにして水分を取っていきましょう。

ある程度乾いてきたらドライヤーをします。耳のあたりに近づけないように気をつけながら猫を乾かしていってください。

 

猫をお風呂に入れるときの7つの注意点、いかがでしたか。

まずは猫ちゃんをお風呂場という環境に慣れさせることが一番大事。お風呂場のそばに猫ちゃんの生活スペースを作り、お風呂場への抵抗を減らしてあげましょう。また、シャンプーの液体の匂いにも慣れさせておくとシャンプーがスムーズになります。

次に、猫ちゃんの体調を確認します。猫は水に対して非常にデリケートな動物なので、お風呂に入れることによって体調の変化があっては大変だからです。同時に、入浴前の爪切りも安全のためには欠かせません。

こうして準備が整ったら、いよいよ本格的にお風呂に入れるときです。シャワーを当てても良い場所と当ててはいけない場所を理解した上で洗ってあげましょう。入浴後に湯冷めしないためにすぐに毛を乾かしてあげることも必要です。

 


■まとめ■


猫をお風呂に入れてあげるときに気を付けたい7つのポイントをチェック!

・まず、「お風呂場」に慣れさせよう!
・お風呂に入れる前に体調に注意
・必ず猫用シャンプーを使うこと
・シャンプー液に慣れてもらおう
・入浴前に爪を切っておくこと
・猫のためのシャワーの仕方とは?
・洗ったらすぐに乾かすこと!


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