猫アレルギーの症状を見逃さないで。7つの対処方法

猫アレルギーという言葉を知っていますか。猫と一定時間接触することによって、風邪を引いたときのような症状が出ます。具体的には、くしゃみや咳、鼻水などです。

猫アレルギーの症状を引き起こす原因として、現在では8種類のアレルゲンが挙げられています。そのなかでも特に、猫の脂線から分泌される糖タンパクと、猫の唾液に含まれるリポカリンの2種類が、猫アレルギーの主な原因とされています。

体質によって、アレルギーの症状が出る人と出ない人がいます。アレルギー症状が出てしまう人というのは、体内に入ってきた異物を排除しようと頑張りすぎてしまうのです。もし猫を飼っているのにアレルギー症状が出てしまったら大変です。今回は猫アレルギーの対処方法についてご説明します。

 


猫アレルギーの症状を見逃さないで。
7つの対処方法

 

家の中の掃除を徹底的にやりましょう

猫アレルギーは、猫の毛やフケが体内に入り込むことによって発症することが多いです。猫を飼っている家庭では、室内の掃除を徹底的にやることをお勧めします。毎日、掃除機をかけることは必須です。

可能ならば、拭き掃除もしましょう。もし忙しくて掃除ができない、という人は空気清浄機を導入するのもいいですね。猫の毛やフケは空中を飛んでいたり、家具のあいだに入ってしまうことも多いです。

とにかく毎日こまめに掃除をすることが大事です。カーペットや絨毯は撤去し、フローリングの床だけにするのが理想的です。

猫の毛やフケは細かくて小さいので、至るところに付着してしまいます。特に床というのは、ゴミや埃もたまってしまいがちです。床にカーペットや絨毯が敷かれていると、その毛足に猫の毛などがこびりついてしまい、なかなか取れないこともあります。

できれば、フローリングの床だけにしておくのが望ましいです。それに毎日の掃除もラクになるので、一石二鳥ですね。

 

普段から身体を鍛えて、丈夫な身体づくりを心がけましょう

猫アレルギーを軽減するためには、身体の免疫力を上げていくことが大事です。普段から生活習慣を整えておくようにしましょう。早寝早起きや規則正しい生活、適度な運動など、出来ることから始めてみましょう。

通勤や通学の際に、電車を一つ手前の駅で降りて歩く、エスカレーターを使わずに階段で上り下りする、などちょっとした工夫で運動量は増やせます。また、ストレスを溜め込まないよう気をつけましょう。

 

バランスのとれた食生活を送りましょう

食生活は私たちが生きていくうえでとても大事な習慣です。猫アレルギーに対処するためにも、美味しくてバランスの取れた食事を積極的に採り入れましょう。インスタント食品や外食は、塩分やカロリーが高くなってしまいがちです。

できれば自宅でご飯をつくるようにしてください。低カロリーで高たんぱくな和食料理がお勧めです。1日1食からでいいので、まずは始めてみてください。

 

猫のブラッシングをして、抜け毛を減らしましょう

先述したように、猫アレルギー物質は唾液にも多く含まれています。猫がグルーミングで身体をなめることで、毛にアレルギー物質が付いてしまうと言われています。こまめにブラッシングしてあげることが大事です。

そうすることで、猫の抜け毛を減らすことができ、アレルギー物質との接触を減らすことができます。抜け毛が減ることで、床掃除も短時間で終えられるようになります。

 

試しに猫と暮らしてみましょう

猫は100種類以上いると言われており、そのなかでもアレルギーの出にくい猫が10種類ほどいます。そうはいっても、人の体質によっては、相性の合う合わないといったことが出てきます。一番良いのは、試しに猫と暮らしてみることです。

短い時間、猫と接触してアレルギーが出ないからといって、油断は禁物です。実際に一緒に暮らしてみたら、アレルギーが出てしまったということもありえます。ペットショップで購入する場合には、試し飼いができるかどうか相談してみましょう。

里親となる場合には、トライアル期間を設けていることも多いです。

 

猫アレルギー症状とも仲良くなってみましょう

猫アレルギーの症状は、人によって度合いが異なってきます。猫アレルギー症状は出るけれども、我慢できる程度という人も実際多いです。毎日のことなので、身体が慣れていくということもあります。

もし軽度な猫アレルギー症状であれば、猫と同居を始めて身体を慣らしていく、ことも選択肢の一つとなるでしょう。猫アレルギーだからと過剰に反応せず、まずは猫アレルギー症状と仲良くなることから始めてみませんか。

 

いかがでしょうか。猫が大好きで、念願の猫を実際に飼い出してみたら、猫アレルギーが出てしまった・・なんて悲しすぎますね。あなただけではなく、同居の家族含め誰か一人でも、猫アレルギー症状が出てしまうと大変です。

猫アレルギー症状が出たからといって、安易に飼育放棄することは絶対にやめてください。実際、保健所に連れられてくる猫たちは、アレルギーが原因である場合も多いのです。しかし猫も私たち人間と同じく、大切な命の一つに変わりありません。

命を軽々しく扱うのはやめてください。もし仮に猫アレルギー症状が出たとしても、今回ご紹介した7つの対処方法を実践することで、症状を軽減することもできます。あきらめることなく、まずは打開策を考えて、実践することが大切です。

 


まとめ


猫アレルギーの症状を見逃さないで。7つの対処方法

・家の中の掃除を徹底的にやりましょう
・カーペットや絨毯は撤去し、フローリングの床だけにするのが理想的です
・普段から身体を鍛えて、丈夫な身体づくりを心がけましょう
・バランスのとれた食生活を送りましょう
・猫のブラッシングをして、抜け毛を減らしましょう
・試しに猫と暮らしてみましょう
・猫アレルギー症状とも仲良くなってみましょう


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