ハーネスが小型犬にはもっとも重要、と言われる7つの理由

ハーネスが小型犬にはもっとも重要、と言われる7つの理由

犬を飼うにあたってまず飼い主さんが選択を迫られるのが「首輪」にするのか「ハーネス」にするのかでしょう。その選択は「しつけ」の第一歩なのです。お散歩はワンちゃんにとってとても大切な事です。運動であると同時に社会性が備わっているかどうかとか賢さが問われる瞬間です。でもそれは飼い主さんはじめ人間達の勝手な言い分!とワンちゃん達は言うでしょう。

犬にとって「首」を支配されることはすなわち相手に服従をすると言う事なのです。無理に首輪をつけようとすれば納得いかない場合には思いっきり暴れて抵抗するでしょう。しかし首輪を日常的につけておけば自然と犬は人間に支配された形になり主従関係の破綻も少ないと言われます。しかし首輪をする事が必ずしも良い事ばかりではないのも確かです。ではハーネスが小型犬にはもっとも重要であると言われる理由についてお話します。



 


ハーネスが小型犬にはもっとも重要、
と言われる7つの理由

 


首に負担がかからないこと


引っ張り癖のある犬は結構います。小さい頃からきちんとお散歩のマナーをしつけられなかった場合、いつまでたっても飼い主さんより先を歩き知らない人や犬を見てはハアハアと息を荒くして臨戦態勢になったりします。正直これはしつけの失敗例です。そんなワンちゃんには首輪とリードを利用ししつけるのが一番です。犬自身引っ張った時に苦しいと思ったら引く力を弱める、しつけの基本は断然首輪です。

一般的に「首輪は可哀想」「首に負担をかけたくない」という理由でハーネスを選択する方が多く、その為引っ張り癖が直らない犬も増えているのは現状です。確かに犬は「ハーネス」の方が楽でしょう。この理由でハーネスを利用するのは「しつけ」の観点からは賛否両論かも知れませんね。

 


気管支に負担がかからないこと


一見似たような意見に聞こえるかもしれませんが、これは肯定すべき事です。何故なら犬によっては気管が弱い犬も実際いるのです。首輪によって「首が締まって咳込む」事はほとんどの犬が共通しているのであまり重要ではありませんが、先天性に気道がうまく機能しない犬もいるのです。

その場合、首輪をする事は犬にとってとても辛い事です。ハーネスタイプで負担をかけないようにしてあげるのが望ましいでしょう。しかし、そんなケースでも動物病院で獣医さんの指導を受ける事が大切で「首輪を使うと咳込んでしまうからうちの犬には合わない」などと勝手な素人判断は避けるべきだと言われています。

 


引っ張り防止用ハーネスもあります


海外ではハーネスでもしつけに繋がるようにという事で 「引っ張り防止ハーネス」も開発されています。このハーネスは特殊な形状でリードを止める金具が犬の胸元に来ている特殊なタイプです。一般的なハーネスはリードを止める金具が後ろに来ているので犬が自由自在に飼い主さんを引っ張り回す事が出来てしまいます。

しかしこれなら胸元からリードが伸びているので犬が人より前に出て引っ張ると自動的に締まって歩きにくくなる構造です。最初は装着に戸惑うかもしれませんが慣れればその効果に驚かれるでしょう。小型犬は勿論、大型犬にも力に自信がない女性ならこのハーネスを利用するとそれほど力を必要としないのでしつけに最適です。

 


小型犬専用の物もあります


プラスチック製の留め具(プラバックル)付きハーネスもあります。着脱がとても楽でお散歩の時だけ着用し普段お家の中で外すというご家庭にはピッタリのアイテムです。特徴はリードのみを外しても愛犬の体にフィットしたままなのでドッグランなどで使用するのに便利です。

リードを胸の部分でつなぐのがポイントの「イージーウオークー・ハーネス」。胴輪タイプの訓練用で装着が簡単な引っ張り防止になっています。小型犬で引っ張る力が強くて、犬の首が心配という人にもおすすめしたい道具です。

 


力の強い小型犬にも最適


大型犬・中型犬と違って小型犬なら飼い主さんは犬の力に負けるはずがないとお思いでしょう。しかし、意外に力の強い小型犬もいます。身体が小さい分リードを引っ張って歩くと犬の首が心配になります。犬の首に圧をかけ続けると犬の脳に支障がでると警告する獣医師もいる位ですから。そんな時には引っ張り防止機能の付いたハーネスなら安心ですね。

まだ発売されて新しいこの訓練用の胴輪は、ジェントル・リーダーの装着が困難な犬やマズルが扁平で使用できない犬種(たとえばブルドッグなど)、犬と歩く練習が何らかの理由で思うようにできない人、マズルをどうしても擦らせてしまう人向きです。

 


呼吸困難になる病気を持っている場合


胸の病気を持っている場合には呼吸困難や呼吸速迫(頻呼吸)を引き起こす事もあります。たとえば暑さ・運動・不安・驚きなどの要因から呼吸の回数が単に増加する状態です。咽頭の病気による呼吸困難もあり短頭種の犬(頭の短い犬)に多く見られます。例えばチン・ボクサー・シーズー・ペキニーズなどです。

これは、鼻腔の狭窄 (鼻の内部が狭くなっている状態)、喉頭の奥のヒダが伸びる(いつも呼吸が速いため刺激される)ことによって起こる軟口蓋伸長症 や扁桃腺の肥大・気管虚脱・喉の奥の一部の反転(変形)などいくつかの原因が複雑に絡み合って起こります。

気管の病気による呼吸困難は特に小型犬のポメラニアン・ヨークシャーテリア・シーズー・トイプードルなどの高齢犬に多く気管の一部が狭くなって起こる気管虚脱が原因です。また若い小型犬には気管未形成という生まれつき気管が小さいために起こる呼吸困難もあるので注意が必要です。

以上の様なケースの場合には首輪を装着するとその刺激によりひどい咳が出る事もあります。その様な場合には医師の指示に従い首輪をやめてハーネスにするとよいでしょう。

 


デリケートな首や背中を保護


ボディハーネスは小型犬に理想的だと言われます。その理由はボディハーネスをつけることでデリケートな首や背中に無理な力を加えることなく犬をコントロールできると言う事です。

また窒息する心配や痛みがないとされるハーネスならあらゆるサイズにも対応し、遊び好きな力強い犬種にも対応できます。

 


ID・反射板・光るもので安全確保


小型犬の夕暮れ時や夜の散歩は危険がいっぱいです。大型犬なら周囲からもすぐ気付いて貰えますが小さなワンちゃんがチョコチョコ歩いていても気付いて貰えない事もあります。安全確保のため犬の重要な情報が印刷されたり縫いこむ事が可能なハーネスは必需品です。

反射や光る素材なら車やトラックのライトを反射し犬を見えやすくするので重宝します。

 

いかがですか。以上が小型犬にとってハーネスが重要である理由です。さあ、『首輪』を選ぶか『ハーネス』か・・・決心はつきましたか?首輪の場合、飼い主さんの引っ張る力と犬の引っ張る力が喧嘩してしまい首だけに集中してしまうのに対しハーネスなら胸と胴を支えてくれるので犬には負担が少なくて快適でしょう。

しかし、その反面しつけがまだできていない犬には不向きとも言われますので用途に合せて使い分ける事が大切です。愛犬にはしつけも大切だし健康も安全も大切なのです。どれひとつとして欠かせない物ですから飼い主さんは責任が重いのです。

 


まとめ


ハーネスが小型犬にはもっとも重要、と言われる7つの理由

・首に負担がかからないこと
・気管支に負担がかからないこと
・引っ張り防止用ハーネスもあります
・力の強い小型犬にも最適
・呼吸困難になる病気を持っている場合
・デリケートな首や背中を保護
・ID・反射板・光るもので安全確保