あなたは子猫の育て方を知っていますか。同じ猫であっても、成猫と子猫では育て方は全く異なるもの。大変な面もありますが、かわいい子猫の時期を実際に自分の手で育てる幸せは何者にも変えがたい!という声も。手がかかる子ほどかわいいというのは、子猫にもあてはまるようです。
ここでは「子猫の育て方★知らなかった子猫のあるある」と題して、わかりやすい子猫の育て方と子猫を育てたことがある人ならば、必ず1度や2度経験している子猫のあるあるをお伝えします。はじめて子猫を育てるので子猫の育て方が知りたいという人はもちろん、昔子猫を育てたことがあるという人も、ぜひご覧ください。子猫の時期にしかない魅力はたくさんあるもの。この記事を読むうちに、また、子猫を育てたくなるかもしれません。
子猫の育て方★
知らなかった子猫のあるある
子猫には排泄を手伝ってあげなければいけない時期がある
いくら子猫とはいえ、猫だから自分で排泄を行う…と思ってはいませんか。実は、生後すぐから5週目くらいまえの子猫は、自力で排泄を行うことができません。母猫が一緒にいる場合は、母猫が手伝うことがほとんどですが、あなたが子猫を育てるのであれば、あなたが母猫代わりです。
ミルクを与えるたびに、子猫のおなかが下を向くような体制にさせ、ウェットティッシュなどで子猫の股間を拭きます。何回か拭いているうちに、おしっこが出てくるはず。便も同じです。子猫の状態にもよりますが、1日~1日半くらいを目安にし、肛門部分や股間部分を拭きましょう。自力で子猫が排泄するようになる6週目くらいまで、毎日行う必要があります。
つめとぎ器を用意しても、必ずその場所でつめときをしてくれるとは限らない
子猫の育て方でよく言われているのが、つめとぎ器を用意してその場所でつめとぎをさせるようにしつけましょうというもの。もちろんそれは理想ですが、なかなか思い通りに育ってくれないのが子猫というもの。しつけをしたいけれど、上手くしつけができない。自分の意図が子猫にうまく伝われないというのも、子猫を育てている最中によくある悩みと言えます。もちろん、暴力的にしつけるのは絶対にNG!
しかし、だからといってつめとぎ器を準備しなくてもかまわないというものではありません。決まったつめとぎ器がなければ、本当に自由奔放につめとぎをしてしまいます。本当につめとぎをされては困るものにはしつけスプレーをするなど対策をとりながら、極力つめとぎ器でつめをといでくれるように準備しましょう。子猫のうちは、なかなか理解してくれないことも多いため、根気強いしつけが大切です。
生後5週までの間に子猫のミルクの量はどんどん変化する
人間よりも成長の早い子猫。子猫の育て方を知ったときに、はじめての人が何より驚くことが、子猫の食事内容の変化のスピード。生後すぐから5週目くらいまでは、猫専用のミルクでOKですが、その頻度は細かく分かれています。
例えば、1週目までは2時間に1回。2週目までは3時間に1回。そこから5週目までは、1日6回程度と、初めて子猫を飼う人はそのめまぐるしさに驚くことも多いもの。与えすぎも問題ですが、やはり子猫の時期にしっかり栄養をとることができたかどうかということは、大きくなってからも影響するもの。特に最初の2時間おきや、3時間おきのミルクは大変だと感じる人も多いですが、この時期こそ大切です。
生後6週を超えたら、子猫用のドライフードへ移行!好き嫌いなく育てる必要アリ
人間の感覚では、生後6週ではまだまだ子猫かもしれませんが、6週を過ぎれば子猫用のドライフードや缶詰に移行してOK。子猫の育て方として、このときに気をつけるポイントは、ひとつのドライフードだけを与えるのではなく、様々な種類のものを混ぜること。
子猫の頃の食の好みは、成猫になっても残るもの。この時期に偏食の癖をつけてしまうと、後に苦労することになります。子猫の好みも尊重しつつ、色々な食事を食べさせるようにしましょう。
母親の初乳を飲んだかどうかでワクチン接種の回数が変わる
子猫を飼うにあたって、必須条件のワクチン接種。このワクチン接種の回数を決めるのは、その子猫が母親の初乳を飲んだかどうかという点です。初乳とは、母猫が子猫を産んだ後に分泌する母乳のこと。
大体出産から10日頃まで分泌されているといわれていますが、生まれてすぐに母猫と距離を置いている子猫の場合は、この初乳を飲んでいない可能性も。子猫の育て方を学ぶのであれば、初乳を飲んだかどうか、知っておくことが大切です。
いかがでしたか。ここでは「子猫の育て方★知らなかった子猫のあるある」として子猫の育て方を知りたい人、子猫の育て方をもう一度振り返りたいという人のために、子猫の育て方あるあるをお伝えしました。猫を飼ったことがある人でも、成猫しか飼ったことがない場合、子猫の育て方の細かさや大変さに驚いたのではないでしょうか。
子猫の育て方は、成猫を育てるのとは異なり、細やかな気配りも必要です。特にミルクを2時間おきにあげるなど、時間も手間もかかります。しかし、そうやって育てた子猫の可愛さはまた別格。子猫の育て方を知った今、自分に本当に子猫が育てられるのか不安になっている人も、覚悟を決め、この子猫の育て方の記事を参考にぜひがんばってください。きっと子猫を育ててよかったと思うようになるはずです。
今日のまとめ
子猫の育て方★知らなかった子猫のあるある
・子猫には排泄を手伝ってあげなければいけない時期がある
・つめとぎ器を用意しても、必ずその場所でつめときをしてくれるとは限らない
・生後5週までの間に子猫のミルクの量はどんどん変化する
・生後6週を超えたら、子猫用のドライフードへ移行!好き嫌いなく育てる必要アリ
・母親の初乳を飲んだかどうかでワクチン接種の回数が変わる