うさぎは伴侶動物です。人との関わりを通して心で結ばれています。うさぎの寿命は7から8年です。ご長寿うさぎは15年と言われています。うさぎの飼い方は、容易でもあり悩むポイントや課題もあります。
飼育動物は、避妊や去勢は避けられない事柄です。うさぎは、多産系のために病気に成り易い特質を持ちます。また、うさぎを飼育する人や環境の問題もあります。うさぎは室内飼育が主流になりました。
近年、うさぎの種類も多様化してきて、容易に得られる流通システムも存在します。これ以降、うさぎの飼い方で皆が悩むポイントと対処法をわかりやすくご紹介していきましょう。
うさぎの飼い方で
皆が悩むポイントと対処法をご紹介
室内で遊ばせる時は、かじられない工夫をしよう
一昔前は、うさぎは屋外で数羽まとめて飼っていました。近頃では、ネザーランドドワーフという種類の小型で大きくならない種類がいます。そこで、室内で容易に飼うことができます。うさぎは喧嘩をします。
うさぎの飼い方は一羽で飼うことがポイントです。専用ゲージも市販されています。好奇心が旺盛で、かじられるオモチャが大好きです。何でもかじる性質があります。全ての歯は一生涯伸び続ける常生歯です。
そこで、絶えず歯を使ってきます。室内で遊ばせるときは、かじられて都合が悪いものや危険を生じる恐れがある電気コード類などは、うさぎの目に触れないように、隔離していく対処法が必要になります。
抱っこは嫌いないので優しく抱くようにしよう
うさぎたちは抱かれることを嫌がります。抱くときは少し気を付けます。抱き方は二通りあります。一つは、首の後ろの皮膚をしっかり掴み、持ち上げながらもう一方の手で、後足をしっかり持って支えて抱えます。
もう一つは、胸の下に手を挿し入れ、脇の下か前足まで手を移動して持ち上げていき、もう一方の手で素早く後足をしっかり持って抱き上げます。うさぎの飼い方は、優しく落ち着いて対処するのがポイントです。
唐突に乱暴に触れていくと、驚いて暴れ出して噛みつくことがあります。更に、飛び跳ねて背骨を傷めたりします。うさぎの後肢は、筋力が強く瞬発力もあり、抱き抱えるときは注意力が必要になります。
良質な牧草を沢山食べさせるようにしよう
牧草を食べる口の動きは、人と同じ縦方向だけではなくて、横方向にも動きます。それが、伸び続ける常生歯をすり減らす作用もします。うさぎの食餌は、高繊維質を含有する牧草を多く与えていきます。
それが、うさぎの飼い方の重要ポイントになります。うさぎは、良質な牧草だけを食べるだけで、十分に育つ仕組みが体内にあります。牧草にはカルシウムは僅しかなく、その牧草から必要量を吸収していきます。
うさぎはカルシウムを効率よく消化吸収します。体は成長期を除きカルシウムを多く必要としません。うさぎの尿が白く濁るのは、不必要なカルシウムが排尿された結果、見られる現象で病気ではありません。
暑さや寒さ管理と日向ぼっこをさせよう
暑さ寒さは苦手です。うさぎの飼い方は、室内での飼い主の生活パターンと共有します。体温調節は、耳一面に分布する毛細血管で多くはなされます。暑い時期は、26℃以上を超えない工夫が必要です。
冷房の温度確認、冷却効果マットや保冷剤を併用します。寒い時期は、15℃以上になるように維持します。補助的に動物専用ヒーターを用いて対処します。そして、陽が射す時は、ゲージを移動させます。
日向ぼっこの日光浴をさせることがポイントです。うさぎは骨が薄いので、骨折し易いので丈夫に保つ対処法となります。太陽光線は、ビタミンDの活性化を促進させ、骨の材料のカルシウムを合成します。
抜け毛を小まめにすくようにしよう
ふわふわのうさぎの換毛は、すぐに抜けやすく年2回ほど生え替わります。室内では、不定期に換毛期は発生します。うさぎの飼い方では、抜け毛を処理するブラッシングは必須です。
飼い主がブラッシングしないと、うさぎはグルーミング時に抜け毛を誤飲して、胃にフェルト状に固まる毛球症を誘発します。その塊は、抜け毛が追加されて成長して、何をしても溶けない大きな塊になります。
ブラッシングは、専用のブラシでなくても入念に抜け毛をすくことが大切です。毛球症を重症化させない対処法は、うさぎの食餌の主食となる良質な牧草だけを、毎回余る程に与えることがポイントになります。
尿マーキングは消臭スプレーで対処しよう
うさぎは、愛らしいペットです。その種類も沢山あります。うさぎそのものは臭いません。しかし、尿は臭います。トイレの躾は必要になります。うさぎの個体差によって上手くできたり、体調により粗相したりします。
うさぎの雄は、性ホルモンの影響によるものや、縄張りを主張する行動を示す目的の尿マーキングをします。トイレの躾の失敗と誤解されます。そのようなこともあり、犬や猫ほど完璧にはできません。
トイレは、鼻がよく利き臭いで場所を知ります。トイレを覚えますが、尿マーキングもあったりして悪意はないので、叱らないで接していく対処法がポイントです。このあたりが、うさぎの飼い方の難しいところです。
アレルギーや経済的なバックボーンを検討しよう
小さなペットたちは、心を和ませてくれます。うさぎを飼うときは、家族の了解は不可欠です。マンションなどでは、前もって飼えるか調べて対処します。また、飼い主や身近な人たちのアレルギーの問題があります。
うさぎの食餌の牧草に、アレルギー反応を呈するかをチェックします。アレルギーは、免疫反応が特定の抗原に対して過剰に反応することです。そこで、ペットショップで牧草を嗅いだりして様子を窺ってみます。
結果次第では、病院で牧草アレルギー検査を受診します。うさぎは十年以上も長生きします。そのために、うさぎを飼う経済的なバックボーンの見極めも必要で、うさぎの飼い方の大事なポイントになります。
いかがでしたか。うさぎも病気になります。野生うさぎは、年に5~6産します。飼育うさぎは、お産は一般的にはさせません。そこで、生殖器関連の病気、特に子宮疾患を経験する確率が高まってしまいます。
10歳までにほぼ100%発現すると言われます。また、雄うさぎの生殖器関連の病気や尿マーキングなどを含めた対処法は、避妊や去勢の手術をすることで、病気発現率や尿マーキングを低くできます。
手術の是非。その選択は飼い主の意志に委ねられます。さて、『うさぎの飼い方で皆が悩むポイントと対処法をご紹介』を、あなたとご一緒に見てきました。この項が、あなたのお役に立つことを願っています。
まとめ
うさぎの飼い方で皆が悩むポイントと対処法をご紹介・室内で遊ばせる時は、かじられない工夫をしよう
・抱っこは嫌いないので優しく抱くようにしよう
・良質な牧草を沢山食べさせるようにしよう
・暑さや寒さ管理と日向ぼっこをさせよう
・抜け毛を小まめにすくようにしよう
・尿マーキングは消臭スプレーで対処しよう
・アレルギーや経済的なバックボーンを検討しよう