猫の動画を撮るのは、人の動画を撮るのとは違うむずかしさがあります。人には言葉で指示をすれば通じますが、猫はそうはいきません。こう動いてほしいと思う通りに猫を動かすことは困難に近く、せっかく撮影をはじめたのに、急にパタリと動かなくなった…なんてことはよくある話です。
思い通りになかなか動いてくれない猫ですが、ネットなどで調べてみると、思わず笑ってしまうようなナイスな動画がたくさんありますよね。どのようなことを気をつけたら、あんなふうに面白くかわいい猫の本領発揮の動画を撮ることができるのでしょう。
猫の動画を撮るコツは、人間や景色の動画を撮るコツとはまたちょっと違う、生き物ならではのコツがありますので、お伝えいたします。
猫の動画を撮るときに
気を付けたい5つのポイント
いつでも撮影できるようにしておく
猫のかわいい動きはいつはじまるか、いつ終わるのかわかりません。今のもう一度してよ、と頼んだところで、猫は二度としてくれるわけではありませんから、いつでもどこでも、撮影できるように、常にスマホはポケットにしのばせておきましょう。そして、かわいい動きがはじまったら、逃さずにスマホを構えます。
動画を撮るモードにすぐに切り替えられるように気をつけてください。どうやって動画を撮るモードにすればいいんだっけ、とぐずぐずしているともう、かわいい動きはおわってしまいます。サッサッサッとすばやく操作をして、とにかく撮る。これが大切なことです。
いつでもすばやく撮れるようにすることで、あなたの猫のかわいい、面白い動きを動画におさめることができるでしょう。
カメラやスマホに慣らしておく
カメラやスマホを向けると急に動きを止めてしまったり、逃げてしまったりする場合もあります。あなただって、わけもなく、意味不明な四角いものをむけられたら不振な気持ちになり、それをよけたいと思うでしょう。猫だって同じです。猫にとって、スマホやカメラは何なのかわかりません。
ですから、スマホやカメラを普段から見せておき、怖がらないようによく慣らしておきましょう。別にあやしいものでもないとわかってきたら、スマホやカメラを向けられても、平気でいられるようになるでしょう。猫の動画を撮るコツは、スマホやカメラを普段から慣らしておくことだといえます。
猫が大好きなおもちゃを効果的に使う
大好きなおもちゃをふってみましょう。ねこじゃらしをブラブラと振ってみたり、ペットボトルを転がしてみたり、あなたの猫が反応しそうなことをいろいろと試してやってみましょう。そうすることで、動画の撮影の最中に座ってしまった猫もまたパッと立ち上がり、かわいい遊んでいる姿を見せてくれることもあるでしょう。
おいしいおやつを転がして追いかけさせたり、ねこじゃらしの先におやつをぶらさげて、ブラブラふってみてもいいでしょう。猫はおいしいものにつられて思いもかけず面白い動きをみせてくれるかもしれません。
猫の動きをいつも観察しておく
普段から、あなたの猫の動きをよく観察しておきましょう。よく観察しておくことで、いつ、どんなふうにそのかわいい面白い動きをするのかわかるようになります。行動パターンを読み取ることは、猫の動画を撮る上で非常に大切なことといえるでしょう。
好きならば、猫を自然に観察するものですが、そうやって観察するとさまざまなことがよくわかってきます。猫の好きなもの、猫が日向でどのようにして寝そべるのか、眠っている時の仕草、甘える時の仕草、一人遊びの時の様子…。そうして観察していると、絶好の動画撮影チャンスがいつ来るかつかめますから、とにかくヒマさえあれば猫をよく観察しましょう。
たくさん撮る
猫はいつどんな動きをするかわかりませんから、とにかくたくさん撮る。これにつきるかもしれません。容量ギリギリいっぱいまでとにかく撮る。ヘンかもしれないと思っても撮る。ムダかもしれないと思っても撮る。ムダだからこの猫の動画を撮影するのやめようと思った瞬間に、面白い動きがパッと飛び出して来たりするものだからです。
ケチるのはやめましょう。とにかくたくさん撮ることで、思いもかけずにいい動画を撮ることができます。チャンスを逃さない。猫の動画を撮影する上で大切なのは、このことです。チャンスを逃さないためにも余裕を持って撮影できるように、容量やバッテリーにも余裕を持たせておきましょう。
いかがでしたか。猫の動画を撮影するときに気をつけていただきたいことは、猫が嫌がることをやらせないでほしいということです。猫はものを言いません。ですから、人間は都合のいいように、あれをかぶせたり、これをかぶせたりして面白がり、猫が嫌がることをいろいろやって、人間だけでキャアキャアと騒いでしまいがちですが、それだけはやめましょう。人間には面白くても、猫からしてみれば、いじめられていることにしかなりません。
あくまでも、猫には無理をさせないでください。動画のために無理強いをするのは猫がかわいそうですから、とにかく絶対にやめましょう。
そんな人間が無理強いをしなくたって、猫をじっと観察していたら、かわいくキュンとする仕草や、面白くて笑ってしまう仕草、心がホッとするようなしぐさなどいろいろな表情を見せてくれます。安心して幸せな猫ほど、さまざまな表情を見せてくれます。そういう猫の幸せそうな自然な表情を動画におさめるようにしてください。そういう猫の動画は、見る人を幸せにしてくれます。
猫の面白い動画を撮りたいと必死になりすぎないこと。そして、優しく猫と接して、素敵な幸せな猫動画を撮影してください。
まとめ
猫の動画を撮るためのコツとは・いつでも撮影できるようにしておく
・カメラやスマホに慣らしておく
・猫の大好きなおもちゃを効果的に使う
・猫の動きをよく観察する
・たくさん撮る