ベンガルっていう猫のことをご存知ですか。ベンガル猫が好きだっていう猫好きの方もきっとたくさんいらっしゃることでしょう。ベンガルは野生のヤマネコと短毛種のイエネコを交配して作られたアメリカの猫だと言われています。道理で野性味を帯びた顔つきをしていますね。
ベンガルを飼いたいと思ったあなた。ペットショップで衝動買いをしてしまう前にまずは、ネットや本などでベンガルのことをよく調べてみましょう。ベンガルの性格、飼い方、気をつけるべきことをしっかり把握し、自分がベンガルを飼っているところを目をつぶって、想像してみましょう。
ベンガルと一緒に暮らせるか?ベンガルと一緒に暮らすことについて家族はどう思うか?ベンガルとはどんな猫なのか、家族に伝え、みんなで話し合ってみましょう。そうしてみんながベンガルを飼う気持ちになったら、家族に受け入れるベンガルを探しにいくことにしましょう。
それでは、まずはベンガルの性格や飼い方をお伝えいたします。
ベンガルの性格から
飼い方まで一挙公開
性格
ベンガルはその野性味を帯びた性格によらず、温和で甘えん坊の性格だと言われていますが、飼い主さんによっては、「ベタベタしない」とか「トイレを綺麗にしないと先祖返りして、気性が荒くなる」という意見もあります。
猫といえば水が嫌いなものですが、ベンガルは猫としては珍しく水にぬれるのを嫌がりません。ですから、水遊びなんかをしてあげると喜ぶかもしれません。川遊びに連れていったり、お風呂に入れてみたり、庭にゴムプールを出して入れてあげたりしてはどうでしょう。案外、大喜びをしてびしょぬれになって跳ね回るかも。
先祖にヤマネコの血が混じっているだけあって、わりと早いうちから自立心が芽生えてくるかもしれません。店先など騒がしい場所は好まず、静かで落ち着いた環境を好みます。店番よりも、家庭内でのんびり一緒に暮らす方が合っているかもしれません。
飼い方
子猫は遊び好きなものですが、ベンガル猫はものすごく活発なため、相当な運動量が必要です。よじのぼれるような高い場所や、高いタワーなどをたくさん用意してあげましょう。そして、思いきり走り回れる広い場所も用意し、出来る限り遊んであげてください。あの手この手で激しく運動をさせてあげると満足するでしょう。
大人になってからもベンガルは、活発で運動を必要とします。犬のように外に散歩に行ってあげるといいのかもしれません。最近では、リードをつけて、犬のように散歩する猫も増えてきました。ベンガルも案外、散歩の習慣を喜ぶかもしれません。
忙しくてなかなか遊ぶ時間がとれないという人は、多頭飼いを検討してみるのもありです。その場合は、今飼っている猫と相性のいい猫を選んでください。猫同士の相性が合えば、いくらでも二匹で遊びます。二匹で勝手に遊んで、勝手に疲れてくれますから、こんなにラクなことはありません。飼い主はただ、猫たちが心置きなく遊べるような理想的な猫遊び場を整えておけばいいのです。
ただし、相性が合わなかったら一緒に遊ぶどころか、ケンカばっかりしてしまい、引き離さざるを得なくなってしまいますし、同じ屋根の下に気に入らない猫がいるということ自体がストレスになってしまう可能性もありますから、くれぐれも二匹目を飼うときには、一匹目のベンガルとの相性をチェックしてください。
一匹目のベンガルと、買おうとしている猫を会わせてみたり、保護団体から引き取る場合だったら、一週間ほどトライアルとして試しに一緒に暮らしてみるというのもありかもしれません。猫同士の相性は、人間には判断できませんから、直接猫同士を合わせてみるということが一番の方法だと思います。
運動量の多いベンガルですから、食事量も多いです。高たんぱく、高カロリーのものを選んであげてください。ただし、太りすぎには注意です。おやつのあげすぎには気をつけましょう。
抜け毛に関しては少ないので、週に2~3回ブラッシングをしてあげるだけで十分でしょう。ブラッシングをすることで血行をよくしてあげることができるので、全然やらないよりは、たまにやってあげることをおすすめします。
いかがでしたか。野性味の残る風貌をしたベンガルは魅力ですよね。遊んでいる活発な猫が何よりも好きだという方、野性味残る姿にしびれてしまうという方は、ベンガルと共に暮らすことを検討してみたらいいかもしれません。
もちろん、ベンガルと一口でいっても、それぞれいろいろなベンガルがいます。日本人と一口でいってもさまざまな日本人がいるのと同じことです。
同じベンガルは一匹としていません。怖がりのベンガル、陽気なベンガル、大胆なベンガル、ベンガルのくせにあまり動かないベンガルも中にはいるかもしれませんし、逆にベンガルらしく遊び好きのベンガルもいるかもしれませんし、さまざまなベンガルがいるでしょう。
ここであげた特徴にあてはまらない子もいるかもしれませんから、その点には注意をして、ベンガルとの楽しいニャンニャンライフを検討してみてください。
まとめ
ベンガルの性格から飼い方まで一挙公開
・性格…温和で甘えん坊です。
・飼い方…ベンガル猫はものすごく活発なため、相当な運動量が必要です。