ロシアのサイベリアンの知られざる歴史とその性格とは

ロシアのサイベリアンの知られざる歴史とその性格とは

シベリア猫とも呼ばれているサイベリアンはサイベリアン・フォレストキャットというロシアからきた猫です。ロシア名はシビールスカヤ・コーシュカといいます。

この猫は東日本大震災の支援のお礼に秋田犬を贈呈し、そのお返しにロシアのプーチン大統領から秋田県知事へ贈られた猫としても有名です。サイベリアンは国際的に人気のある猫なんですね。

そんな魅力的な猫なら飼いたくなる方もいるでしょう。その前に、サイベリアンの知られざる歴史や性格などを知っておきましょう。



 


ロシアのサイベリアンの
知られざる歴史とその性格とは

 


1000年以上前から生息していた


サイベリアンは自然に誕生しましたが、それがいつなのかははっきりしていません。1000年以上前にはシベリアの森に生息していたことだけはわかっています。

シベリアの極寒の中で生活していたので、寒さに耐えられるような厚いダブルコートを持っています。その厚い被毛は、歴史と自然の賜物と言われています。

狩りが上手いことと人懐っこい性格から、古くは狩りの手伝いとしてワーキングキャットに使われていました。

ロシアでは長期にわたって教会や貴族に愛されてきました。ゴルバチョフ大統領やメドヴェーデフ大統領も飼っていました。

 


なかなか国外に出てこなかった


1872年にイギリスで開かれた最初のキャットショーに出て人気を集めましたが、当時のロシアは他国との交流や貿易を制限していたため国外には出ませんでした。

100年後の1987年以降になると、やっと国外に輸出されるようになりました。記録では、サンクトベテルブルグのキャットクラブから輸出されたと言われています。

輸出され始めてからもあまり遠くには出回らず、ドイツやポーランドなどの政治的に近い国やスカンジナビア三国のような地理的に近い国に限られていました。

それから10年ほど経ってから世界に輸出されるようになりましたが、初めて日本にきたのは1999年になってからでした。

 


1980年代からついに計画繁殖


1980年代から、ヨーロッパにおいて計画繁殖が始まりました。今ではあらゆるカラーのサイベリアンができ、いまだに公認されていない色もあります。

ロシアとの冷戦時代があったアメリカへの輸出はヨーロッパより遅れていて、1990年になってから文化交流のために初めて贈られました。

エリザベス・テレルというブリーダーによってヒマラヤン3頭との交換でアメリカに渡ったサイベリアンは、アレルギーが少ないことからすぐに人気が出ました。

1992年にTICAが新猫種の予備登録を行い、1996年には正式に猫種として登録されました。その後は世界各地に輸出されるようになり、現在でもロシアを代表する猫となっています。

 


とても人懐っこい


外見はワイルドで、ちょっと怖そうに見えますが実はとても大人しくて人懐っこい性格です。犬のようだと言われるほど、家族に愛情深く接します。

非常に甘えたがりで、家の中では飼い主のあとをついて歩くほどです。のどを鳴らしながら近づいていき、いつでも甘えてきます。

家族だけではなく、初対面の人にも社交的です。自分から挨拶しに行くことがありますが、逆に敵だと思うと冷淡になるときがあります。

人懐っこい性格で従順ですが、おもちゃの猫のような受動的なものとは遊ばないような、ちょっと気難しい性格でもあります。

 


とても活動的


狩りの手伝いのワーキングキャットとして使われていた過去もあるように、とても活動的で、よく動き回ります。

家庭ではネズミ捕りに活躍するほか、水を怖がらない性質のため魚を捕るために水に飛び込むこともあります。そのため水遊びも大好きです。

犬のような性格もあってか、ボールを投げるとくわえて戻ってくることもあります。よほど疲れているときでなければほとんど一緒に遊ぼうとしてきます。

ジャンプ力もとても高く、ちょっとの柵ならすぐに飛び越えてしまいます。入れたくない部屋や玄関などに柵を付けるときは高さに気をつけましょう。

 


とても賢い


シャンプーを嫌う猫も多いのですが、サイベリアンは水が好きなのと賢いので、シャンプーを習慣にすることができます。長い毛の手入れもしやすくなりますね。

飼い主の言うことをよく聞き、さらに忍耐強いということもわかっています。犬のように芸を覚えたりすることもあります。

猫では珍しく反復学習ができます。例えば、電気コードを噛んでしまうことがあっても、何回もだめだと教えればやらなくなります。

自由気ままなイメージの猫ですが、サイベリアンは名前を呼ぶとすぐに反応してくれます。飼い主の言うことを聞き分けて、人間と遊ぶようになります。

 


アレルギーが少ない


データは少ないのですが、猫アレルギーが出にくいと言われています。アレルギーの原因の「Fel d1」というタンパク質が他の猫と比べるとかなり少ないようです。

ニューヨークで、両親が猫好きだけど子供が猫アレルギーだという家庭がありました。そこでサイベリアンをすすめられて飼ってみたところ、少年にアレルギーは出なかったそうです。

猫アレルギーの友達などが家にきたときでも、アレルギーの症状が出ないのではないかと言われています。これで猫アレルギーの方も安心ですね。

アレルギーが少ないと言っても、アメリカで品種改良されたダブルコートは少し違います。アレルギーのことを考えて飼うときには、ロシアの血筋に近いトリプルコートの猫を選んだ方がいいですね。

 

いかがでしたか。ロシアの代表的な猫であるサイベリアンはすごい昔から生息していて、その実態は未だに分かっていないことも多いようです。しかも日本に渡ってきたのはわずか15年ほど前なんですね。

大柄でワイルドな見た目からは想像がつかないほど活発で人懐っこく、飼い主に対する愛情や従順さは他の猫とはまるで違います。

賢くてアレルギーが少ないので人気はありますが、現在は日本での流通があまりありません。ペットショップにはなかなか置いていないので、海外からの輸入か東京の一部の会社でしか入手できないようなので、いろいろと調べてみる必要がありますね。

 


まとめ


ロシアのサイベリアンの知られざる歴史とその性格とは

・1000年以上前から生息していた
・なかなか国外に出てこなかった
・1980年代からついに計画繁殖
・とても人懐っこい
・とても活動的
・とても賢い
・アレルギーが少ない