ラグドールといえば、大き目の体にふわふわとした長い被毛で有名な猫ちゃんです。目の周り、あるいは耳の周りの茶色いシールポイントや、まるで宝石のサファイアのように美しい青入りの目もとっても特徴的ですよね。
このように非常に高級感のある見た目を持つラグドールですが、猫の品種としての歴史はあまり長くありません。猫の品種として正式に登録されたのは1983年であり、とても新しい品種であることがわかります。
このように新しい品種であるためか、ラグドール猫の性格や育て方のポイントなどはあまり知られていません。でも、ラグドール猫ちゃんは知れば知るほど愛着が増す大変可愛らしい猫ちゃんでもあります。
そこで、今回の記事ではラグドールの特徴をお伝えします。ラグドールへの愛を深めるための材料としてお使いください♪
ラグドールを飼いたい人へ☆
性格や育て方のポイント
ラグドールの性格:①ゆったりと穏やか
大型で長毛種の猫というとその優雅なルックスから、性格もツンケンしていそうと思われがちですよね。ところが、中にはそのような「まさに猫」な感じの猫ちゃんもいますが、ラグドール猫のほとんどは違います。
ラグドールの性格といえば、ツンツンのお坊ちゃま・お嬢様風ではなく、非常に優しくて穏やか、そしておっとりしていることで有名。子供にいたずらされてもあまり怒ることがありません。トラブルが起こってものんびりしており、猫であることを忘れてしまいそうになるほどです。
もちろん、あまりにちょっかいを出せば怒り出しますが、度を過ぎなければとってもおっとりなのがラグドール。多頭飼いにも向いている猫ちゃんです。
ラグドールの性格:②抱っこが好き
猫ちゃんの多くはなかなか抱っこをさせてくれず、猫愛好家をがっかりさせています。でも、ラグドールは違います。抱っこが嫌いなどころか大好きなそぶりを見せ、抱き上げると飼い主の体に自分の体をもたせかけてくるのです。こんなに可愛らしい仕草をする猫、他にあるでしょうか。
抱き上げたときに体をくったりと寄り添わせてくる姿がぬいぐるみを連想させることから「ラグドール(人形)」と名付けられたという説もあります。嫌がるときには抱っこをすべきでないのは当然ですが、他の猫よりも抱っこをさせてくれる寛大さには大感謝ですね。
ラグドールの育て方:①静かな場所を用意
ラグドールはとても穏やかでゆったりとした性格を持つ猫ちゃんです。そのため、騒々しい場所で飼っているとストレスを感じてしまうことがあります。いくら寛大な心を持つラグドールとはいっても、刺激が多い場所に長い期間置いているとストレスを溜めこんでしまうのです。
そのため、ラグドールを飼うためには静かな場所が必要となります。多少にぎやかな環境があったとしても、そこからラグドールが避難できるような場所を作ってあげてください。
ラグドールの育て方:②大き目のグッズを用意
大型猫であるラグドールには、その体格に合ったグッズが必要です。ベッドやトイレ、キャットタワーなど日常使うアイテムには大き目のものを用意してあげましょう。特にトイレが小さいとストレスを感じてしまうようなので、ラグドールの体格に合ったものをチョイスしてあげてください。
ラグドールの育て方:③運動量は少ないけれど・・・
まったりとした性格が知られているラグドール。ベンガルなどの活発な猫とは違い、おもちゃで遊ぶこともあまりしません。たいていはその辺でゴロゴロリラックスするかお昼寝するかしています。
とはいえ、ラグドールにも一定の運動は必要です。そのため、家の中をラグドールが好きなようにお散歩できるようにしたり、キャットタワーなど上り下り運動ができるアイテムを用意したりしてあげましょう。気が向いているときにおもちゃで遊んであげるのもアリです。
ラグドールの育て方:④シャンプーやブラッシングの頻度
猫は基本的には体のグルーミングを自分で行う綺麗好きな生き物のため、人間のような毎日のシャンプーは無用です。が、ラグドールは長毛種の猫。毎日とはいわなくとも定期的なシャンプーをしなくてはなりません。1か月に1度程度の頻度が望ましいでしょう。
また、ラグドールはその性質上抜け毛や毛の絡まりが少ないですが、スキンシップのためにも1日1度のブラッシングをしてあげてください。
いずれにせよ、ラグドールは性格が穏やかなため、シャンプーやドライヤー、ブラッシングのときに大人しくできるのがありがたいところです。
ラグドールの性格や育て方のまとめ、いかがでしたか。
ラグドールはその高級猫としてのイメージとは似合わない、まったりとした性格の持ち主。ちょっかいを出されてもあまり怒ることがないので、小さな子供や子猫がいる家庭で飼うにも向いています。ただ、騒々しい場所にストレスを感じるので、避難できるような静かな場所も必要です。
また、ラグドールの運動量は他の猫のそれと比べて少ないですが、肥満対策のためラグドールなりの運動ができるような場所を作ってあげましょう。お散歩ができるような場所やキャットタワーが望ましいです。
さらに、長毛種の猫であるラグドールには定期的なシャンプーも必要。1か月に1回のシャンプーとドライヤー、1日1回のブラッシングをしてあげましょう。
■まとめ■
ラグドールを飼いたい☆気になる性格や育て方とは?
・ラグドールは優しくて穏やか
・ラグドールは抱っこが好き
・うるさい場所が苦手なラグドール
・ラグドールに運動をさせるには
・シャンプーやブラッシングの頻度は?