カピバラをペットにした時に準備しておいた方がいい7つの事

愛嬌のある顔やその仕草から人気があるカピバラという動物をご存知でしょうか?ブラジルやコロンビアなどの南米が原産の大型げっ歯目科の動物です。

愛くるしい姿からペットにしたいと思う人もいるようですがカピバラはペットとして飼うことができるのでしょうか?

大型の動物ではありますが特に飼うことに許可がいるものではありません。ペットとしては、まだ馴染みのないカピバラを飼うにあたり準備しておくべき7つの事についてまとめてみました。

 


カピバラをペットにした時に
準備しておいた方がいい7つの事

 

温度管理に気をつけましょう

ブラジルやコロンビアのような南米が原産地であるカピバラは暖かい気候を好む動物です。

日本の冬はカピバラにとって厳しい環境です。そのため飼育環境として温度管理はとても大切です。戸外で飼育する場合でも、寒い季節には室内で飼育するなど環境を整える事が重要です。

マンションなどで室内飼育ができれば温度管理はできますが、カピバラの大きさは大人で体長1・2m、体高50cm、体重は65kgにもなるので現実的にはマンションの室内飼いは難しいと言えそうです。

戸外にある程度広い面積の庭があり、防寒対策できる小屋がある飼育環境を用意しましょう。

 

水辺を用意をしましょう

カピバラは南アメリカ東部、アマゾン川流域を原産とする大型げっ歯類です。たわしのような長くて硬い毛に覆われているため水の中でも長い時間過ごすことができます。

前後の足には水かきがついているので泳ぎが得意であり敵から身を守るために5分以上も水中に潜っている事ができます。一日の大半を水辺で過ごし排泄も水中ですることからペットとして飼う場合には小さな池のような水辺を作ってあげましょう。

長時間、陸の上にいると皮膚が乾燥してしまうのうで水は必ず用意してあげましょう。

 

かじる物を用意しましょう

カピバラは大型げっ歯類ですから、歯はとて丈夫で硬い物をかじっていないと歯が伸び続けてしまいます。歯が伸びすぎると噛み合わせがうまくいかなくなり餌を食べることができなくなってしまいます。

歯の伸びすぎを防ぐために自然界では木をかじって歯を研いでいます。ペットとして飼う場合には自然の木の代わりになる物を用意しましょう。またカピバラの赤ちゃんは歯が生えて生まれてくるので小さいうちから飼う場合でも、かじり木は必要です。

木などの硬い物をかじることは歯にとっても大切なことですが、カピバラの遊びやストレス解消にも大いに役立ちます。

 

専門医を見つけましょう

カピバラは大型動物ですが飼育するにあたり特に許可も必要のない動物です。しかし、カピバラをペットとして飼っている方は、まだ少ないですし飼い方の手引書や飼育方法を書いた本もあまり刊行されていません。

そのため初めてカピバラを飼う際には、インターネットなどで情報収集したり、動物園などで飼育の方法についてアドバイスしてもらうことが必要になります。

南米産のカピバラが日本で暮らすには気候の違いの問題もあります。慣れない環境で暮らすうちに病気になってしまうことも考えておかなければなりません。犬や猫ならすぐに近所の動物病院で診てもらうことができます。しかしカピバラを専門的に診ている動物病院は少ないと思われます。

獣医さんでもカピバラのような野生動物の診療が得意な先生がいればよいですが、ほとんどの先生は対応できないでしょう。日頃からカピバラの健康管理はしっかりと行い、万が一具合が悪くなってしまった時はどの病院に連れていけばいいか確認しておくことが大切です。

 

屋根のある小屋を作ろう

水辺が大好きなカピバラですが、天から降ってくる雨にうたれるのは嫌いなようです。動物園での行動をみても雨が降ってくると屋根のある場所にいき雨宿りをしています。

カピバラを戸外で飼育する際には、忘れずに雨宿りができる小屋を作ってあげましょう。寒い時にはそこで温まることもできます。スペース的に小屋を作ることができないのなら、雨よけの屋根だけでも作ってあげましょう。

 

えさを用意しましょう

野生のカピバラの主食は地面に生えている草ですが他には水中の草や果実・木の皮などを食べます。自分の消化能力を高めるために食糞をします。そのおかげで硬い木の枝や草も食べられるのです。

カピバラは一日に3kgもの餌を食べます。動物園などの飼育下では青草・果物・ニンジン・キャベツ・サツマイモ・ペレットなどを与えています。家庭でペットとして飼う場合は野菜・果物・ペレットを用意します。

そのほかにミネラルを補うために鉱塩という塩の塊を与えます。餌を食べたあとは硬い木などをかじり前歯を研ぎます。

 

購入代金を用意しましょう

カピバラをペットとして販売している店は、とても少ないです。犬や猫のようにブリーダーがいるわけではないので手軽に購入できるものではありません。

国内で繁殖させているところがほとんどないため、購入価格は70万円前後になります。カピバラ生体の価格プラス設備費・餌代を考えた金額を用意することができなければカピバラをペットとして飼うことはできません。

カピバラの寿命は天敵のいない飼育下では10~12年と言われています。生涯面倒をみるためには、かなりの金額がかかることを考慮して飼育の検討をすることが大切です。

 

いかがでしたか。愛嬌のある顔と愛らしい仕草に一目ぼれしてしまう人もいるくらいかわいいカピバラですが、ペットとしての歴史はほとんどありません。

そのためカピバラの生態や生息環境・飼育方法などについてはよくわかっていません。カピバラをペットとして飼いたいという方のために用意しておきたい事柄について、まとめてみましたがお役にたてたでしょうか?

あなたとカピバラのペットライフが素敵なものになりますように願っております。

 


まとめ


カピバラをペットにした時に準備しておいた方がいい7つの事

・温度管理に気をつけましょう
・水辺を用意をしましょう
・かじる物を用意しましょう
・専門医を見つけましょう
・屋根のある小屋を作ろう
・えさを用意しましょう
・購入代金を用意しましょう


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