メダカの繁殖をするために知っておいた方がいい事とは

メダカの繁殖をするために知っておいた方がいい事とは

昔から日本の川に多く生息する身近なお魚であり、子供たちのあいだで人気のメダカは、繁殖力の高い生物としてもよく知られています。

ちいさいながらも元気に泳ぎ回る姿がとても可愛らしく、眺めているだけでも楽しいメダカですが、実際に繁殖のようすを観察してうまれてきた稚魚のお世話をすることで生命のしくみにたいする理解をさらに深めることができるでしょう。

家庭で飼っているメダカをじょうずに繁殖させるためには、メダカが安心して産卵できる環境をととのえてあげることが大切です。今回は、メダカを安全に繁殖させる際に気をつけるべき7つのポイントをまとめました。



 


メダカの繁殖をするために
知っておいた方がいい事とは

 


繁殖の時期を把握して産卵の準備をしよう


メダカは一般的に、水温の高くなる春から秋のあいだに繁殖活動をおこない、産卵は早朝から昼にかけての午前中に行われます。繁殖期には、メスのおなかや水草に卵がついていないかこまめにチェックしてみましょう。

メダカは生命力が強く、水温などの条件がそろっていれば活発に繁殖をおこないます。家庭でメダカに産卵をさせたい場合、安全に孵化させることができるように、繁殖期になったら稚魚用の水槽と餌をあらかじめ用意しておくとよいでしょう。

 


水槽内のオスとメスの割合を確認しよう


水槽内にオスがいないと、メスが卵を産めずにためこんで過抱卵病という病気になってしまいます。メスの体に負担のかからないようにしっかりと割合を管理しましょう。メスの尻ひれが尻尾に向かって短くなるのに対し、オスはまっす同じ長さになっているので性別を見分けることができます。

相性が悪くなかなか繁殖してくれない場合もありますので、産卵して増やしたい場合はあらかじめ多めに個体数を用意しておく必要があります。その際も、水槽内の密度が高くなりすぎないように注意しましょう。

 


産卵しやすい水槽内の環境をつくろう


メダカは水草や藻などにくっつくようにして卵を産み付ける習性があります。メスが安心して卵を産みつけやすいように、水槽内には適度に水草をいれてあげましょう。メダカには、とくにホテイアオイとよばれる水草が適しています。
また、メダカは光で季節を判断して繁殖を行うため、日中の水槽への日当たりを確保しましょう。さらに、強い水流はストレスになりますのでエアレーションが強くなりすぎないように調整します。

 


水の温度を調整しよう


メダカは0度近くなると活動を休止して冬眠状態になる習性があるため、冬に繁殖させたい場合は温度調節をしてあげる必要があります。日照時間12時間以上、約20度以上で繁殖を行うようになり産卵するため、ペット用の人工ヒーターやライトを用いて管理をしてあげましょう。

また、頻繁な温度変化はメダカを弱らせ病気のリスクを高めてしまいますので、繁殖に適した健康なメダカを育てるためには一定の水温を保つようにしてください。水替えの際には特に、ストレスを与えないよう気をつけましょう。

 


卵は別の場所に移動させよう


大人のメダカは、産んだ卵を間違って食べてしまうことがあります。そのため、卵が産みつけてあるのを見つけたら念のため取り出して別の水槽に入れておくとよいでしょう。卵はつまんでもつぶれませんが、水草ごと移動させると安全です。

このとき卵をいれておく水のカルキ抜きをする必要はなく、水を清潔に保つことが大切になります。また、ほかの卵にくらべ半透明で濁っているものは無精卵なのでとりのぞきましょう。そのままにしておくと水質が悪化することがあります。

 


卵~孵化までのカルキ濃度に注意しよう


メダカの卵は、だいたい1週間ほどで孵化します。卵には水かびが付きやすいので、毎日水槽のようすをチェックし、こまめに水替えを行いましょう。

ただし、卵はそのままの水道水で大丈夫ですが、卵からかえった稚魚はカルキの入った水のなかでは生きられません。そろそろ孵化するという時期になったら卵の入った水槽の水替えをやめてカルキの抜かれた状態にしておき、稚魚の孵化にそなえます。

 


稚魚はある程度大きくなってから合流させよう


卵から孵化したら、稚魚を安全に育てられる環境をととのえてあげることが大切です。赤ちゃんメダカはまだ弱いため過度の水替えによる変化を避け、密度が高くなり過ぎないようにすることで水質を保ちます。水草があると隠れ家になるため、稚魚がさらに安心できます。

体長1cmほどのまだ小さいうちは、餌と間違えて大人に食べられてしまうことがあります。まだ体が成長途中の一か月ほどは別の水槽に隔離し、大きくなってから大人と合流させるようにするとよいでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。このようにメダカはもともと繁殖力の強いお魚で、野生においては放っておいてもどんどん増えますが、おうちで飼っているメダカをできるだけ安全に・確実に繁殖させるためには飼い主が手を加えてサポートしてあげることが必要です。

とくにメスに負担がかかったり、病気などになるべくかからないよう、暖かい繁殖期にはメダカのようすを注意して見守ってあげるようにしましょう。かわいい赤ちゃんメダカの成長を卵からたいせつに見守ることは、きっと貴重な体験になるはずですよ。

 


まとめ


メダカの繁殖をするために知っておいた方がいい事とは

・繁殖の時期を把握して産卵の準備をしよう
・水槽内のオスとメスの割合を確認しよう
・産卵しやすい水槽内の環境をつくろう
・水の温度を調整しよう
・卵は別の場所に移動させよう
・卵~孵化までのカルキ濃度に注意しよう
・稚魚はある程度大きくなってから合流させよう