ウーパールーパーの飼い方で知られていなかった7つの事

ウーパールーパーの飼い方で知られていなかった7つの事
1980年代に一躍人気者となっていたウーパールーパー。はじめて見たときに「一体なにものだ?」と思った人も多いはず。このウーパールーパーの正式名称は「メキシコサラマンダー」、別名「アホロートル」といいます。

知っていましたか?名前の由来!

そもそも、このウーパールーパーという名前は、日本のあるプロデューサーが「スーパールーパー」という名前で登録商標をして売り出そうとしたらしいのです。

ところが「スーパー」を付けた商標は多くて、登録の審査に時間がかかるため少しでも早く登録されるように、「スーパー」の「ス」を「ウ」に変えて「ウーパー」に変えて、「ウーパールーパー」として登録したというのが、由来です。

そんなまだまだ知られていなかった情報も含めてウーパールーパーの飼い方をお教えします。

「ウーパールーパー」という名前の響きもいいですが、なんともいえない愛嬌のある姿が可愛いですよね。そんなウーパールーパーを飼育しながら、毎日癒されましょう。



 


ウーパールーパーの飼い方で知られていなかった7つの事

 

 


ウーパールーパーについて知っておこう


ウーパールーパーの和名は、“メキシコサンショウウオ”または“メキシコサラマンダー”といいます。名前のとおり、メキシコのソチミルコ湖のあたりに生息しています。

同じメキシコのスムパンゴ湖や、チャルコ湖、テスココ湖にも生息していましたが、埋め立てによって消滅し、ウーパールーパーの数も減っている状況です。開発や水質汚染などがすすんでいるので、ソチミルコ湖にいる生物たちにも影響を与えています。

現在は、人工飼育でペットショップなどで購入できます。このとき頭に入れておくことは、ウーパールーパーは20~30㎝位まで成長するということです。

ウーパールーパーはカエルと同じような両生類で、卵から孵化するとオタマジャクシになり、やがて手足が出てきてエラのひらひらもわかるようになります。

(同じ両生類でもカエルとの違いは、カエルは成長するとエラ呼吸から肺呼吸に変わるので陸地に上がれますが、ウーパールーパーは成長してもエラ呼吸のままなので両生類でも一生水の中での生活になります。)

ペットショップなどに置かれているのは、おそらく、まだちっちゃな子供なので、ずっとちっちゃいままではないのです。そういう事も考えて、水槽の選び方から考えていきましょう。

 


水槽の選び方


ウーパールーパーを飼育していくのに、一番の基本となるのが水槽選びです。成長すると30㎝位にはなると想定して選びます。

ショップに置かれているウーパールーパーはほとんどが子供なので、30㎝位の水槽でいいかと思いがちですが(途中で買い替える予定の人以外は)、大人になった時に水槽の中で余裕で動けることを考えて45㎝以上の水槽を選んだほうがいいです。

ウーパールーパーは、遊泳しますが、たいてい底を歩きまわる生活をしているので
高さは必要ありません。見つかれば、低めのランチュウ用の水槽がちょうどいいぐらいです。

古い水槽ならそのまま使用できますが、新しい水槽を使用する場合、先に水槽の立ち上げの準備をしておきます。

簡単にいえば水槽内を安定させて、魚たちが住みやすい環境を作っておいてあげるということでしょうか。

そのために、水槽内にろ過装置やポンプやヒーターなど必要なものをセッティングして、水を張った状態で電源を入れて2~3日水を循環させます。最初は白く濁っていますが、だんだん透明になっていくと思います。

そうやって水が安定してきたらウーパールーパーを購入します。

ウーパールーパーを水槽に入れる時は、セットした水槽の水温に合わせるために(酸素の入ったビニール袋に入れてくれると思うので)袋のまま30分程水槽に浮かべてから、水槽内にそっと放してあげます。

 


水槽以外に揃えておきたい物


◎『カルキ抜き』水槽に入れる水道水の塩素を中和させるため。

◎『エサ』専用フードが無い場合・・・ウーパールーパーは、ほとんど水槽の底にいるので沈下性のもの(コリドラスやナマズなど)が便利です。

◎『エアーポンプ』もちろん、水の中に酸素を送り込んであげるため。

◎『ろ過器』酸素を循環させながら水をきれいにします。

◎『ピンセット』食べ残しや食べカスなどを取り除いたり、エサを直接与えるときにも便利です。

◎『植木鉢や土管など』隠れ家として置いてあげるとストレスの緩和にもなります。

◎『底砂』敷く前によく洗ってください。エサと一緒に飲み込んだりするので、吐き出しやすいように細かい砂か、飲み込めないサイズの玉砂利などにします。誤飲が心配なら敷かなくても大丈夫です。

◎『ヒーター』比較的寒さには強くて、水温は5~25℃の範囲で大丈夫です。それでも低水温が気になるならヒーターを使用してもいいですが、逆に水温が28℃でも熱いと感じるので、高温に弱いので夏場などに水温が上がったら冷却ファンなどで水温が安定するようにします。

 


ウーパールーパーのエサ


ウーパールーパーのエサについてもう少し補足しておきます。ウーパールーパーがもともと食べているのは、小魚や昆虫、エビなどの甲殻類、などです。

飼育するにあたって人工飼料を与えてもなかなか食べてくれないときは、市販されている冷凍アカムシやイトミミズなどを与えながら人工飼料に慣らしていきます。

冷凍のものでは、ほかにもミジンコやプラインシュリンプ、ピンクマウスなどいろいろな種類があります。

生のエサも食べます。マグロやエビなど刺身をウーパールーパーの口に入るぐらいの大きさにして与えます。

水槽に大量に入れると食べ残しによって水を汚す原因となりますので、食べきれる量だけ入れます。

生き餌では、メダカやコオロギなどです。しかし、生き餌は寄生虫に気をつけなければなりません。寄生虫や生き餌を与えることに抵抗のある人は無理に食べさせなくてもいいですよ。

慣れてくると、ピンセットでエサをウーパールーパーの口元に近づけると、直接口に入れて食べてくれるようになります。そうしてくれると楽しいですね。

 


ウーパールーパーの繁殖を試みる前に考えること


ウーパールーパーのオス・メスがいたら、一度繁殖に挑戦してみたいという思いも出てくるかもしれません。

それがいけないとは言えませんが、繁殖をする前にきちんと整理しておかないといけないことがあります。

ウーパールーパーは一回に数百個の卵を産みます。考えないといけないことは、もしもその卵が孵化して上手く育ったとして、すべてのウーパールーパーを管理できるかどうかです。「飼えなくなったらどこかの池や川に放せばいい」と思うのは間違いです。

もともとメキシコの湖に生息しているウーパールーパーは「外来種」として分類されます。日本の自然にいる生態系に影響を与えるので、「いらない」といって安易に川や池に放すことはしてはいけません。

そのためにも繁殖させることも慎重に考えてから決めなくてはならないのです。今はインターネットやオークションなどで里親を探したりもできるようなので、あらかじめ調べておきましょう。

 


ウーパールーパーを繁殖させる


ウーパールーパーは、ほぼ19㎝を超えると繁殖が可能になります。繁殖時期は12月から4月頃です。

通常は、夏から秋に季節が変わり水温が下がり始めた頃にオスとメスを別々に飼育しておきます。

そして冬から春に季節が移り水温が上がり始めた頃にオスとメスを一緒にすると自然と産卵が始まります。

人工的に繁殖しやすい環境を作ってあげるためには、冬の寒さを体感させる必要があります。

まず、オスとメスをしばらくの間、別々にしておきます(そうすることで、繁殖しやすい状態をつくります)。

それからオスとメスを一緒にして冬の寒さを体験させてあげるために水温を5~10℃ぐらいで過ごさせます。

そして寒さを数週間体験させたら徐々に水温を15~20℃にしてあげます。

卵を産む場所として、エアチューブや水草、やわらかなディスプレイなどを準備しておくと、水温があがり始めたころに産卵します。

産卵時期に入るまではメスのエサのバランス、栄養補給は大事なのでしっかり与えるようにしてください。

産卵が始まったら、オスを別の容器に移します。それからメスが落ち着いてきたらメスと卵も別々の容器に移します。

 


ウーパールーパーの驚くべき再生能力


ウーパールーパーを2匹以上で飼育していると、共食いという現象が起こったりします。よくある、なわ張り争いやけんかではなく、ウーパールーパーは視力が弱いので、自分の前で動くものに反応しエサだと思ってしまいます。

それが仲間の手や足だとしても口に入れてしまうのです。

しかし、驚くことにウーパールーパーにはトカゲと同じように再生能力があるのです。たとえ手や足、しっぽまで無くなっても10週間もあれば再生するそうです。

でも、だからといって無理な混泳はウーパールーパーにとってストレスとなりますし、完全にもとに戻るとは限りません。

幼少期はとくに共食いが多いので注意しなければなりません。共食いを避けるために単体で飼育するのが一番いいのですが、無理なら最低限の共食い防止策として、水質管理をきちんとする、出来るだけ空腹にさせないようにする、土管など隠れ家のようなものを水槽に入れてあげることなどです。

 

いかがですか。ウーパールーパーの正しい知識や飼い方を、少しは理解していただけましたか。最後に、一般的にペットショップなどで見かけるウーパールーパーの種類をお伝えします。

◎ホワイト(黒目)・・・ピンク色がかかった白色です。

◎アルビノ    ・・・乳白色。目には色素が無いので血液で赤目に見えます。

◎ゴールデン   ・・・目はアルビノと同じ赤目です。全体的に黄色い色をしていて最も美しいウーパールーパー。

◎マーブル    ・・・ウーパールーパーの中でも野生の色に近い。両生類愛好家から人気がある品種です。この同じマーブル同士で繁殖させると、様々なタイプのウーパールーパーが生まれるようです。それも楽しみですね。

◎ブラック    ・・・幼生の頃から黒色のまま成長します。ブラックは同じブラック同士を交配させて生まれるので、少し入手困難な品種です。

◎ブルー     ・・・ブラックとは色素が薄めです。入手困難でネットでも売り切れやすい品種です。

どのウーパールーパーがやって来ても、いつでも可愛い姿で癒してくれるように愛情をいっぱい注いで育てましょう。

 


まとめ


ウーパールーパーの飼い方で知られていなかった7つの事

・ウーパールーパーについて知っておこう
・水槽の選び方
・水槽以外に揃えておきたい物
・ウーパールーパーのエサ
・ウーパールーパーの繁殖を試みる前に考えること
・ウーパールーパーを繁殖させる
・ウーパールーパーの驚くべき再生能力