猫が散歩好きになるために試してほしい7つの事

猫が散歩好きになるために試してほしい7つの事

家飼いの猫ちゃんと言えば、お家の中の、陽のあたる、または、風通しの良い、その季節一番快適な場所を見つけては、まったりお昼寝している、というイメージです。

また、外のノラちゃん達もめいめいの縄張りで、それぞれが好きな恰好、好きな時間を、自由に過ごしているものという印象です。

また、飼い主さんに媚びることなく、一定の距離を保ちながら、気ままに自分が甘えたい時に甘え、時にはプイッとソッポを向いて、人間の思い通りにはいかないもの、それが猫ちゃんだと思います。

しかしながら、猫ちゃんの気持ちを尊重し、また、上手に導いてあげる事で、犬の様にリードとハーネスを着けて、一緒にお散歩してくれるそうです。では、その方法を考えてみましょう。

 


猫が散歩好きになるために
試してほしい7つの事

 

まずは、リードやハーネスに慣れさせましょう

そもそも、猫ちゃんは、犬と違い、リードやハーネスを装着される事に慣れていませんし、抵抗する子も多いものです。決して無理強いはしないでください。

猫ちゃんを散歩させる際のリードの長さですが、1m以上、出来れば1.5~2m位が適当でしょう。

あまり長すぎると、ハーネスが抜けそうになったときにコントロールが、できなくなりますので、注意して下さい。また、短すぎても、猫の俊敏さについていく事が出来ないという理由から、ハーネスが抜けやすくなってしまう心配があるのです。

次にハーネスですが、一般的な小型犬用ハーネスを2本繋いだぐらいがちょうどよい長さだそうです。まずは、猫ちゃんをハーネスに慣れさせましょう。

ハーネス装着に慣れる方法としては、まず、家の中でハーネスをつけて普段の生活をしてみる事です。その際、注意深く観察して欲しいのが、どの様な状況でハーネスが抜けてしまうかのチェックする事です。

猫ちゃんが、ハーネスに慣れ、ハーネスが装着されていても、抵抗なく過ごせる様になるのを見計らって、やっとリードを装着してみる時が来る訳です。

それでも、まだまだ、戸外に出る事は出来ません。猫ちゃんが、ハーネスとリードを装着する事に慣れて、更には家の中を散歩して、動きの確認を十分にしてあげて下さい。

おそらく猫ちゃんの場合、犬とは違い、縦方向や急な方向転換をする事が考えられます。それら、どの様な動きにも対処できる様、飼い主さんも十分に慣れておく必要があるのです。

ハーネスの扱い方のポイントですが、ハーネスが脱げてしまう時というのは、頭の方からがほとんどです。しかも、一瞬の事ですので、気を抜く事は許されません。

リードがピンと張っている時には必ず地面と垂直になるように持つという事を意識してみて下さい。

頭から脱げないようにと、リードを後ろ方向に引っ張っる飼い主さんもいらっしゃるでしょうが、猫ちゃんがリードを嫌がる時は、どこを向いていようと、くるっと方向転換し簡単に脱いでしまいますので、この「リードは地面と垂直に」というポイントは是非、守ってみて下さい。

 

無理矢理は絶対禁物です

勿論、よちよち歩きのあまり小さい赤ちゃん猫ちゃんは、お散歩は控えて下さい。

また、猫ちゃんの気が進まないのに、無理矢理外につれていく事もNGです。「初めてだから仕方ないよ、出てみれば案外楽しんでくれるかも知れないし…」なんて、人間のエゴを押しつけてはいけません。お外に興味がある猫ちゃんなら、お散歩させてあげよう位の気持ちでいてあげて下さい。

比較的好奇心旺盛な子供の時期にお散歩を教えてあげると、スムーズに覚えてくれるそうですが、大人になった猫ちゃんを無理にお散歩に連れ出そうとすると、パニックを起こしてしまう事もありますので、それは、思わぬ事故の元、決して無理強いはしないで下さい。

 

初めてのお散歩は、軽い気持ちで!

はじめて外へ連れ出す時、猫ちゃんが、あまりにも緊張し、怖がっている様なら、その日はやめておきましょう。猫ちゃんの様子を見ながら、気分が乗っている時に、改めて仕切り直しです。

また、スムーズにお外に出られた猫ちゃんであっても、初めてのお散歩は、1~5分ほどを目安に終了するようにしましょう。

また、念のため、はじめてお散歩する猫ちゃんは、抱っこしたままお散歩し、なるべく周囲の状況・景色を覚えさせてあげるのもポイントです。その際に、抱っこしたままのお散歩で、外を怖がらないようであるなら、そっと地面に降ろしてあげましょう。

 

人間に慣れさせておきましょう

自宅から出たことがなく、飼い主さん以外の人や動物を見た事のない猫ちゃんには、お散歩を始める前に、知人を家に呼んでみるなどして、飼い主さん以外の人にも慣れさせておく準備が必要です。

お外に出れば、見た事のない風景、人、物、動物、様々なものと遭遇します。いつも見慣れた、家の中の風景だけ、家族だけしか知らない猫ちゃんにとって、いきなりの光景は、不安が多いはずです。予備知識をつけさせてあげましょう。

 

お散歩コース中の避難場所の確保をしておきましょう

散歩コースには、できるだけ猫ちゃんが、かくれる事の出来る場所が多いところを選んであげましょう。

当然ですが、お散歩中には、知らない人や犬、車など、様々な出会いが待ち受けているものです。

猫ちゃんが不安になる事も多いでしょう。そんな時、すぐに隠れることのできる、または、避難できる場所があれば、猫ちゃんも安心してお散歩できるのではないでしょうか。

 

猫ちゃんの活動フィールド内で散歩しましょう

最初は家の外に出るだけにしましょう。決して、いきなり家から離れた場所にいかない事がポイントです。

そして猫ちゃんの様子を見ながら、少しずつ距離を伸ばしていく様にしてあげて下さい。

猫ちゃんの行動範囲というものは諸説あるようですが、広くても1.5km位と言われています。また、メス猫の場合は、さらに狭くなるという事です。

 

猫ちゃんの都合に合わせたお散歩スケジュールを!

ひょっとすると猫ちゃんも、一度外でのお散歩の楽しさを覚えてしまうと、いつでも行きたくなってしまうということも少なくはありません。

昨日は連れていってくれたのに、今日は行けないよと言っても猫ちゃんに理解できないのは当然です。

飼い主さん側の都合で散歩に行けない事は、猫にとってストレスになってしまうかも知れません。決して飼い主さん主導ではなく、猫ちゃんの為の日課として散歩をする!という位の覚悟は必要です。

つまり、飼い主さんの気まぐれで、一度散歩をさせてストレス発散させてあげようなどと軽い気持ちで始めた事が、猫ちゃんにとっては、とても楽しい経験だったのに、飼い主さんの都合で外に出られない日が続いてしまったりすると、お散歩出来ないストレスが猫ちゃんを苦しめてしまう場合もあるということを覚えておく必要があるのです。

 

いかがですか。つまり、猫ちゃんが散歩好きになるには、飼い主さんと猫ちゃんとの信頼関係が構築されていることがとても重要なのです。

飼い主さんが猫ちゃんの名前を呼んでも、猫ちゃんが全く知らんぷりするようであれば、外での一緒の散歩は無理です。

また、出来る事なら戸外を自由にかけ回りたい犬とは違い、餌さえ確保できるのなら一日中を家の中だけで過ごしても、ほとんどストレスなど感じないというのが猫ちゃんですので、逆に言えば、お散歩が絶対に必要かと言えば、そうではないという事もできる訳です。

ただ、もし、気まぐれでマイペースな猫ちゃんが、一緒にお散歩してくれるなら、そんな楽しい事はないだろうなと、沢山の猫好きの方々は、思っている事でしょうね。

 


まとめ


猫が散歩好きになるために試してほしい7つの事

・まずは、リードやハーネスに慣れさせましょう
・無理矢理は絶対禁物です
・初めてのお散歩は、軽い気持ちで!
・人間に慣れさせておきましょう
・お散歩コース中の避難場所の確保をしておきましょう
・猫ちゃんの活動フィールド内で散歩しましょう
・猫ちゃんの都合に合わせたお散歩スケジュールを!


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