外出中や家事をしているときなど、放し飼いのペットから目を離さなければならないときは数多くあります。その間にペットたちがどんな行動をとっているか、なんとなくはわかっていても一挙一動完全に把握し、その安全を保証することはできないですよね。
かといって狭いゲージに入れっぱなしはかわいそう。
そんなとき、愛するペットが危険な目にあわないように、防護策としてペットゲート、いわゆるペット用フェンスがあります。ペットゲートを使うことで、かわいいペットをどのように守ることができるのか知り、自分の飼育環境と照らし合わせてみましょう。
ペットゲートをすることで
ペットを危険から守れる7つの理由
玄関からの脱走を防ぐ
室内で放し飼いにしていると、犬や猫はご主人の帰宅を喜んで玄関に迎え出たりすることがあるでしょう。それだけの理由で玄関まで来るのなら良いですが、ちょっと外にでてやろうと、脱走を企てるペットもいます。
現に、ちょっとドアを開けた隙に脱走され、近所で迷子捜索されている子たちも少なくありません。
飼育者の責任として、玄関周りをブロックすることはペットの安全を守ることに繋がります。
階段も危ないポイント
ワンフロアの部屋なら良いですが、一軒家やロフトのある部屋で生活をしている場合、階段も危険な環境になることがあります。
ペットがまだ幼いときや、高齢で体に支障をきたしているときなどは、階段から落ちてしまったり、高いところに登るだけ登って、降りられなくなったりすることがあります。
大人の健康な状態であれば運動にちょうどいいスポットですが、年齢や状態によってはガードしておいたほうが良いでしょう。
キッチンへの侵入防止
人間の食事を準備しているときは、食材が床に落ちることもありますし、熱い油がはねることもあります。うっかり包丁を落としたりしたら一大事では済みません。
備蓄食材をおいている場合、興味を持ったペットがかじって食べてしまうかもしれませんし、ペット用のフードをおいていると、いたずらしていつの間にかカリカリと盗み食いをすることも。危険と誘惑が多いキッチンには入れないようにしておくと安心です。
窓やベランダからの転落防止
部屋の空気の入れ替えをするために窓を開けたとき、網戸があるから大丈夫かな、と思っても、ペットは簡単に開けてしまうことがあります。器用な子っていますからね。そうでなくても、網戸は破られてしまうことも多々あるのです。
ベランダも、洗濯物を干しにでた隙を見て脱走されることがあります。
ペットによっては、ベランダで遊びながら勢いづいて向こう側へぽーん、といってしまうかもしれません。高さによっては笑い事ですまなくなります。前もって外への道は絶っておきましょう。
お風呂場も意外と危ない
浴槽にお湯を張っているときに、ペットがお風呂場に入ってお湯に落ちて大慌て、という映像を目にしたことはあるでしょう。落ちたペットが大急ぎで出てきているから面白映像になりますが、手がすべって出てこれなかったりすると溺れてしまう危険があります。
自動給湯器が浴室の低いところに設置されている場合、ペットが押してしまう可能性もあります。
熱湯などがでると大変です。お風呂に入るのは、飼い主と一緒のときだけにできるよう、ペット単独での入浴はさせないようにしたほうがよいでしょう。
室内迷子をさせない
小動物を飼っていて、室内に放しているときには、好きに遊ばせているととんでもないところに入っていってしまい、見つからなくなることがあります。モノが何も無い部屋というのは、ペット部屋以外にはなかなかないでしょう。
棚の隙間や押入れなどの入られては困るところに、彼らはなぜか入りたがるものです。
そういったところの前をふさぐか、ペットゲートで囲ったところだけで放すか、迷子にさせない策が必要です。
場所限定で自由にさせられる
あちこちペットゲートを設置すると、人間の生活もちょっと不自由になります。
目の届かないときだけ、安全圏をつくることも可能です。ひとつの部屋だとしても、いない間はソファには乗って欲しくないとか、フローリングの上だけで自由に遊んで欲しいとか、そんなときはペットゲートで囲った空間だけに放しておきましょう。
ペットにも危険が及びませんし、主人のあなたも安心です。
いかがでしたか。ペットの大きさによっても危険な場所は変わってきますが、ペットゲートを設置することで危険を防げるサイズの動物であれば、導入して損するものではないでしょう。
全部の箇所に定置しなくても、置くだけタイプのものを使えば必要に応じて移動もできます。
ペットも飼い主も安心して暮らせるように、危険から守って安全な毎日を過ごしたいですね。
まとめ
ペットゲートをすることでペットを危険から守れる7つの理由・玄関からの脱走を防ぐ
・階段も危ないポイント
・キッチンへの侵入防止
・窓やベランダからの転落防止
・お風呂場も意外と危ない
・室内迷子をさせない
・場所限定で自由にさせられる