熱帯魚の飼育しやすい種類から上級編までお教えします

熱帯魚の飼育しやすい種類から上級編までお教えします

ニモブームからだいぶ時間がたったとはいえ、熱帯魚を熱愛する人は後を絶ちません。仕事で疲れた帰り道、ふと目にした熱帯魚の水槽に目を奪われたあげく、水槽一式数十万の買い物をしてしまったサラリーマンは、バブルがはじけた昔も今も相当数いるようですね。

なぜか普段は全く興味もないのに、ふいに出会ってしまうとその魅力に取り付かれてしまう人が多い熱帯魚。犬や猫に比べて飼育はそんなに難しくはありませんが、細かいケアは相当神経を使います。

今回は熱帯魚の飼育しやすい種類から上級編までたっぷりとお教えしましょう。

 


熱帯魚の飼育しやすい種類から
上級編までお教えします

 

まずは水槽を選ぼう

水槽と一口に言っても、丈夫で比較的値段の安いプラスチック水槽、上級者向きの大きなサイズに最適なアクリル水槽、透明度がやはりバツグンのガラス水槽などがあります。

女性の場合なら持ち運びに便利なプラスチック水槽もオススメです。水を入れた水槽はかなり重たくなりますから、掃除や部屋の模様替えにはかなり苦労するはずです。

始めて熱帯魚を飼育するのなら、60センチ程度の大きさの水槽セットがお手頃です。水量も十分にありますし、女性でもとても管理のしやすいサイズと言えます。

水を入れると想像以上に重くなりますので、地震など思わぬ事故を防ぐためにも専用の水槽台を使ったほうが安心です。

 

熱帯魚を育てる環境を整えよう

水槽や器具を洗う場合、石けんや洗剤は絶対に使わないようにしましょう。少しでも成分が残っていると熱帯魚にとって命取りになりかねません。

水槽をセットして、器具類を洗ったら、底砂を敷いてオートヒーターとフィルターをセットしましょう。水を入れる前にコンセントやスイッチ類は絶対に入れないようにしてください。

最後に水槽に水道水を入れます。水道水には熱帯魚にとって害になるカルキが入っていますから、中和剤を使うとよいでしょう。

しかし中和剤を使わなくても水槽に水道水を入れたまま一日ほど放置しておくと、ほとんどのカルキは自然になくなります。これを汲み置き水といいます。

上級者たちが繊細な熱帯魚を飼育する時には、中和剤は使わずにこうした方法で飼育水を用意することが多いのです。

最後にオートヒーターとフィルターをコンセントに差し込めば熱帯魚の環境は準備完了です。

 

熱帯魚を入れるポイントを知っておこう

ショップで熱帯魚を購入すると、酸素と共に袋に詰めて渡してくれます。自宅に持ち帰ったらまず、袋のまま飼育水槽の水に1時間ほど浮かせて下さい。

水の生き物は水温の変化にとても弱いので、最初にしっかりと水温を合わせることが大切です。

水質を合わせるのも大変重要です。袋の中に水槽の水を4分の1ぐらいづつ入れて、しばらく時間をおきます。これを繰り返しながら2~3時間くらいかけて水槽の水に慣らしましょう。

丈夫な種類の熱帯魚であれば、こうしたやり方で新しい環境にも元気に順応してくれるはずです。

 

餌はあげすぎないようにしよう

熱帯魚にとって一番快適なのは、どこからともなく自然に住みつき、飼育水をきれいにしてくれる濾過バクテリアの働きが多い事です。

しかし、その濾過バクテリアがたくさん増えるには水槽をセットしてから数週間以上かかります。その間は絶対にエサをあげすぎないようにしてください。

初心者はついつい食べるだけあげてしまいがちですが、熱帯魚の健康のためにはしばらくは足りないぐらいがよいのです。間違ってもエサが残るほど与えてはいけません。

熱帯魚の飼育が成功するか失敗するかは、実はエサやりがもっとも大きな鍵を握っています。熱帯魚を飼育する上で、一番重要で、大切なのはエサやりなのです。

 

おすすめの熱帯魚

■ベタ

ビロードのようなゴージャスなブルーやオレンジ色のベタ。一匹でもその存在感は水槽では圧巻です。ゆったりとなめらかな泳ぎ方は、見ているだけで贅沢な気分になります。

初心者から上級者まで、世界中の多くの人々に愛され続けている魚です。

■グッピー、プラティ

元気に群れて泳ぎ回り、値段も安価で丈夫です。小さくて可愛くて美しく、小さな水槽でも飼育できます。

餌もなんでも食べます。しかも、魚でありながら卵ではなく稚魚が産まれてくるという珍しい魚です。

初心者には飼いやすい素晴らしい熱帯魚です。ほどよい流れと新鮮な飼育水を好みます。

■シルバーエンゼルフィッフュ

熱帯魚の代名詞となるほどポピュラーな熱帯魚です。背びれや尾びれにそれぞれ長く、やや縦長で厚みのない体型がエンゼルフィッシュの特徴です。

泳ぎが非常にゆったりとしていてその姿がエンジェルに例えられ、この名がつけられています。やや上級者向きです。

■イエロータイガーシュリンプ

水槽内に程よくアクセントになるのが、この手のエビちゃん。シュリンプ系です。なかでもイエロータイガーシュリンプは、透明感あるイエローのボディがとても美しく、水槽内を華やかにしてくれます。

 

いかがですか。飼えば飼う程、魅力に取り付かれる熱帯魚。でも、あれもこれもと熱帯魚の数を増やすのは要注意。まずは飼育しやすい魚から数匹程度を選んで水槽で飼ってみましょう。

あまりあれこれと欲張って水槽に入れると、病気や喧嘩の元になります。熱帯魚は狭い空間では自由に泳ぐ事が出来ません。適当な量でゆったりとした環境を作ってあげる事が良い飼育の秘訣なのです。

少し慣れて来たら、つがいの魚から子供を増やしてみても良いでしょう。熱帯魚の飼育は極めれば極める程奥が深くなっていきます。

時間を忘れ、魅惑の癒し空間を自分の手で作れる、熱帯魚はあなたにストレスフリーな時間をプレゼントしてくれるはずです。

 


まとめ


熱帯魚の飼育しやすい種類から上級編までお教えします

.まずは水槽を選ぼう
.熱帯魚を育てる環境を整えよう
.熱帯魚を入れるポイントを知っておこう
.餌はあげすぎないようにしよう
.おすすめの熱帯魚


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